東洋のナイアガラ「曽木の滝」まで40km走ってみた

鹿児島マラソンを走る代わりではないのですが、鹿児島マラソンが中止になったのでシューズレビューも兼ねて、栗野から曽木の滝までの往復40kmを走ってきました。途中に何もないコース。そもそも栗野から走る必要があったのかなど、まあいろいろあるのですが、結果的には次につながったのでよしとします。

何が次につながったのかは後で書くとして、久しぶりの旅ランの話をつらつらと。シューズの話は近いうちにRUNNING STREET 365で書くので、そちらを読んでください。とりあえず鹿児島空港から栗野まではバス。そのバスに乗って行けば、曽木の滝近くまで行けるんですが、それじゃあ旅ランにはなりません。

初めての場所は自分の足で移動して何かを感じることが大切です。山と青い空とアスファルトしかありませんでしたが。それもショートカットするような農道を走ったので、アップダウンに悩まされるし何もないし。ただ、農家の方と何度か挨拶できたのがちょっと嬉しいできごとでした。

シューズはカーボンロッドの入ったモデルだったので、驚くほどの推進力でスイスイ。往路の20kmが想像していたよりもあっという間でした。やっぱりシューズってすごいですね。アディゼロアディオスプロ2。前作よりもはるかに攻撃的な1足に仕上がっているように感じます。

さて曽木の滝。存在を知ったのはお馴染み「街道をゆく」。熊本から鹿児島に抜ける旅の途中に東洋のナイアガラとして紹介されています。気になったので調べてみたら、去年の大雨で展望台が壊れて、現在改修中とのこと。でもこういうのは縁みたいなもので、気になったタイミングで行くものです。

ただメインの展望台には入れませんでしたが、なかなか壮大なスケール。ナイアガラと呼ぶにはいささか無理がありますが、ただ普通の滝と違って、それなりの幅がある川全体が滝になっていますので、近くで見れたらかなりの迫力。なのでわかっていても展望台に行けなかったのは残念。まあまた来る理由ができました。

旅ランなのでもちろんランチもいただきます。曽木の滝エリアに隣接しているお蕎麦屋さん。昭和60年からやっているとのことで、昭和と平成、令和と続いているとお婆ちゃんが嬉しそうに話してくれました。天ぷらがたくさん乗ったそばが700円という破格。田舎蕎麦で食べ応えありなのも、旅ランには嬉しいところ。

私にとって旅ランとはグルメ旅でもあるのですが、今回は途中にお店がほとんどないコースだったので、曽木の滝周辺に飲食店が多いのもとてもありがたいポイント。ただスピードを出せるランニングシューズのレビューだったので、コースとしてはそれで良かったのですが。

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ほとんど人とすれ違うことのないコースで、目の前の景色を全部ひとりじめできる喜び。これはマイナーなエリアを走るときの密かな楽しみだったりします。世界に自分だけしかいないような錯覚があり、自分の感覚に集中できるので走りも研ぎ澄まされます。

ただもう1回走る?と聞かれたらお腹いっぱい。でも、また曽木の滝に行かなくてはいけません。ただ行かなくてはいけない場所は曽木の滝だけではありません。栗野のバス停に戻ってきて観光案内板を見て気づいたのですが、ここには名水百選のひとつがあります。

湧水町という名前なのでもしかしてと思ったら、もしかしてだったわけです。ここも次回訪れる必要があります。そして、もうひとつ見つけてしまったのが栗野岳枕木階段。旧国鉄山野線の枕木7000本を利用した階段で、左561段と右555段という構成で、とにかく階段があるわけです。

これ上らないといけませんよね。なので来年の鹿児島マラソンの翌日に、レンタカーを借りて曽木の滝と丸池湧水、そして栗野岳枕木階段を訪れようかなと。鹿児島マラソンを待つ必要もありませんけどね、LCCもかなり安いので。近いうちにふらっと行っているかもしれません。

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