やっぱり距離を積まないといけないわけさ【走らない人は走れない】

そろそろ夏が終わります。伊豆高原では秋の虫も鳴いていて、朝晩はかなり涼しくなっています。28日に向かう東北の夜は気温が20℃近くにまで下がるみたいです。奥羽山脈付近では15℃くらいになるのでしょうか。

秋マラソンで結果を出すには夏の走り込みが必須。このブログタイトルは「月間走行距離なんて知りません」ですが、走り込みをしなくていいという意味ではなく、必要なだけ走り込みをすることが大切という意味が込められています。

1日10km走っていれば、30日で月間走行距離は300kmになりますが、300km走ったことが大切なのではなく、毎日10kmを走ったことが大切なわけです。月間走行距離は結果であり、目標ではないということ。結果をいちいち気にしなくてもいいくらい、しっかり走り込みなさいというメッセージでもあります。

それでも「毎月どれくらい走っていますか?」と聞かれることがあります。大抵は関係が浅い人なので、間違っても「そんなこと聞いて意味があるの?」なんてことは言いません。「知らんけど200〜300kmくらいじゃない」と返します。

事実、だいたいそれくらいです。万里の長城マラソンの参加者で、年末までにみんなの合計走行距離を万里の長城の総延長距離に到達させようという企画をしており、珍しく距離を確認しているのですが、230kmくらいになることが多いようです。

でも、それに加えて自転車で200〜300km走っていたりする月もあるので、やはり月間走行距離にはそれほど意味はありません。筋トレをする日は長く走っても5kmで、それが1週間に2回あるとやっぱり月間走行距離は伸びません。

ただ、やっぱりほとんどのランナーにとって、走った距離の積み重ねが少ないんだろうなと感じることはよくあります。私のように、毎日何らかの形で体を動かせているのはレアケースで、ほとんどの人は仕事だけで1日が終わってしまいます。

私だって仕事に時間をかけていますし、三六協定もないので会社員の1.5倍くらい働いていると思います。でも、私の場合は仕事がベースにあるわけではなく、走ることがベースにあって、その他の時間をすべて仕事に使っているので、みんなと同じではありません。

少し話が逸れました。フルマラソンで自己ベスト更新したいと考えているのに、月間走行距離が100kmに満たないなんて話をときどき耳にします。マラソン初心者なら、それでも結果が出るかもしれませんが、もう何年も走っている人だときっとその練習量では足りません。

ときどき練習量が少ないのに結果を出せる人、速く走れる人もいますが、それは例外です。ごくごく一般的なランナーが結果を出すには、フルマラソンを走れるだけの足を作り、しっかり走って体を絞る必要があります。

そのための距離が100kmとかだと全然足りないわけです。だってフルマラソンは数時間で42kmも走るんですよ。もっとも、1ヶ月で100kmしか走っていない人は、ある意味伸び代ばかりなので、簡単に自己ベスト更新できます。極論を言えば1ヶ月で200〜300km走ればいいだけ。

もちろんケガをしないように、段階を踏んで距離を伸ばす必要があります。でもそこまで走行距離が伸びれば、間違いなく自己ベスト更新できます。でもまぁやらないでしょうね。世の中にはマラソンよりも楽しいことがいっぱいありますから、そちらを優先するのは仕方ないこと。

ただ、両方を手にすることはできないんです。あれもこれもマラソンも……とできるほどマラソンは甘くありません。

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