ビブラムファイブフィンガーズ『SEEYA LS』を履いて走ってみた

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先週買ったビブラムファイブフィンガーズ『SEEYA LS』。まだ数回走っただけだけどレビューをしてみようと思う。距離にして合計30キロしか走っていないけど、このタイミングで書くのは意味がある。結論から言えば今回買った『SEEYA LS』は諦めることになりそうだ。購入の経緯は以前書いたけど、結果的にひとまわり小さいシューズを選んだ。フィット感は完璧だし、最初12キロ程度走った感覚ではかなり気持ちよかった。仮に裸足ランニングクラブで試し履きしてたとしても同じ感覚だったと思う。スタートはよかったのになぜ諦めるのかを含めて書いていこう。

まずビブラムファイブフィンガーズの購入するさいに大事になってくるのは足の寸法測定。公式では計測した寸法+0.7〜1cmが適切なサイズになる。おいらは今回これを無視した。あくまでもフィット感重視にしたかったから。前のシューズは足が遊びすぎて嫌だったという経験からもそう判断した。もうひとつ、前回違うモデルで履いているサイズがどこの店舗にもなかったというのもその理由だ。とにかくおいらはひとまわり小さいサイズを選んだ。

これが完全に裏目に出た。

ビブラムファイブフィンガーズは5本指シューズだから足に当たる可能性がある場所が2ヶ所ある。足先と指の付け根だ。この指の付け根というのが重要なポイントで、おいらはそこに引っかかった。指先は余裕があるのに指の付け根をシューズが圧迫して痛みが強くなり走れなくなった。+0.7〜1cmというのはそういう意味があったのだろう。これからビブラムファイブフィンガーズを買う人で勧められたサイズよりも小さなサイズを買おうと思う人は要注意なポイントだ。普通のシューズ選びでは考えもしないことがこのシューズでは発生する。

最初に書いたように12キロを走ったあとはまったく問題なかった。なのにその後に18キロを走ったときに違和感が始まった。いま思えば12キロの時点でおかしかったんだけど、気づかない程度の違和感だったんあろう。18キロの最初の数キロで指が痛み出したんだけど、理由まではわからず指の筋力が不足しているのだろうと思っていた。だから痛みは仕方ないし、指が仕上がるまでのがまんと考えて走り続けた。そして今日練習をしようと走りに出たら100mも走れない。そして痛みの発信源が指の付け根だとはっきり認識できたのでそこで走るのをやめて足とシューズの確認したら、そこが原因だったというわけだ。

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回避策としてはもう1サイズ大きいのに買い換えればいいんだけど、さらに1万5千円も同じシューズに払いたいとは思えない。そもそも1サイズあげるとフィット感が不足することが考えられる。そこでいまのシューズを改造するか、それとも足に馴染むように履きこむかのどちらかになる。まずは履きこむことにしようと思う。普段から街履きすることでシューズが伸びることを期待する。本当にあと1mm程度伸びれば痛みはなくなる、実際に左足に痛みがあるけど右足はまったく問題ない。まずは左足の痛みが引くのを待つことも重要だ。今回は購入失敗だったけど、ただで転ぶわけにはいかない。

しかし、今回はビブラムファイブフィンガーズとまったく縁がない。購入につまずき、そして走ってもつまづく。今はビブラムを選ぶタイミングではないのかもね。でもあの履き心地は他のシューズでは絶対に得られないしなぁ。とりあえずは時間をかけて足にフィットさせるようにしてみようと思う。同時に練習用のシューズがもう1足必要になる。秋のレースで履けるようなシューズならば3ヶ月ぐらいで履き潰せるし、そのタイミングで『SEEYA LS』がフィットしていればいい。もしくは地下足袋でもいいかな。2週間後の24時間マラソンで履くシューズを決めなきゃだ。平塚は裸足で走るのに適した路面ではないし。

ちょっと悩ましい…

『SEEYA LS』はシューズとしてはすばらしい。『SPORT』は足を包み込む感じだったけど『SEEYA LS』はスキンという感じで肌そのもの。ほぼ裸足で走っている感覚だと言っていい。裸足なのに足裏が保護されている。こんな素晴らしいシューズは他にない。でも、スキンになるということは完全なフィットを要求される。ほんの数ミリのずれでもおいらのような足に痛みが生じることがある。履く者を選ぶシューズとでも表現しようか。そして今の段階ではおいらは選ばれなかったというわけだ。こういうことは他のシューズでも往々にして起こることだ。だからビブラムを責めるつもりはない。いろいろな面でおいらとの相性が悪かっただけのこと。それを無理に履いて足をいためたのだから自業自得ってやつだ。

幸い痛めたとはいえ走れないレベルではない。なんとかして今日中に練習用シューズをゲットせねば。

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