休むも仕事、休むも練習、休むも人生

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ひさしぶりにゆっくり休日を楽しんだ。冬はマラソンシーズンなのでどうしても大会が多くなり、結果として家にいることが少ない。この時期はもっとも多忙になる。サラリーマンとしての年度末と、万里の長城マラソンの受付、そして自分のマラソン練習。1年で最も充実している時期と言ってもいい。

とはいえ、詰め込み過ぎると体もココロも無理が出る。胃潰瘍になったのも詰め込み過ぎたことが原因のひとつだろう。病気は体のSOSサインだ。胃潰瘍という結果をわたしはわりと重く受け止めている。なので、月に1度か2度はこうやって遠くに出かけることなく、近所だけで完結する日を意図的に作ることにした。

家にいたら何もしないかというと、そんなわけはない。家にいる時間の半分はMacと向き合っている。やりたいこと、やらなきゃいけないことはいくらでもある。でも、好きなことをやっているから当然ストレスはない。むしろ、やりたいことがどんどん湧いてくる。こう見えてけっこうインドア派なのだ。

それでもゆっくり本を読み、昼寝して軽く走りに行く。家だとまとまらないことをちょっと外のカフェに出かけて整理したりもする。そうやってココロと体にたっぷりと栄養を与える。それが充実した日々につながっていく。ただがむしゃらに動きまわるだけの年齢ではなくなってきたのかもしれない。

そんな一日でもあっという間に過ぎていく。がむしゃらに働くだけでも一日、走り続けるだけでも一日、のんびり過ごしても一日だ。どれがいいというわけではない。それぞれが連鎖して、いまの自分の状態を作り出していく。体やココロに異変を感じるとき、それは自分の暮らしのどこかがおかしいのだろう。

いまはやることがあるので、家でのんびりにしているが、万里の長城マラソンを終えたら、小さなのんびりの旅をしよう。電車に乗ったり、車で移動したり、走って旅したり。これからもっともっと大きなことをしていく。そのぶん、もっともっとのんびりが必要になる。

探さなければいけない自分がいる年齢でもなく、体が思うように動かない年齢でもない。いまだからやれることがある。それはそれで突き詰めていくとしよう。そのぶん、休むときはしっかり休む。まだ休むことをもったいないと思ってしまうのだが、休むも仕事、休むも練習、休むも人生だ。

うまくバランスをとって、満たしていこう。足りないものなんてなにひとつないのだから。

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