実家のある松山に行くのは、いつも成田空港からジェットスターを利用しています。成田空港までは遠いのですが、航空券の往復代がまったく違うので。
今回もそのつもりで成田空港まで行ったのですが、その日は成田空港の滑走路が凍結してJALの飛行機が脱輪したこともあって、その煽りを受けて運休とのこと。
ただ、今回の帰省は翌日に法事があったので、可能な限りどうしても松山に行かなくてはいけません。
こういうとき、わたしの頭の中がどうなっているのか。ニーズがあるかどうかは分かりませんが、記憶が新しいうちに書き出しておこうと思います。
まず、運休がわかったときにしたことは深呼吸。想定外のことが起きたときにすべきことは「落ち着く」ことです。心拍数が落ち着くまで呼吸を整えます。
想定外のことが起きたときに、まず冷静になる。言葉にするのは簡単ですが、実際に行えるかどうかは別問題です。ときどき周りの人に怒りをぶつけている人がいますが、あれはみっともない。
心拍数が落ち着いたら次に、実家に連絡を入れました。予定通り到着しないことの連絡と翌日の何時までに到着していればいいのかの確認。
いつまでに到着していればいいのかがわかれば、次にすべきこと「どうやって松山に行けばいいのか」ということです。
・羽田空港から飛行機
・新幹線と特急列車
・夜行バス
すぐに頭に浮かんだのはこの3つでした。このときはまだどれも行けると決まっているわけではありません。飛行機も夜行バスも満席の可能性がありますし、電車での移動も時間的に無理かもしれません。
ただ、悩んでいても仕方ないのでそれぞれの方法を調べます。
・飛行機はまだあるけど3万円以上
・新幹線と特急列車なら2万円ちょっとだけど24時前の到着
・夜行バスも1万円ちょっとである
翌日の飛行機への振替も考えましたが、そもそも翌日の飛行機が飛ぶという確約はありません。
法事に出るための移動ですから、時間までに確実に到着するというのが目的です。 この日のうちに行くことができなかったときの最終手段として翌朝の移動も考えますが、最終手段でしかありません。
3つの方法が見つかったので、あとはどれを選ぶのが正解かということ。
夜行バスは法事の最中に寝てしまうかもしれません。新幹線と特急列車は、24時近くまで親を待たせることになります。そう考えるとファーストチョイスは飛行機になります。
このあたりの判断は、ほぼ瞬時に行います。
というよりも、わたしの場合には「こうすべき」というものが見えます。昔からできたというわけではありませんが、社会人になったときには身についていたような気がします。
そして、わたしに見えたのが飛行機での移動だったわけです。成田空港から羽田空港への移動時間は十分にあり、飛行機に乗れば21時過ぎに松山空港に着きます。
問題は当日購入の航空券代が高いということ。こういうときなら仕方がないと思いかけたのですが、実はもっと安く行けるのではないかと考えました。
以前は「当日のチケット購入=高い」が当たり前でしたが、LCCが定着してきた今は数年前と違うはず。そう考えてスカイスキャナーを使って、航空券を検索します。
数時間後の出発にも関わらず、かなり安い値段で出している旅行会社がいくつもあります。
どうやって発券するのだろうかと思ったものの、複数の旅行会社が安値で出しているので、きっと何かの方法があるはずです。大丈夫だと判断して、スマホからチケットを購入します。
結果的には株主優待券を利用した航空券だったようです。世の中にはいろいろな商売があるものです。
このため確認番号を自動発券機で入力するだけで発券完了。当初の予定よりも3時間遅れになりましたが、無事にその日のうちに松山まで行くことができました。
欠航を知ってから航空券を購入するまでを20分で行っています。これが早いか遅いかは分かりません。人によってはもっと瞬時に判断できるのでしょうし、自分で決められなくて誰かに相談するという人もいるかもしれません。
何が正解ということはありませんが、たまには人の頭の中を覗いてみるのも面白いかなと思って一連の流れを書き出してみました。
だからどうだというお話でしたが、何かの参考になれば。
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