東海道五十七次ランニングから通常の暮らしを取り戻しつつあり、ようやくお餅も食べたことだし、そろそろ今年の目標などを挙げておくとしよう。ここ数年は新年に立てた誓いをはるかに上回る出来事が起きているので、あまり必要もないことかもしれないが、グダグダな感じで1年を始めるのは気持ちよくはない。
今年最大の目標は「弾丸海外マラソン」だ。この言葉を流行らそうと思う。まぁ流行らないだろうな…という現実的な考え方をぐっと飲み込むとして、わたしはいまのランニングの世界のあり方がそろそろ転換期に来ているように感じている。フルマラソンは努力しだいでほとんど誰でも走れるということが一般教養になりつつある。
そうなってくると多くのランナーが路頭に迷うことになる。次の目標を探さなければいけない。いまのところ次の目標としてあげられるのがウルトラマラソンやトレイルランニングだったりする。それはそれでかまわないと思うのだが、わたしは走れるという特性を走り以外につなげてみてはどうだろうかと提案したいのだ。
フルマラソンを完走出来るだけの走力を身につけたなら、さらに距離やスピードをレースで追求するのではなく、その能力を使って人生をもっと楽しもうじゃないかと伝えたい。そのうちのひとつが「弾丸海外マラソン」ということになる。「弾丸海外マラソン」は仕事を休まずに週末を利用して海外でマラソンを走るというスタイルになる。
これについてはまたいずれ詳しく書こうと思う。まずは第一弾としてこのブログでも取り上げたグアムインターナショナルマラソンで弾丸海外マラソンを4月に行う予定だ。いま頭のなかにあるのは東アジア中心だが、他にもどこまで行けるのかを調べてまとめてみようと思う。今年5レースも出れれば上出来だろう。
新しいことにもどんどん挑戦していきたい。これまで踏み込んだことのない世界には新しい出会いがある。多くの人に出会って刺激を受けたいし、様々な生き方に触れてみたい。これはランニングにこだわるつもりはないが、それでもランナーとしての挑戦を軸にするつもりだ。わたしがいきなり盆栽とか華道の世界に入ってもそれは違う気がする。
新しいことに挑戦し、新しい何かを手にするということは以前手にしていたものを失うことでもある。それが何なのかはまだわからない。ただ何かを手にすることは何かを失うことであることは忘れずにいたい。それを忘れてあれもこれも欲しいとなると結局何も手に入れることができなくなる。
そしてやはり継続していくのは手放すこと。年末年始の東海道五十七次ランニングのせいでちょっとグダグダになってしまったが、速いところ調整して毎日1個手放す生活に戻ろうと思う。モノがあるから豊かになれるわけではないことを示したいし、モノがないから楽しめることを伝えていきたい。
冷静に考えると昨年からの継続事項ばかりなのだが、当然といえば当然だろう。1年の区切りで生きているわけではないし、年が変わったから生き方が変わるわけではない。ただ、自分のスタイルを明確にするためにこうやって1年間何をしようかとまとめてみるのはそれはそれで意味のあることだろう。
その結果まったく違うことになってもかまわない。一度まとめたから見えてくることがあるのだから。ここからわたしがするべきことは1年後にまた「今年もいい年だった」と言えるように日々全力疾走していくことだけ。裸足の河童は今年も走り続けるぞ!
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