横浜マラソンの評価が分かれている。すごく楽しかったという人もいれば、わたしのようにもう出る必要はないという人もいる。この大会ではいったい何がよい評価を受け、何が悪い評価を受けているのだろうか。わたしなりの評価をランネットの評価方法にしたがってやってみた。
インフォメーション
事前の大会情報 D
スムースな大会エントリー C
トラブル対応の明記 B
大会ホームページの更新 B
最悪なのはルール変更をエントリー完了後に行ったこと。そして、それに関する告知が送られてきた案内に書かれているだけで、HPでの告知もないし、その理由の説明もない。その対応に不信感を抱いた。
エントリーするにはPontaカードが必須という意味不明のエントリー方法もどうなのだろうか。その後、送られてくるローソンのメールは何度解除しても解除されない。Pontaカードは引き出しの奥深くにしまってある。
会場
会場案内 B
会場内と周辺の導線 D
荷物預かり B
トイレ A
スタート前の給水 C
トイレが少なかったという人もいるが、わたしの感覚ではそれほど少ないような感じはしない。後ろの方の人は高速道路上でのトイレが大混雑だったそうだが、わたしはほとんど並ばずにトイレにはいけている。
荷物預かりは、持ち場の担当者の能力次第といったところだろうか。丁寧すぎる担当者が対応しているブロックはかなりの行列になっていた。手際の良いおばちゃんなんかが対応しているブロックは待ち時間なし。
スタート前のトイレからスタート位置への移動で、トイレエリアの出口が狭すぎて大渋滞が発生していた。さすがにセンスを疑うレベル。
スタート、コース、フィニッシュ
スタートエリア管理 B
コースの走りやすさ B
見やすく正確な距離表示 A
楽しめるコース設定 D
正しいコース情報 A
応援 C
給水所・エイドステーション B
高速道路についてはかなり意見がわかれる。この最大の理由は走るのに声援が力になるタイプか、それとも声援が力になることはないというタイプかで変わってくる。わたしも以前は声援が力になるなんてきれいごとだと思っていた。そのころは声援がないエリアがあっても気にはしなかった。だが今は違う。声援があってこそのマラソン大会だ。淡々と走るなら大会に出る必要はないだろう。
コースとしては比較的走りやすい。高速道路のバンクは足袋には厳しかったが、スピードを出せるランナーならあまり気にはならないだろう。他も走りやすさだけで言えばそう悪くはないのかもしれない。距離表示も1キロごとでわかりやすい。
スタート直後に道が狭くなるエリアがある。これもスタートブロックによって受ける影響がだいぶ違う。Aブロックであればその影響は皆無だが、後ろのブロックでは大渋滞が発生している。全体的に見て早いランナーには優しく、遅いランナーに厳しいコースと考えていい。
エイドは基本的には素晴らしかった。食べものも充実しているし、声援も素晴らしかった。ただ、一部の企業担当のエイドがひどい。休みの日に無理やり業務命令でやってますという雰囲気のエイドがいくつかあった。企業担当のエイドは必要なのだろうか。
記録、表彰
計測ポイント B
記録証・完走証 C
年代別表彰区分 C
参加賞 C
これはほとんどどうでもいい。一般的なフルマラソンとかわらないだろう。完走のメダルの評判がいいが、わたしはメダルをコレクションする趣味はないのですぐに手放した。タオルもTシャツもいらない。
全体の感想
大会の熱気、活気 C
コストパフォーマンス D
地域の特色 B
次回大会の参加 D
次に出たいかと聞かれると、「出ない」と即答する。これに出るくらいなら他の地方のフルマラソンに出場したい。後出しでルールを変更されたというのが最大の理由だが、声援のない区間が長すぎるというのもある。走ってて楽しくないのだ。大都市のフルマラソンとしては期待はずれだろう。
そのぶんエイドのパフォーマンスや、みなとみらい周辺での声援は素晴らしかった。このためだけに次回も走りたいかというとNOだが、これらだけは一見の価値がある。
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