走力とか人間の能力の向上ってどうしても時間がかかるもの

今日のランチタイムランはいつもよりも体が動く感じがあり、心拍数もそれほど上がらず。とはいえ気温は高いのでほとんど歩きで、陰のあるところだけ走る感じ。それでも8月始めと比べて随分と楽に走れるようになっているように感じます。

理由はわかりませんが、ようやく暑さに慣れたのか、それとも体重が少し軽くなったのか。まだまだベストコンディションからは遠い状態にありますが、ほんの少しでもいい方向に向かっているように感じられたので安心しています。

ずっと足踏みしている状態にあって、このまま夏が過ぎたらどうしようかと思っていたのですが、やっぱりマラソンは継続のスポーツですね。コツコツ継続していれば確実に良い方向に向かいます。ただそれが目に見える形になるのには時間がかかります。

着実に成長していても、その伸び率がとてつもなく小さいので、変化に気づけず練習を継続できずにやめてしまう人が少なくありませんが、とにかく続けること。もちろん適切な頻度と負荷で続ける必要がありますが、それも1ヶ月以上続けていれば変化はあります。

でも、なんでもスピード化している現代において、1ヶ月も継続しないと結果が出ないというのは「待てない」となるのかもしれません。石の上にも三年というのも誰も使わなくなった言葉のひとつ。修行するなんていうのも時代遅れなのかもしれません。

すぐに結果がでなければ辞める。上手くいかないことがあれば辞める。ビジネスの世界ではそのスピード感があたり前なのですが、人間の体はそういうようにできていません。走れる体になるには1年では足りず、それこど3年かかります。

人間の体が成長するのにはそれくらいの時間がかかるわけですが、実際のところ人間そのものの成長もそれくらいのスピード感なんじゃないかと思うことが増えてきました。短期間で結果を出すことを求められるけど、ほとんどの人はその期間では成長できません。

だから自分の持っているスキルで挑むことになるのですが、当然そこで才能の差のようなものが出てしまいます。できる人は難なくこなせるけど、そうでない人は結果が出ないから「ダメなやつ」の烙印を押されてしまいます。

でも本当は、そこから時間をかけて成長させていくのがあるべき姿。少なくとも平成の途中まではそういう雰囲気が世の中にはありました。でも、今は教える側も余裕がない。これも時代の流れなのかもしれませんが、日本の競争力が落ちたと言われるのも、こういうところに問題があるのかなと。

もっとも日本の競争力が落ちようが、私には関係ないことでいいのですが、私も人間で結果が出なければ焦ってしまうもの。でもとにかく積み重ねていく覚悟はできました。実際のところ少しだけ走れるようになっているわけですし。

秋までにサブ3.5を走れる体を取り戻す。簡単なことではないのはわかっています。なんせ5ヶ月もサボってきたわけですから。でも、それだけ体もリフレッシュできています。やり方を間違えなければ、かつてないくらいベストに近いコンディションで挑めるはず。

夏はとにかく走れなくなります。でもその間は筋トレをするなり、プールに行くなりできることはいくらでもあります。言い訳をしないこと、自分を信じること。そして結果が見えなくても続けること。そのスタンスを忘れず積み重ねていきます。

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