自慢じゃないけどわたしは音楽のセンスがひどいというか、音楽とは縁の薄い40年の人生。村上龍さんがキューバ音楽を語り、石田衣良さんがクラシックを語るとき、いつもわたしは取り残されたような気分になっていました。
村上龍さんの真似をしてキューバ音楽のCDを買い、ハバナまで本場のキューバ音楽を聴きに出かけたこともあります。
キューバまで行って分かったのはキューバ音楽はわたしの音楽ではなく、灼熱の太陽の下ではモヒートを何杯飲んでも酔わないということだけでした。
ライターという仕事を始めるときに、ずっと家にいるのだからとJAZZやクラシックをかけながら仕事をしてみたときもありましたが、長くは続きません。
やっぱり音楽との相性が悪いんだなと思っていたのですが、しっくりくる音楽にやっと出会いました。
まさかの中国音楽のC-POPです。
そもそも日本のPOPミュージックは嫌いではありませんでしたが、特定の歌手を追いかけるようなことはしていませんでし、いい曲があればCDをレンタルするぐらい。
これまで家にあったCDは森脇健児の「真夏のファンタジー」だけです。
C-POPというか中国系の若者の音楽はずっと気にはなっていたんです。台湾のアイドルユニットF4のはiTunesに入れて、よく聴いていました。
ちなみに真夏のファンタジーはiTunesに取り込んでないのですが、その理由を深く考えてはいけません。
中国に行くたびにCDを買って帰ろうと思いながら、空港でのCDがあまりにも値段が高いので「また次でいいや」になっていましたが、今回はとうとう購入しました。
買ったのは南锣鼓巷にあるシンプルなCD屋さん。
歌手なんて見てもわからないので当然ジャケ買いです。
孫燕姿(sun yan zi)「我要的幸福」
えぇ顔で選びましたとも・・・
シンガポール生まれの女性シンガー。もちろんその時点ではそんな情報は知りません。拠点は台湾ということですが、それでもジャンルはC-POP。
1978年生まれということなのでほぼ同世代ですね。わたしが知らなかっただけで彼女はアジアでは超有名人。
とにかく声が好きだし、中国語の歌詞がめっちゃ心地いい。
でもどこかで聞いたことのある感じと思って調べたら、過去に倉木麻衣とのコラボレートがあったみたい。
あぁそうか倉木麻衣っぽいんだと1人納得です。
帰国後に知ったことですが、iTunesでも孫燕姿のアルバム購入可能らしい・・・
でもiTunesは同じアルバムが1600円だけど、北京で買ったのは65元なので約1000円。
これならCD買いますよ。中国語の勉強のために歌詞カードがほしいし
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繁体字ですやん、これ!
実はYouTubeには孫燕姿の歌詞つきのPVがいっぱいあります。
そこからほかのC-POPも聴いたんですけど、確信しました。わたしはC-POPが好きだってこと。
メロディーにのった中国語の歌詞が本当に心地いい(まだ歌詞カードがないと意味がわからないけど)。
ここからじっくりとC-POPの世界を広げていってみようかと思います。
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