少し昨日の続きになりますが、速く走るために必要なことですが「ロスをなくす」これに尽きます。武道風に言えば「無駄を省く」といいう表現がしっくりくるかもしれません。
ランニングはエンジンを積んでるわけでもなければ、電池で動くわけでもありません。自分の体、筋肉の収縮と重力によってのみ力が生まれます。
この力をいかに無駄なく推進力に変えることができるかを考えることでランナーは速く走れるようになります。自分で推進力を生み出してまっすぐに走っているようでも昨日書いたように上体がブレているとそこがロスになります。
腕振りも余程うまく行わないと推進力を逆に打ち消してしまいかねません。良かれと思ってやっていることが実はマイナスだったということは多々あります。
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速く走りたいのであれば、ただ漫然と走っているだけではダメです。自分の一歩一歩の動作がどのように推進力に変わっているのか、しっかり考えなくてはいけません。
スピードが乗ったときの骨盤の向きであったり、足の接地ばしょであったり、その時どこの筋肉に負荷がかかっているのかだったりを自分で感じて、そこから調整が始まります。
体の動作を把握できていなくても瞬間的に速く走ることが出来ます。でもマラソンのように数時間も同じ動きをする場合、ロスを抱えながらのランニングはいつか破綻します。
走っているときに足首や膝が痛くなる人は、間違いなく走りに無駄があり、その無駄が必要ない負荷になって体を痛めつけるのです。トップアスリートのように記録さえ出せればそれでいい場合は体を傷つけながらでもロスを上回る推進力を得られればいいのですが、一般人はそうもいきません。
とにかく自分で自分の走りから無駄をなくすことを心がけましょう。走りながら自分の動作に無駄がないか常に気を配って走りましょう。ランナーの頭の中は忙しくあるべきです。
「24時間マラソンとか飽きませんか?」聞かれますが、走っているとき感じなくてはいけないこと考えなくてはいけないことが無数にあって、飽きるどころか多忙すぎて時間なんてあっという間に過ぎていきます。
このブログでは「ロスをなくす」、「無駄を省く」ためのコツを共有していければと考えています。なのでわたしが何かを提案したときに「そうではないと思う」とか「本当にそうだった」という声すごく大事です。
もっともわたし自身がトップランナーでもなければ速く走るための才能もありません。常に試行錯誤しながら進んでいます。凡人だからこそわかる、感じる何かをこれからも探っていくので楽しみにしていてください。
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