制限時間の関門の時間の余裕が常に数分しかなく、すぐ後ろに回収車がいるなんて経験これまでにしたことなかったのですが、かなりのプレッシャーですね。第1回さいたま国際マラソン、いろいろ書いてみます。
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実はこれまでに4時間を狙って走ったことは一度もありません。フルマラソンを普通に走るときはサブ3狙いだし、裸足のときは5時間狙い。じゃあ4時間ってどう走ればいいのよと思いながらも、とりあえずは5:30/kmで巡航するイメージでスタートです。
スタート時には雨が上がり絶好のマラソン日和と思っていました。実際に10kmまで無給水でした。ところがどうも体感気温のわりに口が乾くのでそこからはこまめに給水です。
結果的にはこれが正解でした。制限時間4時間という大会なのでそれなりのランナーしか集まっていないのに次々と人が倒れていきます。知らないうちに気温がかなり上がっていたようです。完全に茹でガエル状態ですね。
本人が気づかないうちに大量の汗を書いてかなりのランナーが熱中症になっていました。
さてわたしはというと、そもそも先週の裸足100km世界記録チャレンジの影響で軽度の肉離れのような状態で4km走るのが限界だった状態のわりには痛みも疲労もなくスタートできました。
ただ肉離れしている部分が痛み出すのは30km以降だろうと予想していたのですが、なんと20km手前で右ふくらはぎに異変が発生。これは絶対にゴールまで持たないとの判断をしました。
とはいえここでスピードを緩めると4時間制限に間に合わなくなります。そこでわたしが採った方法はスピードを緩めるのではなく、スピードを上げるという手段でした。
同じ動きを繰り返すから痛み出すのなら、それを改善するためにゆっくり走るのも速く走るのも同じだろうという判断です。ここでわたしはギアを1段上げました。GARMINの記録上でも1キロで10〜20秒速くなっています。
とはいえ、そういうものは劇薬のようなものです。そのスピードで走りきれるなら最初からそのスピードで走っています。
そしてやはり問題は気温の上昇です。体感ではまったく暑くないのに、汗が乾いて肌にこびりついた塩の量が尋常ではありません。この大会はちょっとしたエリートの大会なのでエイドに塩の代わりになるものが置いていません。
せめてもとスポーツドリンクを手にしますが、完全に塩分不足。後半はこまめにエイドに行っていたのでペースがグダグダになっているのがGARMINの記録でもわかります。
そして、精神的にきつかったのは関門までの余裕のなさです。
関門の余裕時間が9分とか10分しかないという世界は初めての経験です。もちろん目標が4時間ちょうどなので常に関門ギリギリでもおかしくないのですが、裸足で走る時でももう少し時間に余裕があります。
どれだけ計算しても間に合うとわかっていても、どこかで失速したら間に合わないというプレッシャーは半端ありません。
そして失速のときはやってきました。41kmを超えたところでJRの高架をくぐって坂を上がりきったところですべて使い切ってしまいました。足がまったく言うことを聞きません。
それでもあと1km。ここは気合と根性だけで乗り切るしかありません。完全に得意分野です。
なんとか気力を振り絞り最終的には3時間58分14秒でゴールです。最後の1kmを除けば上手くまとめられたかなとは思います。初のサンダルでの走りでしたが、まぁ上々の出来だったかな。サンダルのレポートは後日。
この制限時間4時間というプレッシャーかなり面白いです。こういう大会が日本にあと2ヶ所ぐらいあると日本のマラソンレベルが底上げされそうな気がするのですが、さいたま国際マラソンが来年も4時間制限でしてくれるのか…
これにて5連戦が終わりました。ここからが愛媛マラソンに向けてスピード強化。もちろんサブ3狙い!まだ勝負シューズが決まっていませんが…その前に肉離れ治さなきゃだな。
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