昨日、アシックスのサブ4向けのレーシングシューズ「S4」の発表会があり、ランニングシューズの開発の経緯などの説明を受け、試走会でも3キロちょっと走ってきました。すでにプレスリリースは出ていたので、実はかなり期待していました。愛媛マラソン用シューズとして。
愛媛マラソンのアスリート枠はサブ3.5なので、サブ4向けのシューズではポテンシャル不足にはなるかもしれないという可能性はありましたが、シューズのデザインからして走れそうな雰囲気。試走して軽々キロ5分を切れるなら選択肢になるなと。
詳しいレビューはRUNNING STREET 365の記事に書きますが、びっくりするくらいサブ4モデルでした。RUNNING STREET 365のTwitterアカウントでも書きましたが、正確にはサブ3.5〜サブ4.5がターゲットですね。このシューズでサブ3は無理。もちろん走力があればサブ3もできますが。
このシューズでサブ3が無理というのは、シューズのポテンシャルの話で、開発の意図を汲んだ走りをした場合、キロ4分15秒で走るのはかなり大変です。フォアフットでガシガシ走ればサブ3ができるかもしれませんが、それはS4のポテンシャルを活かしてないので、その人は別のシューズでもサブ3できます。
ではなぜS4を選ぶかというと、レビュー記事を書けるからという身も蓋もない理由が1番なのですが、このシューズならオーバーペースを防げそうという理由もあります。私の場合、頑張らないとキロ4分30秒を切れないので、頑張らないことだけを意識すればオーバーペースにはなりません。
あわよくば好記録を狙うという考え方ではなく、確実にサブ3.5を達成できる道を選んだわけです。攻めの姿勢ではなく守りの姿勢。ちょっとカッコ悪いですが、アスリート枠を確保するためなら何だってします。そもそも十分な練習もできていませんし。
ずっとサブ3.5ができていなかった時期、走力が落ちてるのにサブ3を追いかけていた頃のイメージが抜けず、キロ4分30秒くらいで走り出して後半失速というのがいつものパターン。もう大人だからそういう走り方はしません。ちゃんとキロ4分50秒で刻んでいくつもり。
だったら速く走れるシューズは不要です。身の丈にあったシューズを選ぶという意味ではアシックスのS4がちょうどいいのかなと。アディダスのSLでもサブ3.5ができているので、その頃の走力が戻っていれば、無理なくアスリート枠を取りに行けるかなと。
タイムの貯金ができないので、走りながらずっと不安になるわけですが、そこで慌てないこと。そういう意味ではメンタルが重要になります。さいたま国際マラソンを走ったときのことを思い出しました。あのときは4時間制限でしたが、5週連続フルマラソン以上の最終戦。
スピードを出したくなる気持ちを、必死になって抑えて狙い通りの完走。今回もそうなんですが、そのときと違うのはシューズを頼りにしても良いということ。シューズがオーバーペースを防ぎつつ、最適なペースに誘ってくれる。だから私は走るだけ。
シューズが決まったのでとりあえず憂いは何もなし……と思ったら当日は傘マークが。雨嫌いなんですけど、曇りのち雨なので何とかなるでしょうか。先の天気だからあまり気にしなくてもいい気もしますが。最高気温は15℃なので濡れなければきっと大丈夫。
でもやっぱり晴れてほしいのが本音。まあこればかりは神様が決めることなので、とりあえず私はしっかりコンディションを整えるだけ。ここ数日寝不足なので、まずはしっかり寝て、疲労のない状態で当日を迎えるようにします。あと体重も落とさねば。