歴史を知ることが楽しいという感覚【もしかして自分だけ?】

私は歴史好きという自覚はなかったのですが、北方謙三さんや浅田次郎さんの歴史小説も好んで読みます。そして、小説になっていないにしても過去に何があったのかを知るのが好きで、訪問先に歴史博物館があればできるだけ立ち寄るようにしています。

昨年でいえば、隠れキリシタンの歴史に興味が湧いて天草に行きましたが、そのきっかけは長崎平和マラソン(中止になりましたが)で長崎に訪れたときに、教会や出島などでキリシタン文化に少し触れて、それについて引っ掛かるところがあったから。

今回の梼原訪問も脱藩の道であったことが無関係ではありません。もっとも坂本龍馬に興味があるわけではなく、もうそんな時代はとっくに過ぎ去りました。それよりも知りたいのは、当時の土佐藩がどのような状況にあり、なぜ梼原から脱藩したのかという話。

そもそも梼原とは何なのかというのが、今回とても気になったところで、それを知りたくなったのはやはり歴史を面白いと思うから。この歴史を面白いと思う感覚は誰にでもあるのだと思っていたのですが、今回の仕事で運転手を務めてくれた母と話をしてて、どうやら私は他の人よりも歴史が好きなんだという結論に。

確かにラン仲間とどこかに出かけても、歴史に対して同じ熱量になる人がいなくて、少し寂しく感じることがこれまでに何度かありました。歴史博物館や古い建造物を訪れると、あれこれ興味が湧くから私だけいつもみんなから遅れてしまいます。

何に興味を示すのかは人それぞれなのですが、みんなが自分と同じように歴史に興味を示すわけではないというのは、自分の感覚として大切にしなくてはいけないなと。たとえば梼原にある坂本龍馬脱藩の道ランのイベントなんて開いても、多くの人が興味を示してくれないわけです。

別にそれを嘆いているわけではありません。人は何をするにしてもそれぞれに熱量が違います。そんなものは子どもの頃から団体競技に身を置いていたから百も承知。ただ、それを常に意識の片隅に置いておけるかは別問題です。

私はトレーニングとしてインターバルや筋トレを、必要に応じてあたり前に1人でやります。でもトレーナーという立場になって気づいたのは、自分1人ではできない人が多いということ。私なんかは「必要ならやればいい」としか思わないのですが、それは誰でもそうというわけではないわけです。

なぜできないのだろうと思うことはあるのですが、そもそも他人に興味のない人間ですので、そういう人もいるのだくらいにしか受け取っておらず、ただトレーニングでは決めたメニューを正しく行えるようにサポートしています。

本物のトレーナーなら、それぞれが自分で考えてトレーニングを積めるように教えていくのでしょうが、私にはそこまでの情熱はありません。これもプロのトレーナーからしたら「なぜ情熱を持って教えないのかわからない」となるのでしょう。

ただ歴史を学ぶ面白さというのは、もう少しだけ広まってもいいのになとは思います。すべてを知ることは不可能ですが、せめて自分が興味を持った範囲だけでも。それも当時の歴史背景や日本の伝統などの表面化していない部分に興味を持つと、人生も旅も面白くなります。

でも、こういうのは「もっと歴史を学んで」なんて言っても意味はありません。私だって歴史を学んでいるつもりはなく、ただ興味があるから深堀りしているだけのこと。こういうのもきっと個性。共感したいなら近い個性を持った人を探す必要があります。それは難しそうなので、私は自分で深堀りを続けるとしましょう。

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