ランニングシューズがランニングフォームに与える影響は思った以上に大きい

私は裸足ランナーではありますが、レビューもしている関係で、おそらく年間で履いているランニングシューズの種類は国内トップクラスなのではないかと思います。もちろん私よりも多く履いている人はいくらでもいますが、上位に入るのは間違いないでしょう。

別に自慢をしているわけではありません。それが偉いことでも何でもありませんし、全部自分で買ったなら「こんなに財力があるのだ」という自慢になるかもしれませんが、ほぼすべて提供していただいたもので、私が貧しいことはこれを読んでいるみんなが知っていることかと。

それはともかく、前回は裸足とランニングシューズの違いをカシオのモーションセンサーを使ってご紹介しましたが、今ちょうどADIZERO ADIOS PRO 3のレビューを書くためにモーションセンサーを付けて走ってみたばかり。

正直なところ、いくら最新のシューズだからといって極端に差が出るわけがないと思っていたのですが、ちょっとびっくりするぐらいシューズごとに分析結果が違い、それぞれの個性がはっきりと出ていることに驚いています。

詳細は近日中にアップするRUNNING STREET 365の記事を読んでもらいたいのですが、少しだけ触れておくと、ADIZERO ADIOS PRO 3はものすごく跳ねるのでスピードには乗れるけど、モーションセンサーでのランニングフォームの評価がものすごく悪い結果に。

どの部分に問題があるかを自分なりに考察した結果、反発力をちゃんとコントロールできていないんだろうなと。これまでのシューズと同じように走ったら、反発力が大きすぎて上方向に跳ねてしまう。それがロスになっているというのがモーションセンサーでの評価。

とても理にかなっているというか、納得できる結果になりました。その結果を踏まえて、走り方を変えてみたらちゃんとフォームが改善されたので、完全にランニングシューズに走らされているというか、振り回されていたということなのでしょう。

これまで、厚底×カーボンプレートシューズはランニングフォームをシューズに合わせる必要があると言ってきましたが、モーションセンサーを導入したことで、その考え方が正しかったことが数字として現れたわけです。

ここまでランニングシューズの影響が出るとなると、シューズを脱いで裸足になったらケガをしなくなったという話もこれまで以上に信憑性というか、ありえる話になってきます。もちろんこれまでも信じていましたが、シューズの影響力がそこまで大きいとは思っておらず。

そうなってくると、何を履くかというのは私たちが思っている以上に重要になってきます。最近はシューズの使い分けがあたり前になってきましたが、ケガを回避するためにはジョグも2〜3種類のシューズを使い分けたほうがいいような気がします。

裸足でジョグ、厚底でジョグ、薄底でジョグ。こうやってローテーションすることで、偏った負荷のかけ方をしなくて済むので、同じジョグでもより長い距離を積めるようになります。でも、普通の市民ランナーにとってはそんなにもシューズを使い分けるのは現実的ではないかもしれません。

しかも、現実的にはシューズの細かな違いなんて気づけない人がほとんどなので、そこまでその重要性を語ったところで響かないわけで。さらに私なんぞ毎日裸足が基本だったりするわけです。それでもまぁ、自分の走りが履くものによって思った以上に影響を受けるというのは知っておいて損はないかと思います。

でも、まぁシューズなんて実際のところ何でもいいですけどね。

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