みんなが自己ベスト更新を連発してて正直羨ましいのですが、もうタイムを追うことをやめたんだと何度も自分に言い聞かせてた月曜日。
タイムを追うことは止めましたが、速く走ることは止めていません。意味がわからないかもしれませんが、わたしが目指しているのは究極の体の使い方です。効率よく体を動かすことができれば自然とスピードは出ます。
ですので、わたしが自分の目標に近づけば近づくほどタイムは縮まっていくはずです。
体の使い方というと、ケガの功名でやっと自分なりに一番安定する着地ポイントを見つけることができました。これまでは、フォアフットにしたり、ミッドフットにしたり、それを行ったり来たりしてました。
ところが左足を傷めたことで、上手に着地できなくなり、練習に縄跳びを取り入れています。足の甲を柔らかくしなくてはいけないため、両足での縄跳びだけでなく、片足跳びも取り入れたところ、右はちゃんと着地できるのに、左はやっぱり不安定な着地。
そこで右足の着地ポイントをそっくりそのまま真似て左足で再現したら、見事に安定しました。右足跳びでも左足跳びでも、とりあえずどちらも60回は飛べるようになっています。目標は300回なのでまだまだ届きそうにありませんが。
でも最初は10回もできなかったんですが、何回もスイートスポットを探していたら「ここだ」という点が見つかりました。自分で言うのは何なんですが、わたしはこういうときの粘り強さというかしつこさは、ちょっと引くくらいいいものを持ってます。
サッカーをやめて、しばらくたったあとフットサルに移ったときにリフティングができなくて、1日1万回のリフティングを1ヶ月続けたことがありました。フットサルは下手なままでしたが、ボールコントロールだけは上手くなりました。
こういう性格がモテない要因のひとつなのは重々承知です。スポーツ漫画ならそこに惚れてくれるヒロインが必ずいるんですが、現実はそんなに甘くありません。
それはともかく、まだまだ完成ではありませんが、右も左もスイートスポットがはっきりわかったことで、走りが明らかに変わりました。
これまではフォアフットにしてもミッドフットにしても、「だいたいこんな感じ」で足を置いていましたが、いまの接地ポイントはピタッとそこで降りないとちゃんと走れません。
でもそこで接地できれば体は勝手に前に行きます。これはちょっと不思議な感覚です。
体幹を崩さずに足に乗るだけで前に進むなんて、魔法のような感覚ですが、これでジョグのスピードが1分/kmくらい変わっています。もちろん足も消耗しているんだとは思います。でも疲労感はかなり少なめです。
でも、こういう走り方ができるのも、朝起きて急にできるようになってるわけじゃないんですよね。これまでの積み重ねがすべてで、体重をきれいに乗せられる体ができているから走れます。
でも、インナーの意識と肩甲骨の意識、そして設置方法と徐々に自分らしい走り方に近づいてきたような気がします。他の人が教えることのない、ハダシスト流のランニング術。
もっとも、ここから大事なのは結果なんです。ランニングにしても他のスポーツにしても、結果が出ていない人が何を言っても声は届きません。わたしがいくら「速くなった」「効率的に走れるようになった」と言っても、そこから外へは広がりません。
そういう意味も含めて、タイムは追わなくても、あたり前のように速く走れるようにならなくてはいけないとは感じています。ただ、まだ左足裏を傷める前に傷めた左足首が不安なので、負荷を上げることができませんが。
そして、さらにハダシスト流のランニング術を教えるとなると、最初は筋トレばっかりになります。
結局ランニングをするのに体を作ってないとどうにもなりません。他のスポーツだって最初はみんな体づくりから始めるじゃないですか。なんでランニングだけ走り方も習わずにいきなり走り始めるのか。
ゴルフクラブの握り方を習わずに、一度もボールを打ったことのない状態で、いきなりコースに出る人はいませんよね。
遊びだからいいんだよ。確かにそれは一理あります。ランニングはお手軽に始められるスポーツです。自分の体だけあれば、他に何もいりません。できればウェアくらいは着たほうが、この国ではいろいろトラブルにならなくていいかと思いますが。
でも、本気で楽しむには、本気で取り組みたいなら、やっぱり最初は体づくりです。先日バーティカル女王の吉住さんに、何回かに分けて徹底して体の使い方から教えているという話を聞きました。女王様が言うのですから間違いありません。
吉住さんのブログ:おちびのブログ
その話を聞いて、自分の教えるスタイルもなんとなくですが薄っすらと浮かんできました。きっと来年から、きちんとしたレッスンを定期的に行えると思います。
「立ち姿が美しいランナーになるための講座」「1日60kmを毎日走れるようになるための講座」まずは年内に絶望的なネーミングセンスを鍛えておくようにします。
著者:武田 敏希
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