過去のブログなんかを読んでいると前日に降った雪が残っているとかで、寒かったというのが圧倒的に多かったのですが、今年はさらにそれに拍車を掛ける状況になりました。橋本駅で乗り換えをする段階ではチラホラ降ってた雪が九度山に着く頃には軽く吹雪です。尋常じゃない寒さと雪の結果、小学生と中学生の部が中止です。もしやハーフマラソンも…と思いましたが、こちらは無事開催。
開会式からスタートまで1時間以上あったので、アップがてらに真田庵まで走ってきました。これで気持ちが盛り上がるかと思ったけど、真田庵が思っていたよりも小規模というか、盛り上がりにかけるというか、地味だったんですよ。大河ドラマでもすればまた違うんでしょうけど。
スタート地点は開会式のあった役場から700m先だそうで、移動中から嫌な予感です。役場かからひたすら登ります。勾配は10%以上あります。どうやらコースは山の中腹にあるようです。実は勝手に川沿いの平坦な道だと思ってたんです。だからフルマラソンに向けてエントリーしたんですから。前述のブログにも書いてありました。アップダウンがあると。でも、たかが知れてると勝手に思い込んでたんです。
スタート地点から見えるコースはすでに波打って見えます。それよりも困ったのが強風です。和歌山特有なのでしょうか、西から強い風が吹いてきます。コースは東西を走る変則に周回コース。行きはもろに向かい風の影響を受けます。しかも凍えるような冷たい風。これに上りが加わると、まったく前に進める気がしません。1キロ4分15秒で走るつもりが4分50秒ぐらいかかることもあります。
その上ですよ、周回コースの途中には1周目だけ1.5キロで100m近く下るコースがあります。下りはまだいいです。当然それを上るわけです。アホですよ。平坦だと思っていたとかいうレベルじゃないです。富士スピードウェイの上りなんてお遊びですよ。上りは得意だけど、下りが下手なのでそもそもタイムが出ないのが苦しい。
コース全体で考えても安定したスピードで走れないんです。平らな部分なんてほとんどないんですから。しかも走っているうちに、下っているのか上っているのかがわからなくなるんです。下りなのにスピードが出ないと思ったら、上りだったとか普通にあります。そんなわけで、いったいどれだけ思った通りに走れていたかはわかりません。ただ、むやみに頑張らないようにだけは気をつけました。スピードが出るからといってスピードを出さない。大人の走りです。
目標がこのレースでの自己ベストならまた違うアプローチがあるのですが、あくまでも今回は練習なのです。頑張りすぎずに1時間半で走ることが大事。
結果は1時間32分56秒。まぁまぁこんなもんでしょう。足の疲労はほとんどありませんし。もう10キロは同じペースで走れるでしょう。そういう意味では昨年と同等の足の状態にまでは仕上がっています。あとはしっかり減量すればサブ3は遠い目標ではないでしょう。
九度山世界遺産マラソン 、思いのほか深い大会です。コースも難しいし、参加者のレベルも低くない。スタッフもしっかりしてます。またいつか走りたいコースのひとつです。今度は全力を尽くしてどれぐらいで走れるか挑戦してみたい。ローカルでもこういういい大会があるのは日本のマラソンの底力といったところでしょうか。そういや、関西は難コースが多い気がします。平野が少ないからかもしれません。また関西に来るのが楽しみで仕方ありません。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめまして、そしてお疲れ様でした!
昨日は自分もハーフに出たのですが、一周目前半の下り経由上りはマジか!」と思いました(笑)
ゴールする度に全員にテープ切らせてくれたり、地元のおじいちゃんおばあちゃんが応援してくれたり、
ローカルの大会でしたがとても人々が暖かったです。
(天気は激寒かったですが…)
また和歌山にお越しください。。
膃牌さん、こんにちは。
笑ってしまうしかない下り坂でしたね〜
あの下りで無理したら足がもたないと思って躊躇してしまいました。
そうそう、書き忘れてました。
あのゴールテープは本当に嬉しかったです。
さすが高野山のふもと、九度山という暖かさですよね。
もちろんまた和歌山を走りますよ〜
ふだんは河童の被りものをしているのでどこかで見かけたら声をかけてください♪