UberEats配達再開。緊急事態宣言前後で何が変わったか

緊急事態宣言に合わせて、まとまったライティングの仕事をいただけて、緊急事態宣言の間は1回も配達に出ていませんでした。それも落ち着いて、少し前からウーバーイーツの配達を再開しています。最近は良くも悪くもメディアで取り上げられることもあるので、最近の事情をお話します。

目次

配達員が淘汰され稼ぎやすいターンに突入

誰でも簡単にウーバーイーツの配達員になれることもあり、新型コロナウイルスの影響で収入が減った人や、学生さんなどが3月あたりから配達員の登録をして、街にはウーバーイーツの配達員が溢れている状況がありました。

実際に3月末は、まったく鳴らない時間帯などもあり、1日8時間稼働で16配達なんでこともありました。これだと収入が1万円に到達するかどうかといったところです。でも、ウーバーイーツの配達を続けられる人は少ないのも事実。

おそらく普通の人は2週間も耐えられないかと思います。メンタルが弱い人だと1週間もせずに辞めてしまいます。簡単に始められるものの、簡単に辞めることができるので、緊急事態宣言が解除されて普段の生活を取り戻した人は、配達しなくなったのかもしれません。

ものすごくシンプルな仕事ではあります。自分の意思で働くかどうかを決めることができて、アルバイトのようにシフトもないから「今日は面倒だな」と思えばすぐに休めるわけです。でも体力もメンタルも削られます。その結果、今は配達員の数も落ち着いて、比較的稼ぎやすいターンに入っています。

ウーバーイーツの配達員はメンタルが最重要

ウーバーイーツは体力の仕事だと思われているようですが、それは半分合っていて、半分は間違っています。むしろ体力は続けていけば後からついてきます。1日50〜70kmほど自転車で移動する。フルマラソンを完走できれば、おそらく無理なく運べます。

ただ、それだけ稼働すると思考力がかなり落ちます。フルマラソンの後半に残り距離やペースの計算ができなくなるのと同じです。グリコーゲンが不足してくるので、脳にエネルギーが届けられなくなり、判断力が鈍ります。そうなるといろいろなミスをします。

最近は置き配が多いのですが、間違った部屋の前に置き配したりする人も出てくるはずです。2袋あるのに1袋しか置いてこずに、配達が終わってかばんを畳もうとしたときに、配達忘れに気づいてしまうなんて人もいるかと思います。

そうなると、毎回「ミスしないように」と気を使うようになります。でもグリコーゲンが足りないので集中することもできず、精神的に追い込まれた状態になる。難しいのは本人にその自覚がないということ。ただただ不快でストレスが溜まり、最終的に「やってられない」となって辞めていく。

緊急事態宣言から置き配が増えて、余計なストレス発生したように感じます。もちろん置き配のほうが楽という人もいますが「間違って配達したかも」と思ってしまう人は、ちょっとつらくなったかもしれません。「間違っても知らない」と思える図太い人なら、まぁ問題ありません。

現金受けをすれば人に会える

緊急事態宣言の前後で1番大きく変わったのが置き配です。配達の8〜9割は置き配です。手渡しする手間が省けるという人もいますが、写真を撮るなどのアクションがあるので、実際には手渡しのほうが早かったりします。それなのにきちんと受け取ってもらえたかどうか分からないという心理的不安があります。

わたしはこの心理的不安は決して小さくなく、できればウーバーイーツを置き配で注文する人は、ウーバーイーツのロゴでも入った紙を玄関前にでも置いておいてもらえると助かります。たまに目印になるものを置いてくれる人もいて、それはかなり安心します。

受け取ってもらえたかどうかわからないことをストレスに感じるというのは、おそらく個人差があるとは思いますが、決して小さくないストレスで、配達が嫌になる理由になっているような気がします。少なくともわたしは、少し退屈に感じています。

とはいえ置き配はすでに定着しており、感染リスクを考えると仕方のないこと。でも確実に人に会って渡す方法もあります。それが現金受けです。支払いを現金にしている人もいて、それを受けるかどうかは配達側で決めることができます。

お金のやり取りの手間が発生するので、他の配達員はあまりやりたがりません。でもわたしは確実に手渡しできるということをメリットに感じているのと、14〜17時の配達が少ない時間を乗り切るために現金受けしています。

全体の25%くらいが現金受けです。これによって配達のストレスがやや解消されました。やっぱり「ありがとう」の言葉は力になります。

第2波を想定するならUberEatsの配達を始めたほうがいい

喉元過ぎれば熱さを忘れるということで、ほとんどの人が4〜6月の苦しかった時期のことが頭から離れてしまっているのではないでしょうか。「収入がなくなったらどうしよう?」「アルバイトしなきゃ」とか思っていた人も、通常通りに仕事が再開して危機感が薄れている。

もしあの期間に収入に対する不安があったなら、このタイミングでウーバーイーツの配達を経験しておくのもいいかと思います。ランチタイムとディナータイムには鳴り止むことなく配達があります。経験値をしっかりと上げておくと、第2波がきてまた配達員が増えても、なんとか乗り切れます。

もっとも梅雨明けすると暑さとの戦いになるでしょうが。とはいえ、暑くなれば配達員はさらに減ります。

ウーバーイーツは誰にでもできる仕事ですが、思ったよりも経験が重要です。最も重要なのは土地勘で、次に大事なのが体力。いずれも実際に働かないと身につきません。いざとなったときにいきなり始めても稼ぐことができず、メンタルと体力が削られていく。

こんなに確実に稼げる仕事なのに続かないのはもったいない。もちろんそれで生活できるなら、あえてやるべき仕事ではありませんが。継続したいなら、楽に稼げるタイミングで始めるのが理想。それがこのタイミングです。その気になれば1日1.5万円くらいは稼げますから。

まとめ

緊急事態宣言によってウーバーイーツの配達は大きく変わりました。正直面白味には欠けます。でも利用する人が増えましたし、わたし自身も1月に初めて、3ヶ月のブランクがありながらも、ようやくコツが掴めてきてストレスも少なくなってきました。

以前は毎日クタクタになって帰っていましたが、昨日は明るいうちに自分の決めているノルマを終わらせることができ、家に帰ってからしっかりと眠れるようにもなっています。おそらくまだまだ経験を積んで効率よく働けるようになります。

緊急事態宣言直前は配達員が増えすぎて、これは稼げなくなるのではないかと焦りましたが、結局ほとんどの人が淘汰されていきました。その一方でウーバーイーツの認知度が高まり、鳴らずに待機している時間が減っています。

やはり始めるなら「今」ですね。今月から近くの平塚市でも始まるみたいですが、確実に稼げるのは都内なのでしばらくは都内に出ようかなと。あとは安全運転ですね。長く続けるコツでいちばん大事なのはそれかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次