年末年始の東海道57次ランニングを終えて1週間休息を取り、走り始めたら胃の痛みが再発。このままでは愛媛マラソンに赤信号が灯るので、明日にでも病院に行くつもりです。まぁ「休みなさい」と言われるのが目に見えているが、良い薬を処方してもらうためには仕方ない。
再発したのは、おそらく新しい走り方を導入したからだろう。これまでわたしはランニング中の腕振りというのはわりと無頓着にしてきた。超長距離のときだけは、できるだけ体を捻らないように注意して、ナンバ走りも取り入れたりもしているが、スピード重視の場合は基本的には何も考えていなかった。
ところが、先日走っている途中に上半身と下半身をもっと連動できるのではないだろうかと思って、試してみたところ想定外にスピードが出る。いきなりはじめたので足の動きも腕のふりもぎこちないのだが、それでもあまり力を入れずにフルマラソンのスピード以上が簡単に出るのだ。
その結果、走り終えての胃痛の再発だ。上半身と下半身を連動させることで、内臓が拗じられる。これに内臓がついてこれなくなり、熱を持っているような感じになる。
走っているときは、これがトップレベルのランナーの感覚なのかと感じるほど無駄な力が抜けて、なおかつ速いのだが、こうも胃を痛めるようでは使いものにならない。やはりまずは体を休めることが大事なのだろうが、いかんせん目の前に目標レースが待っている。どうするのかは明日の診察後に決めるとしよう。
もし、この上半身と下半身の連動が正しい走り方であるとするならば、世の中の市民ランナーのほとんどが間違った走り方をしている。ゆっくり走りたい人はともかく、サブ4やサブ3を求めている人たちは頑張って頑張って練習しても結果が出ないという人がほとんどだろう。その理由は練習内容ではなく走り方にあるのではないだろうかとふと思ったのだ。
市民ランナーはよほどいいクラブに所属していないかぎり走りは基本的に自己流になってしまう。だからいつの間にか正しくないフォームで固まってしまって、スピードを出しづらい走り方になっていないだろうか。わたしはまだ実験段階ではあるが、早く走るためには軽く走れなければいけないというのはわかってきた。
その軽い走りのためにはやはりフォームだ。いろいろ試してきたが、ようやくそこにたどり着いた。いまのフォームを定着させることができれば間違いなくサブ3を達成できる。ただいかんせん胃が痛い。
わたしにとっての理想は体を捻ったり捻らなかったり、フォアフットだったり踵着地だったりいろんなフォームを使い分けることのできるランナーであることだ。固定概念で頭を固くするのではなく、自由な発想で変幻自在に走れるランナーでありたいと思っている。それぞれのメリット・デメリットを理解し実践する。そういうランナーでありたい。
裸足ランナーであるけれどもアディゼロブーストも履くし、ビブラムファイブフィンガーズも履く。「これだけ」という決め付けをせずに自由なランナーでいようと思う。そのうえでサブ3であったり、100kmを裸足で走ったりできるランナーというのはジャンル的には面白い気がする。
まずは胃を治さなければ何も始まらないのだけれども
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