長崎平和マラソンが中止ではなく延期になっている理由の考察

エントリーしていた長崎平和マラソンが、1年程度の延期を発表しました。参加費は全額返金ということです。参加費が戻ってくることは別にどうということはないのですが、この「延期」という表現がずっと引っかかっています。

以前からそうでないかと思っていましたが、やはり長崎平和マラソンは1回だけの開催になるのではないかという推測。だからどうだということはないのですが、「今回はいいや」と思ってエントリーしない人がいるかもしれませんので、わたしが感じていることを書いておきましょう。

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長崎平和マラソンが単発開催である可能性

最初に違和感があったのは、長崎平和マラソンのホームページでした。ここでの表記は「長崎平和マラソン」となっており、他の大会のように「第1回長崎平和マラソン」や「長崎平和マラソン2020」となっていません。この時点で継続する意思はそれほど高くないと感じました。

そしてこの大会は「被爆75周年事業」という位置づけになっています。これを記載するということは「2020年だけの大会です」と言っているようなものです。2020年だけの特別な事業としてマラソン大会を開催する。そう考えるのがシンプルです。

そして、昨年まで開催されていた長崎ベイサイドマラソン&ウオークは「長崎平和マラソンが開催されるので今年は開催しない」と発表しました。通常は長崎ベイサイドマラソンが長崎平和マラソンに移行となりそうなのに、2021年以降の開催を匂わせています。

そして今回の「延期」です。中止ではなく延期。予算を持ち越すという意味もあるのでしょうが、毎年開催するつもりなら中止と表現するほうがわかりやすく、そこをあえて延期にしたのは、やはり原則として単発開催という認識があるためかと考えられます。

個人的には単発開催というのは面白い試みだと思っています。マラソン大会は毎年行うものだという考えを取っ払って、ひとつの目的のために1回だけ開催する。自治体の負担を抑えることもできますし、地元の人たちの協力も得やすい。そして目に見えるメリットがあれば継続すればいいわけです。

経済効果があり地元の理解が得られれば継続するという考え方

もし長崎平和マラソンが成功して、経済効果も大きいならおそらく継続開催になるとわたしは考えています。これは以前もどこかでお話したかと思います。新型コロナウイルスの感染拡大による観光収入が減ったことを考えると、継続開催は大きなメリットになります。

とはいえ、それもこれもやってみないことにはわかりません。

でも「とりあえずやってみよう」というスタンスは、他の自治体で真似てもいいのではないかと思います。税金を注ぎ込んでも、大きな経済効果があれば税収もアップするわけですから、それなりの理解を得ることはできるはずです。

しかも、アフターコロナは間違いなく健康ブームがやってきます。自治体が率先してスポーツイベントを開催していくことになるはずです。それでお金が回れば経済面での回復も早まります。

これまでは開催するとなると継続が前提になっていましたが、必ずしも継続しなくてはいけないという決まりはありません。むしろもう少しスポット開催のマラソン大会があってもいいのではないかと思っています。「◯◯記念事業」としてスポット開催する。

そうやって気軽に大会を開催できるようになってくると、マラソンももう1度盛り上がるのではないかと思いますが、それはわたしの領分ではないので、思っておくだけにします。

外出自粛でなければ長崎には行く

いずれにしても今年の長崎平和マラソンはありません。でも予約したゲストハウスがキャンセル不可ですので、せっかくなら長崎まで遊びに行こうかとは思います。11月末ですので第2波が来ていない限り、旅行はできるようになっているはずなので。

それこそ経済を回すフェーズになっているでしょうし、長崎を下見しておくというのもいいでしょう。来年開催なら参加できるという人もいるかと思います。そういうときに美味しいお店に案内できるといいかなと。

こういうのは運命というか、必然性があるんだと思っています。最初から行くことになっている。そういう出会いが長崎にはあるそれは自分の思い込みかもしれませんが、きっと今年行くべき理由があって、それは行ってみないとわからない。

そんなこと言っておいて、第2波によって行けなくなる可能性もありますが。

実際に行けなくても11月に長崎に行けるかもしれないというのは、同じことの繰り返しの日々に少しだけ潤いを与えてくれます。6ヶ月も先のことですが、少なくとも6ヶ月はワクワクをひとつ手にしているわけです。

そういえば長崎は坂の町。得意の坂道ランでもしてみようかな……

延期した長崎平和マラソンにも参加予定

言うまでもないかと思いますが、来年に長崎平和マラソンが開催されるならもちろん参加するつもりです。まだ長崎は走ったこともありませんので、地図埋めのためにも走っておきたいですし、これもひとつの縁というやつです。

縁がないから行けないという考え方もありますが、わたしはフラレてからのほうが仲良くなるタイプですから、むしろ行けないからこそ縁が深くなったと感じています。そういう意味では、セルビアにも行きたいし青森も行かなくてはいけません。

これまで行ったことのない場所への旅。これがアフターコロナでわたしがやりたいことのひとつ。

今回の騒動で学んだのは「日常は突然終わる」ということ。行きたいなと思ったらすぐにでも行くべきだし、やりたいことも先送りしないこと。だからアフターコロナは強欲にいこうと思います。あれもこれもがまんしないで行動します。

長崎平和マラソンについて書くつもりが、どこでどう間違ったか大きく脱線したまま書き続けてしまいましたが、11月にここで長崎の魅力を語れることを楽しみに、今日もコツコツがんばります。

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