最近は中国語の勉強の時間を作るために、お風呂では中国ドラマを見ています。アプリを使うと最新のドラマを見放題というのが中国のすごいところ。
ちゃんとしたアプリなので、違法ではありません。
で、今日気づいたんですが、いま見ているドラマは9話分までしかなくて、ネットで調べたら42話もあります。要するにまだ始まったばかりのドラマでした。明日9話目を見たら、1週間待たないと次を見れないわけです。
全然いいんですけどね。
ドラマの舞台は北京。それだけでもちょっとワクワクするし、「これどこだろう?」と思うような場所だらけ。北京を知っているようでまだまだ知らないという事実。知らないということにワクワクできる自分はけっこう好きです。
ちなみに言葉は5%くらいしか聞き取れません。でも中国語の字幕があるので、なんとなくわかりますし、ドラマなので雰囲気で掴めます。
いま見ているのは「赛小花的远大前程」恋愛コメディという分類なのか。地方から出てきた同級生が何やかんやあって、一緒に暮らし始めて、そこに元同僚も加わって男女2人ずつのシェアハウス状態のマンションが舞台。
日本のドラマを見なくなってからどれくらい経つのでしょう。きっと日本のドラマのほうが出来はいいです。でもなぜか見入ってしまいます。言葉を追って集中しているからかもしれません。
こういうドラマを見ると、自分の単語力の無さを痛感します。
語学は結局のところ語彙力です。それは日本語でも同じことが言えます。こういう物書きの仕事をしていると、自分の語彙力のなさを本当に痛いほど感じてしまいますが、外国語となるとさらにアップします。
数年後には自動翻訳がさらに精度が高まって、同時通訳でもできてしまうらしいのですが、いまの翻訳技術を見ているとあまり期待できません。しかも翻訳でできるのは会話であってコミュニケーションではありません。
言葉というのは間というものがとても大切です。これは日本語だけではありません。間をうまく使えれば、英語の出来ないわたしでも、アメリカ人から笑いを取ることも出来ます。
どれだけ翻訳能力が上がっても、わたしが生きているうちに間を考えた翻訳機まではできないでしょう。
翻訳でできるのは、相手が何を言いたいのかを理解すること。自分が何を言いたいのか理解してもらうということだけです。人間は言葉をリズム良くキャッチボールすることで、お互いの距離を縮めます。
そういう意味では、翻訳家の仕事は数年のうちに激減しますが、個人が外国語を学ばなくていいという時代は永遠にやってこないのではないかとわたしは考えています。
言葉は文化でもあります。知らない国の文化を学ぶためにも言語の習得は必須です。
でもわたしは中国語でペラペラに喋れるようになりたいわけではありません。むしろ聞き取りさえできればそれでいいかなと。相手が何を思って、何をしたいのかを理解すること。あとはそれに対してリアクションすればいいだけです。
人間には2通りのタイプがあります。自らアクションを起こすタイプの人と、誰かのアクションに対して行動を起こすリアクションタイプの人。わたしは明らかに後者です。少なくとも会話のキャッチボールでわたしから球を投げることはほとんどありません。
始めての人にどんどん質問する人ってすごいなと思います。わたしは始めての人に対して、どんな質問をしていいのかまったくわかりません。「何か質問ありますか?」と言われると、いつも「多分大丈夫」と答えるタイプ。
個人に対して、興味がないわけではありませんが、どこまで聞いていいのかわかりません。失礼のないようにと思うと簡単には質問できません。
お笑いで言えばわたしはツッコミで、ボケてくれないと言葉を出せないわけです。まぁフリがないとボケもできないのでしょうが。
わたしもボケに憧れた中学時代がありましたが、どう考えてもボケではありません。常識的なことしか思いつきませんし、何もないところでボケることも出来ません。どうも根が真面目なようで。
文章で笑いを取ることはやろうと思えばできますが、文章は瞬発力がいりません。
こう書けば相手の反応がどうなるかを考えてから、文章にすることができます。ところが会話をする場合は、そうはいきません。間を逃すと面白い言葉も面白くなくなってしまいます。
間を逃すとただの空気を読めないやつになりかねません(それはそれでいいのですが)。
英語と中国語。少なくともこれだけは相手の要求がわかるようになっておきたいところです。完璧でなくてもいいので、頭が?マークばかりにならない程度には身につけて起きたいと思うわけです。
まだまだ先のことですけどね。
高校時代に3年で理系クラスになるまでの2年間で、英語でオール赤点を取り続けた語学力に対するセンスなさは、この歳になっても健在です。本当によく万里の長城マラソンの日本事務局をやってるなと思います。
マラソンと同じで、コツコツ続ければきっと上手になると信じています。
どこかのタイミングで北京に短期の語学留学してみたいなと考えていますが、それはまた別の機会にお話しましょう。
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