特技が欲しくてコーヒーについて勉強を始めました【ゲイシャコーヒーを飲んでみた】

ゲストハウスの取材をしたときに、オーナーさんがギターを弾いて、私がInstagramで公開している小さな物語を読むという時間がありました。そのとき感じたのは自分の表現力の拙さと、ギターを弾けることの万能さです。そういえば私には人に披露できるような強みがありません。

走ることはそれなりにできますが、ランニングというのはとても個人的なものであり、一緒にいる誰かを喜ばせるということができません。教えるにしたって、教わりたい人に対しては成立しますが、それ以外の人には役に立ちません。それでいいとは思っていたんですけど、46歳にもなって誰かに何かをしてあげられないというのはどうだろうかと。

だからといって、ギターなどの楽器はいまさら無理です。無理ということはないのでしょうが、音楽にそれほど興味もありませんし、練習する時間だってあまりありません。いや、時間がないというのは言い訳ですね。本気で取り組みたいなら時間なんてどうとでもなります。

時間がないというのは、それに対して興味がそこまでないということなのでしょう。では何がいいかというと、食いしん坊であることを活かせるのが理想。ただし、食べ物というのもいつでも提供できるわけではありませんので、飲み物ということになります。カクテルなんて作れたらかっこいいですよね。

カクテルを作れたらかっこいいけど、そもそも私はカクテルなんて1年に1回飲むか飲まないか。そうなってくると、考えられるのはお茶かコーヒーということになります。希少性という意味ではお茶が良さそうですが、汎用性という意味でまずはコーヒーからやってみようかなと。

1人暮らしを始めた頃に、布製のフィルターでネルドリップコーヒーを淹れたりしていましたが、いつの間にかコーヒーを飲む習慣もほとんどなくなっていました。当時はただネルドリップで淹れるということに憧れていただけで、コーヒーに関する知識なんてまったくありません。

1冊くらい本を買ったような気もしますが、その内容を吸収できるほどの経験値が私になかったというのもあります。面白いもので歳を重ねてから理解できることというのがあります。20代前半なんていうのは味覚もあやふやで、口にしたことのある美味しいものだって限られていました。

でも、20年以上も食いしん坊をやっていると味覚はともかく、自分の好き嫌いははっきりとしてきます。今なら20代とは違った楽しみ方ができるような気がして、コーヒーについて勉強中。コーヒーは世界のどこでも飲まれていますので、美味しいコーヒーを淹れられるようになれば、海外に行ったときも役立ちます。

そして何よりも、とてもシンプルです。だって原材料は水とコーヒー豆しかないわけですから。もちろんそんな単純なことではないのはわかっています。でもシンプルなものが好きですし、シンプルな世界で自分の個性を出せるようになったら、自分だけのおもてなしができます。

美味しいコーヒーを淹れられるようになるには、それなりの時間も必要ですし、機材に対する投資も必要。でもプロになるわけではなく、あくまでも家に遊びに来てくれた人に淹れられたらいい。そういう思いでまずは1冊の本を手にしました。購入した本が良かったのか、頭にすっと入ってきました。

さらに日比谷での練習会の後にGESHARY COFFEE 日比谷店へ。本の中でも紹介されていた、いま最も美味しいとされるゲイシャコーヒーを味わっておこうと。1杯800円からという驚くべき値段で、さらに2,000円以上するものも。さすがにそれは手を出せませんでしたが、800円のコーヒーでもいい勉強になりました。

新しいことをするのはいつだって、世界が広がっていくようで面白いものです。数日前までコーヒーの酸味と苦味についても理解していなかったのに、ほんの少しの知識がついただけで、興味が一気に広がっていく。ただ変に知識を入れてしまったので、器具選びで迷い中。

次のステップは最初の1杯を淹れること。最初から完璧じゃなくてもいいんです。だから本当は迷うよりも先に、何でもいいから買い揃えることがきっと大事。骨が折れたのもあって、しばらくは自宅仕事。コーヒーを淹れる練習もできますので、早いところ購入するとします。

RUNWAY練習会開催中

効率のいい体の使い方を中心とした練習会を毎週水曜日に日比谷で開催しています。記録が伸び悩んでいる人や、ケガをしにくい走り方を身に着けたいという人のための筋トレ&走り方講座中心のトレーニングを行っています。

日時:毎週水曜日19時〜20時30分
場所:国立競技場外周
参加費:2,000円(第1・3水曜日は無料)
申込:こちら

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