マラソンブームとかきっと嘘なんだ。もしくはブームが過ぎ去ってしまったか。そう思わずにはいられないほどヴァイキングアドベンチャーは悲しい大会でした。以前参加したCOLOR ME RADと同様にスピードを競うのではなく、走りを楽しむ系のイベントで、5キロのコース内に10個の障害物を乗り越えていく。ウェブサイトを見ているかぎりかなり楽しそうなイベントなのだが、どういうことだろうか。どうしてこうなった?としか言いようがない。
障害物の前で混まないようにという配慮か、ウェーブスタート方式を採用している。これはCOLOR ME RADと同じ。そして1回のウェーブに500人という制限を設けて参加者を募っていました。結果、すべてのウェーブを合わせて500人ぐらいしか集まっていないのではないだろうか。さすがにそこまで少なくないかもしれないけど、ウェーブに50人ぐらいしかいない時間帯もあった。わたしたちのウェーブは割と多くて100人は超えていたと思う。
そして100人程度が走ったぐらいで大渋滞が発生。障害物によっては1人ずつになるため、1人がある程度進むまで次がスタートできない。参加者が少ないから障害物の台数を減らしたのか、それともこの状況で500人スタートさせようとしたのあろうか。タイムを競うのではないからまぁこれはいいとしよう。
でもタイムを競うわけでもないのに距離にこだわりすぎていて、数百m走ってただ折り返してくるだけ、みたいなコースレイアウト。距離を稼ぐためだけの迂回コース。なぜ5キロにこだわったのだろう。2.5キロで障害物が10個のほうがメリハリがあって楽しめそうな気がする。これも、まぁ考え方の違いですからよしとしましょう。
参加者が少ないからか屋台の数が少なすぎて会場が寂しいのも、仕方ないとしたいところだけど、まだすべてのウェーブがスタートし切る前になくなる生ビールとかプルコギとかってどうだろう。いろいろ都合があるのはわかっている。ライブ会場にお客さんが1人もいなくてもアーティストの人たちは一生懸命でした。大会スタッフも一生懸命です。
でも、その結果がこれです。
大きく決定的なミスを犯したわけではないのだけれども、小さな「これってどうよ」が積み重なった結果、「これはないわ〜」という意見につながった気がします。広報もやりきれなかったのでしょう。理由はわかりませんが、大会の開催が周知されていなかった。黙っていても人が集まるつもりだったのかもしれませんが、マラソン大会はそんなに甘いものではないですよね。
コンテンツの見直しは必要なものの、やってる事自体はもっと人が集まっていい大会だと思います。主催が変われば化ける可能性が非常に大きい。でも、今回は明らかに失敗でした。大会そのものがスベっている感じです。どうだろう、来年同じ大会があったらたぶん出ないと思います。たぶん来年開催出来ないと思いますが。
どういう大会なのか少しでもいい感じに動画にまとめてお伝えしようと努力しましたが、動画から楽しさがまったく伝わってきません。COLOR ME RADや「でろ祭り」のように湧き出てくるエネルギーを感じられません。本当にどうしてこうなったのでしょう。せめてその理由を知りたいです。ヴァイキングアドベンチャーはマラソン大会を主催する側の人間として学ぶべきことが多いイベントでした。
コメント
コメント一覧 (2件)
あら珍しい!しげちゃんの盛大なガッカリ発言w
期待すればするほどガッカリ感は増すよねぇ。
でも熱気のない大会ほどつまらないものはないな。
下手にいろんな事盛り込むよりシンプルイズザベストですな!
ここまでガッカリだと逆にネタになるレベル(笑)
でも人を集めるということがどれほど大変かを学んだよ♪
情熱は大事だけど情熱はスタートラインであって、そこからは多大なる努力が必要だ。