川越街道ラン33kmを走ってきた【ランイベントのカードが増えました】

緊急事態宣言によって延期していた川越街道ランをしてきました。参加者は1名でしたが、色々な話を聞けて小さな目標ができた1日。やっぱりランイベントはいいですね。きちんと開催したことによるリターンがあります。とりあえずコロナ禍が落ち着いたらトルコかニューヨークに行くのがしばらくの目標。そこで新しい門が開かれるかどうかはわかりませんが、きっと得るものがあるはず。

スタートは板橋駅。板橋は中山道などで何度か走った街ですが、今回の川越街道ランは中山道の板橋宿には入らず、追分からスタート。中山道に沿うような形で北西へと進んでいきます。面白いもので、都内を走っている間は都会を走っている感じがありますが、埼玉家に入った途端に景色が変わること。いえ別に埼玉が都会じゃないと言いたいわけではなく……ただ練馬と和光では大きく違うなと。

川越街道に関する史跡なども都内にはそれなりに残っていますが、埼玉に入るとほぼ何もなく、淡々と真っ直ぐな道を走るだけ。それはもうびっくりするくらいの真っ直ぐで、感覚的には、江戸と河越は1本のまっすぐな道で繋がれているかのよう。街道ランナーからすると、これは尋常ではないこと。本来なら宿場町ごとに曲がりくねっていたり、岡を回避していたりするものですが、関東平野を切り裂くようにただ真っ直ぐに。

埼玉県に入ると見どころもないので、淡々と走り進めることができます。旅ランとしては良くないかもしれません。でも30km走だと考えれば旧道を選ぶことでかなり快適に走れます。東京のランナーさんはマラソン大会前の30km走に板橋から川越駅まで走るというのはありです。コンビニも程よい感覚であるので、トイレや補給に困ることはありません。このあたりは流石埼玉。

いつもの旅ランに比べると立ち寄りする場所もないんですけど、ゴールの川越は観光客で賑わっていて、さらには美味しいコエドビールと最高レベルの中華料理。前に川越を訪れた時にも書きましたが、駅前のコエドビールのレストランは次元が違うレベルの名店。それを再確認しました。なんでもシェフは銀座の喜八から来た人なんだとか。美味しいはずです。このお店のために川越に行ってもいいくらい美味しい。

終わりよければすべてよしではないですが、最後に美味しいお店に辿り着ければ、33kmの距離もまったく苦ではありません。一緒に走った屋良さんはウルトラマラソンのベテランなので、走りは安定していますし話が面白い。いろいろな話を聞いているうちに、気がついたら川越まで来ていた感じ。後半ダレることもないので予定よりも早く到達。私の旅ランでは珍しいこと。

同じくらいの走力で走れる。もしくは自分に合わせてくれるというのはこんなに楽なんだなと。いつもは私が誰かに合わす形になってますが、今回はそんなこともなく引っ張ってもらった感じ。来週の和倉温泉ランも屋良さんと一緒なんですが、かなり楽しみです。こういう繋がりができるのも旅ランをやってきたから。それは自分の財産みたいなものだと思ってます。

旅ランをする時にもっと人を集められたらいいのですが、残念ながら私にはカリスマ性もありませんし、周りを巻き込む力もありません。それを受け入れた上で自分が何をすればいいのかという深い部分の話もできて、頼りになるお兄さん的な存在。そういう人が、私の人生で次々に現れてくれるのも、本当にありがたい。万里の長城マラソンの運営においても、自分の中で悩みだった部分を少し解消できた気がします。

もう少し参加者がいてもいいのかなとは思いますが、少人数になるのが私らしさでもあります。あと30kmというのも、私が思っている以上に「無理かも」になるのかなと。でも基本的にはこのスタイルは変えません。たまには短い距離の街ランも計画しますけどね。あくまでも旅ランですので、30km前後の距離をワイワイやりながら走りたいところ。その結果「30kmは無理」という人が出てくるのは仕方のないところ。

反対に「こういうランイベントしたいけど」と相談されるくらいになるのが理想ですが、きっとそういうのを相談するのも難しい存在なんでしょう(いい意味でも悪い意味でも)。それはそれで受け入れるとして、とにかくランイベントを継続すること。あとはRUNNING STREET 365でも宣伝するかどうか。人は集まるかもしれませんが、そこには多少の覚悟も必要です。

自分を売り出すという選択肢もありますが、有名になることのリスクを考えると、それはやりたくないことのひとつ。そういうタイプでもありませんし。私は基本的に裏方タイプで、誰かに喜んでもらうことを自分の喜びとするタイプ。誰かに喜んでもらうために、自分の見せ方まで変えるのは、きっとどこかで息切れしてしたいます。だから、これまで通りのやり方を貫くとします。

今回は川越街道を走ったことで、私のカードが1枚増えました。箱根峠のように見どころいっぱいではありませんが、ゴールには必ず満足してもらえるご馳走があります。途中参加も途中離脱もしやすいコース。年に1回くらいのペースで走っても良さそうな気はします。箱根と川越、そして東横線ラン2つのカード。あと3つくらいの旅ランコースができれば2ヶ月に1回のペースで開催できます。そして江ノ電ランのような短い距離のランイベントを6つ作れば年間イベントにできます。

毎月安定して開催すれば参加者も増えるかなと。自分に人を惹きつける魅力がなくても、イベントそのものに魅力を持たせて広めていけば、新しい可能性が広がるような気がします。いつまでも走れるわけではありませんので、できるうちにやっておきたいところ。2022年の計画にするのもいいかもしれません。ただ、個人的には新しいところも走りたいところ。この性格とどう折り合いをつけるのかが課題かもしれません。

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