長野マラソン大失速!長野を走れることへの感謝と反省

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初参加の長野マラソン、前日に大学時代からの友人の結婚披露宴が都内でありました。そのため長野で前日受付をしてから都内に戻り、その後また長野に向かうという強行スケジュール。

しかも最初に長野に向かったのは夜行バス。そして長野への戻りはラン仲間の車での移動です。22時半に東京を出て3時に仮眠のために信州健康ランドに到着、5時出発・・・

仮眠も隣で寝ているおっちゃんが、5分毎に大声で寝言を言うので全然眠れません。

えぇ寝てない自慢したいくらい寝ていません。

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そんな状態で長野マラソンスタートです。会場には1時間以上前に到着しましたが、お腹の調子がいまいちでトイレに並んだこともありアップがまったくできず。しかもスタート待ちの間にトイレに行きたくなる。

とりあえずスタートして1kmにあるガソリンスタンドでトイレを借りて1分半のロス、さぁこれからと思って走りだそうとしたら、脇腹が強烈に痛みます。

結婚披露宴で慣れないご馳走を食べたから?

設定は1kmを4分50秒〜5分にしていましたが、このスピードで走ると痛くなるのですがこれ以上スピードを落とすわけにもいきません。むしろ足は元気、心肺機能も悪くないのでスピードを出し過ぎないように気をつけます。

コース上は強風ですが、集団の中に上手く入れたためそれほど気にはならず。

脇腹の痛みとともに、もうひとつのトラブル発生。壊れたシューズの影響で体を真っ直ぐにできません。いつもなら体幹で調整するのですが、脇腹の痛みによってそれができなくなり体が傾いています。

それでも10kmぐらいまでは調子よく、このペースを保てれば・・・と思っていたら急に失速です。実際は失速はせずに無理にスピードを維持するために頑張りました。いま思えばこれが最悪の選択。

そして18km地点で、足が走るのを拒否・・・サブ3.5チャレンジ終了です。

もちろん時間はたっぷりあるのでゴールは目指します。ただここからは走って歩いての繰り返しで24kmがとてつもなく長い・・・

加えてスピードを落としたため強風にもろに煽られ、しかも雨が降り始めます。新幹線が運転を見合わせるレベルの強風と雨。そこまで少し蒸し暑く、かなり汗をかいていたのですが、ここからは一気に冷たい雨との戦い。

すでにエンプティに近いわたしの体力を雨と風が削っていきます。

それでも今回は「やめたい」という気持ちにはならず、「とりあえず1km」を繰り返して前に進みます。

壊れたシューズでフォームがおかしくなっていたのかもしれませんが、20km以降は左足首の痛みも加わります。そして胃潰瘍が暴れ始め・・・からだの痛くない部分がどこにもないような状況です。

気がつけば雨は上がり、今度は見事な青空が上空を覆ってきました。

気温もぐんぐん上がり、前半汗をかきすぎたのもあってわたしの体からが「塩分足りてないよ」の信号を送ります。両手が痺れ始めました。これ知ってます、かなりヤバイ状態。走りもフラフラしていましたし。

とりあえず塩飴のあるエイドまでジョグをベースにしっかりと歩きを入れます。

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でも美人ランナーさんに抜かれたら頑張って追いかけるのが礼儀じゃないですか、追いつこうとしちゃうんですね。男ってつくづくアホな生き物です。

そして手が痺れるので追うのをやめて歩くわけです。

すると沿道から可愛いおばあちゃんたち「頑張って」と声援を送ってくれるので、頑張っちゃうじゃないですか。応援する人たちがいるエリアだけは頑張って走って、また手が痺れる・・・

とにかく倒れるわけにはいかないので、何度も何度も歩きを入れます。

残り3キロからが本当に長いのですが、残り2キロからは歩くのをやめました。グダグダでもちゃんと走ってゴールしたい。自分を奮い立たせるために、周りのランナーに声をかけながらゴールを目指します。

両足はパンパンで、脇腹も胃も足首も痛いところだらけですが、周りに声を掛けた都合上歩くわけにもいきません。

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そして南長野運動公園のオリンピックスタジアム内では、ちびっこたちがハイタッチで出迎えてくれます。過去一番きついフルマラソンでしたが、そのハイタッチですべてが報われます。

4時間16分44秒。

もうタイムなんてどうでもいいです。とにかくゴール出来てホッとしました。コース上で沿道から声援を送ってくれる人たちがいなかったら確実にリタイアしていました。

走っているのではなく走らせてもらったという感謝の気持ちだけが、フラフラになったわたしの支え。マラソンは決して1人では走れない。あらためて思い知ることになりました。

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久しぶりにひどい走りで「マラソン前日はちゃんと寝なきゃいけない」以外に学んだこともありませんが、長野マラソンに来てよかったのは間違いありません。

運営も景色も声援も素晴らしい。ただ自分が素晴らしくなかっただけ。

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後半はカメラを持って走らなかったことへの後悔しかありませんでした。最高の被写体がそこにあるのに写真を撮れない悔しさ。

そのとき確信しました「わたしはマラソンで速く走ることよりも、マラソンを伝えることが本当に好きなんだな」ということを。結果論ですがカメラを持たずに走ったことを反省しています。

勝負レースはもう愛媛マラソンだけでいいかな。抽選に当たれば・・・ですが。

さて次は万里の長城マラソン。これもしっかり準備して、今度は納得の走りをしてみせます!

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