3回目の緊急事態宣言となりました。久しぶりに日曜日のUberEats稼働をしてみましたが、遊びに出ている人はやや少ない感じ。六本木のマクドナルドは持ち帰りのみでレジに大行列。そこまでして食べたいものなのでしょうか?六本木なんて美味しいお店がたくさんあるのに。せめてモバイルオーダーすればいいのにと思うのは老婆心というやつでしょうか。
表参道のbillsはお店がお休みで、UberEats(もしくはデリバリー)のみ対応。エレベーターがお店の階まで行かず、しかも階段は封鎖……きっとピックアップを諦めた配達員もいるのでしょう。それはともかく、お店そのものを閉めているところも多く、配達後に寄った台湾料理のお店はお酒の提供なし。みんな大変そうです。
まあ飲食店は補償金がそれなりに出るようですので、同情する必要はないのかもしれませんが、働かずに入ってくるお金は虚しさが伴います。意識していなくても確実に自分の心のバランスが崩れます。悪銭身につかずと言いますように、ギャンブルで儲けたお金や、誰かに貰ったお金などはなかなか自分の身につく用途には使えないもの。
普通にお酒を出しているお店もいくつかありました。どこも、お客さんはそれほど多くありませんでしたが、どのお店も要請に従っているわけでは無さそうです。それぞれが生き延びるために、どうすればいいのかを試行錯誤しているのかもしれません。政府や都に対して「いい加減にしてほしい」という思いもあるのでしょう。
もっとも政府も都も「いい加減にしてほしい」と思っていることでしょう。お互い様といえばお互い様です。ただ、これほど緊急事態宣言を乱発するなら、その根拠をきちんと伝えるべきじゃないかとは思います。上意下達はこの国の1番良くないところです。なぜ、この判断をしたのか、どのような未来を見ていて、何を防ぐべきかをきちんと伝えればいいだけなのに、それができない(しない)。
でも、20年くらい前まではそれで通っていたんです。お上が右を向けと言えば国民は右を向く。そうやって1000年以上も統治してきたわけです。今更、説明をしなきゃ人は動かないと言っても、きっと政治家や官僚にはその意図が伝わりません。そもそも政治家も官僚も偉くないし賢くもないということに、多くの人が気づいています。
今日のところは人の動きは少なくなってもGWにはまた人が動き出すはずです。良いとか悪いとかいうのではなく、それが人間というもの。どうしても家に縛りつけたければ、テレビの生放送を使った宝くじイベントでもすればいいんです。そうすればみんなGWも自宅で過ごすことになるはずです。それにマイナンバーカードまで紐付けるとすれば……まあやれることはいくらでもあります。
そんなことしなくても、最悪のシナリオを政府が提示すれば、人の動きは簡単に止まります。勘違いしないでほしいのですが、私は人が出ないようにした方がいいと主張しているわけではありません。「どうすれば人が動くのか」という話をしているだけ。それは、緊急事態宣言に限った話ではありません。
あらゆる場面で人に正しく動いてもらうにはどうすればいいのか。そのためには、丁寧に説明することが重要なのですが、この国の政府はそれを苦手としているというお話しです。いや、この国の人はみんなそうなのかもしれません。説明することが下手で、伝わってないかもしれないという想像力が欠如している。それが日本という国の色でもあるので、もう仕方のないこと。
大事なのはそれを前提として自分がどう動くのかということ。誰かのせいにするのではなく、自分の責任のもと自分がどう立ち振る舞うかを決める。だからお酒を出す店があってもいいし、営業時間を気にしないお店があってもいい。ただ、どこかのタイミングで見せしめのために罰金の支払いを命じられる可能性はありますが。
でも実際のところ、お店を閉めさせたり、お酒を出すのを禁止したりするのは、認められることなのでしょうか?法律的にも人道的にも。そうしないとコロナ禍が終わらないことはわかります。でも、コロナ禍を終わらせなくてはいけない根拠が示されていません。感染者数が増えたことを煽るだけで、その先の未来が提示されていない。
これで「従え」と言われてもさすがに無理があります。きちんと最悪のシナリオを示して「こうならないために、今はこれをしなくてはいけない」を臨機応変に続けるのが上に立つ人のすべきこと。でも、それを望んだところでできないのは明白です。だからやっぱり、自分で判断するしかありません。自分自身の人生なのですから。
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