ビジネスで対人関係でトラブルにならないための3つのポイント

ウーバーイーツの配達をしていると、いろいろな人に出会います。出会うといっても一瞬ですが、自宅で物書きをしていたら関わることのなかった人たちに料理をお届けする。これは結構面白かったりします。

どんな人が受け取るかわからないから怖くないの?と聞いてくる人もいますが、100回以上の配達をして、おかしな人にはまだ出会っていません。もちろん、多少感じの悪い人はいます。でも、とても丁寧に対応してくれる人もいます。

基本的にこちらが笑顔で愛想よくしていれば、そうそうトラブルになることはないはずです。だから、相手がどうこうではなく自分がどうあるべきかが大切です。そこで今回は、どうすれば対人関係でのトラブルを回避できるのかについて、3つのポイントをお話しします。

目次

【POINT 1】相手の目を見て話す必要はない

よく、コミュニケーションの基本として「相手の目を見て話せ」と言いますが、わたしはもちろんそんなことはしません。どう考えても不自然です、相手の目を見て話すというのは。間違いなく相手を緊張させます。

そんなことは野良猫だって知ってます。

じゃあどうしてるのか。

わたしの場合は、相手の方を向いて、目線は意図的に外します。いや、意図的にというかそれがクセになっています。どこかを見るのではなく、どこも見ていません。あえてどこかを見ているとすれば、自分の頭の中を見ています。

自分の頭の中を見るという感覚を伝えるのがとても難しいのですが、たぶんその表現が1番しっくりきます。自分が何を話しているのかを客観視して、その表現で正しく伝わるかどうかをチェックしています。

いずれにしても、相手の目を見て話すなんてケースはほとんどありません。初対面の人ならなおさらで、少なくともこれまでそれで上手くやってきました。ちょっとコミュ障みたいな対応方法ですが、わたしは人見知りするタイプなので、自然とそうなったのかもしれません。

情報がない相手とのファーストコンタクト。相手に余計な緊張を与えないことはとても大切です。だから、あえて目を見て話さない。目を合わせるのはここ一番というときだけです。本当に大事なことを伝えるときだけ、目を合わすようにします。

【POINT 2】先手を打って怒りを消火する

ウーバーイーツの仕組み上、どうしても配達員が損な役回りをします。なぜなら、注文した人が30分前に注文したものをピックアップして、さらに10分後に届けるなんてことが当たり前にあります。そんな遅れて届いたら、誰だって「遅い」と思いますし、文句のひとつも言いたくなります。

だから、わたしは玄関が開くか開かないかくらいのタイミングで「お待たせしました」と言うようにしました。相手がどれくらい待ったのかは知りません。調べればわかるみたいですが、そこは重要ではありません。とにかく「お待たせしました」と先手を打ちます。

これだけで、相手がイライラしててもトラブルにはなりません。

最初は上手く言えなかったんですが、これは絶対に必要な一言だと感じたので、配達の移動中に何度も練習しました。できるだけスムーズに言えるように。

これはウーバーイーツの配達に関係なく、街中で人にぶつかったときや、電車で人の足を踏んでしまったときに、わたしがよく使う「ごめんなさい」と同じです。わたしは、誰かに危害を与えてしまったと感じたら、すぐに「ごめんなさい」と言います。自分が原因であろうがなかろうが、とっさに謝ります。

自分が悪いかどうかは相手には関係ありません。相手は痛い思いをしたわけで、そこで怒りを起こさせないことが大切です。だから相手が「痛い」となった瞬間にはもう「ごめんなさい」を被せます。

自分に非があったと先に伝えれば、相手の怒りは大きくなりません。だから「お待たせしました」「ごめんなさい」の一言が大事なんです。

でも、その一言を口に出せない人がたくさんいます。いや、ほとんどの人が言えません。自分に非があっても謝りたくないのに、自分に非があるかどうかわからないのに謝るなんて意味がわからない。そう考えるのが普通だと思います。

でも、それでどうなる?という話です。

自分が強く出たら、相手も強く出てきます。でも自分が引いたら、相手も引いてくれます。先に引くのはプライドが許さない人もいるかもしれません。そういう人は、誰ともぶつからない人生は諦めて、ハードモードの人生を歩んでください。わたしは楽に生きたいから、すぐに謝ります。ただそれだけ。

【POINT 3】相手に何かを期待しない

ビジネスにおいて、感謝の気持ちというのはとても大切なものだと言されてていますが、はっきり言ってそんなものは必要ありません。自分がお客さんやクライアントに感謝することも、お客さんやクライアントから感謝されることも不要です。

感謝することくらいいいじゃないかと思うかもしれませんが、感謝する気持ちは裏返って、感謝されないことへの不満につながります。良いとか悪いとかではなく、人間はそういう生き物なんです。だから、わたしはお客さんに食べ物を届けるという任務を遂行するだけ。

ドライすぎると思うかもしれませんが、任務は何があっても遂行します。

お客さんが「帰宅が少し遅れます」と連絡してきたら、何ごともなかったかのように、指定された場所で待っています。それはお客さんが神様だからではなく、それがわたしの任務、役割だからです。だから、待っていたことに対して、お礼を言われなくても気にはしません。

お客さんだって嫌がらせをしたいわけじゃないわけですから。

平然として待ってれば、相手も安心します。また、ウーバーイーツで注文しようとなります。巡り巡って自分の配達も増えます。

もちろん感謝を期待せずに、自分だけが一方的に感謝し続けられるなら、それがベストです。でも、そういう人はいずれ心が壊れます。人の心はプラスマイナスゼロになるようにできてます。悟りでも開けばまた違うのかもしれませんが、与えたら貰わないと心のバランスが取れません。

少なくとも、相手の感謝を期待をすることが不満やトラブルにつながります。相手に期待しないようにするにはどうするか、その答えは「自分が感謝しない」ということです。少なくともビジネスにおいては。もちろん「ありがとうございます」は言いますが、それは挨拶のようなもの。感謝とはまた違います。

友人関係もまた違います。当然感謝することはあります。でも、その感謝は言葉で「ありがとう」と言うだけでなく、行動で返さなくてはいけないと思っています。何かをしてもらったら行動で返す。どう返すかはケースバイケースで違いますが、相手にとって役に立つことを自然に振る舞いながら行う。それが大人ってやつです。

でも客商売は基本的にその場限りのつながり、一期一会というやつです。だから感謝の気持ちを持たないけど、最大のサービスを提供するというのがわたしのスタイルです。これに関しては反論もあるかと思います。ただ、そういう考え方もあるのだと知っておいてもらえればよいかなと。

相手に何かを求めず、自分は与えられた任務を遂行する。それだけで、不要なストレスやトラブルを遠ざけることができます。嘘だと思うなら1週間ほど試してみてください。きっと、想像以上に誰かに期待してる自分に驚くことになるはずです。

まとめ

社会の中で生きながら、誰とも関わらずに過ごすことはできません。その関わりの中で、人間関係で悩む人もいれば、思わぬ出会いを得る人がいます。それは運がいいとかいう話ではなく、自分自身の言動、心理状態に原因があります。

自分はおかしな人とばかり巡り会うと感じているなら、これまでの自分のあり方を変えてみませんか?決して簡単なことではありませんが、自分が変われば間違いなく人間関係のトラブルは減少します。上辺だけの関係かもしれませんが、それでも嫌な思いをしなくて住みます。

上手くいかないのは全部自分のせい。

そう考えられる自分になれるかどうか。そして、そこから自分を変えていけるかどうか。それも全部自分次第です。「自分はこんなにも頑張っているのに」なんて思わないことです。ひとりよがりの頑張りを積み重ねるほど、人間関係のトラブルは近づいてきます。

思い当たる節があるという人は、ここでご紹介したポイントを1つでもいいので試してみてください。すぐに自分のものにすることは難しいかもしれませんが、継続すればストレスは少なくなります。時間をかけてゆっくりと変わっていきましょう。

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