北海道のほうが寝苦しいんですが【夏だけ北海道移住計画は断念】

今年だけなのかもしれませんが、今年の北海道は地元の人たちが耐えられないくらいの暑さで、私もこちらに戻ってからまともに寝られない日々。こちらに来るまで知らなかったのですが、北海道のアパートにはエアコンがありません。個人宅でもリビングだけしか使わないとか。

だから夏は鶴巻温泉の自宅よりも不快なんですが、とはいえ逃げようがないんですよね。夏だけ北海道や東北で暮らすなんて考えていましたが、エアコンがないと耐えられませんし、エアコンがあっても、それらなら鶴巻温泉と変わりません。

涼しさを求めて移住するなら、標高の高いエリアかもっと緯度が高いエリアということになります。カナダのトロントなんていいところだと聞くのですが、地球規模で暑くなっているなら、今年はトロントも思った以上に不快なのかもしれません。

ここまで暑いとなると、逆に南に行ったほうがいいんでしょうか。昨日、台湾からきた友人は夏に台湾なんて来るべきじゃないと言っていましたが、これならどこに行っても同じです。こうなってくると不安要素は食中毒。

もっとも私が北海道にいる間の営業日はあと2日なので、知ったことではないといえば知ったことではないのですが、お店だけでなく施設全体で、いや北海道全体で食中毒のリスクが上がります。東京は最初から備えがありますが、北海道は暑くならないことが前提なので備えがありません。

それでいて飲食店で働いている人たちも、夏場の食中毒についての意識がそれほど高くないから、今年の夏はかなり注意が必要かもしれません。そういうことについてもう考えなくてもいいというのは、なんとも不思議な気分です(自分で選んだわけですが)。

辞めるにあたって、いろいろ「これ大丈夫かな?」と思うことはあります。でもそれは、これまで働いてきた職場でも同じことで、そして私がいないからといって経営にダメージを受けた会社はひとつもありません。だから私が抜けても多少の混乱が起きてもすぐに収束します。

北海道の夏が暑くなったところで、そこで暮らす人たちは順応していくだけというのと同じです。縄文時代ならともかく、ここまで文明が進んだ世界で「暑いから滅びる」なんてことは起きません。ただ、快適でないなら出ていこうという人は増えるかもしれませんが。

北海道を出て上京する。あと2〜3年すればそういう人の割合が増えていくかもしれません。冬は寒くて活動できないし、夏はエアコンもなくて寝苦しい毎日。故郷を捨てるなんて考え方もすでに過去のもので、そこに留まらなくてもいい時代ですから。

だから、転々としながら生きていきたいところです。夏は涼しいところ、冬は温かいところで暮らしていけない理由はどこにもありません。私こそが自由に暮らせるはずなのに、ひとつの場所にとらわれて動けなくなっていた8年。それももう終わりにしたいところです。

この世界はまだまだ美しい場所、暮らしやすい場所はあります。北海道に来てそれを知れただけで大収穫です。ただ、そこがいつまでも快適な場所とは限らないというのも事実。世界情勢も地球環境も刻々と変わっているわけですから。

ただ、それに怯えて何もしないというのはNG。世界が変わるなら自分も変わる。じっとそこにいるだけだと茹でガエルになってしまいます。ただ、茹でガエルも幸せな気持ちで茹で上がるなら、それはそれで悪くないのかなとも思ったり。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次