来週の万里の長城マラソン練習会に向けてランニングコースの下見をするために、朝の5時半起床で鶴巻温泉駅へと向かいました。その時点で外はすでに小雨。鶴巻温泉では完全に雨。とはいえ、午前中の天気は晴れの予報なので天候が回復すると信じて、トレイルへと向かいます。トレイルの入り口までの場所を確認できれば課題のひとつはクリアなので、途中で引き返す気まんまんです。もう一つの課題は山頂に残った雪の具合を確認すること。ここまでできればOKなんですが…
まず今日の天気予報で午後から天候が荒れるとのこと。どう考えても12時過ぎには下山完了しなくてはまずいリミットは4時間半。そのうえ、金曜日夜の渋谷往復ラン(途中リタイア)の疲労で足がパンパンな状態。どう考えても山頂までは辿り着けそうもない。実際に走り始めてもスピードは出ないし、足がただただ痛い。トレイルを走るのは好きなはずなのにこれではただの苦行でしかない。
それでもペースが落ち切らないように気持ちだけで走り続けました。その気持が切れたのはバランスを崩してペットボトルの水を崖の下にロストしてしまった瞬間。500mlの水と麦茶を1本ずつ持って行ってたんですが、すでに麦茶が半分飲み終えた状況での水のロスト。拾いに行こうかと思ったけど、午前中降った雨のせいで足場が悪く、こういうときムチャな行動が事故につながるんだと自分に言い聞かせて水を断念。
まだ6キロぐらいの地点だったと思う。残り19キロを半分になった麦茶だけで走りきれるわけがない。気温が低いことが救いだったけど、汗は流れ続ける。
そして9キロ過ぎの坂道を登り切ったところで問題が発生です。いや、実はその手前から薄々気づいていた。どうも山頂付近がおかしい。山頂がすっぽり雲に覆われていたのです。山頂までは残り3キロ。ここからが大山トレイルの最大の見せ場。というかただひたすらに危険な場所。そこで雹が降り始めたのです。最初はすぐに止むだろうと思っていたのですが止むどころが雹はどんどん増えていく。
そんな状況に向かっていくほどわたしはチャレンジャーではありません。水もないし足もパンパン。これはさっさと下山すべきと判断です。元気な時ならそれでも山頂を目指したかもしれないけど、こう見えてわたしは石橋を叩いて壊すほどの慎重派。さっさと撤退です。もっともさっさと撤退できるほどの筋力は残っていないので下山なのに登りと大して変わらないタイム。
結局、下山してお風呂に入って出てきたところで外は完全に雨。無理して山頂に向かったらえらいことになっていました。こういう勘のようなものは子どもの頃からいいんです。
というわけで試走は途中中断で終了でした。山頂付近の雪の具合はわかりませんでしたが、明らかに白くなっていることだけは割と近くで確認しました。おそらく来週にも雪は残っているでしょう。なので来週の練習会は山頂を目指すけど途中下山もありえます。状況を見て正しい判断をしようと思います。
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