総括はまたするとして、ハダシスト五街道制覇プロジェクト奥州街道最終日をレポートします。
1日目と2日目はサポートとして一緒に走ってくれる仲間がいたのですが、最終日は最終の宿場町千住までは孤独な一人旅になりました。
幸手宿からの約50km。距離は大したことないのですが、スタート時から右足のアキレス腱が痛み思うように走れません。しかもレッグカバーを前日に行った温泉に忘れてくるというミス。
散々なスタートでしたが、時間に余裕があるということだけが救いです。
しかも過去に2回走っている場所ですので、道に不安はありません。コツコツと1kmを積み重ねていくだけです。そして粕壁宿に入ったあたりから、いろんな人が声をかけてくれます。
ちびっ子が追いかけてきて「頑張ってね〜」と言ってくれたり、お店の駐車場から大きな声で「頑張って!」っと応援してくれた家族もいました。おそらく何かを通じて、このチャレンジを知っていた人なのだと思います。
南千住の駅では高校サッカー選手権に出ていると思われる青森山田高等学校の選手が「頑張ってください」と声をかけてくれます。旅ランはもう何度も経験していますが、ここまで声をかけてくれるのは初めてです。
facebookでもたくさんの人が応援してくれますし、LINEでメッセージをくれた人もいます。
自分ひとりの挑戦のようで、かなり多くの人を巻き込んでいるのだということを実感しながら、一歩一歩前に進みます。ただし、スピードはまったく出ません。
やはり初日の85kmからの2日目の早いペース。3日目に体力は残っていませんでした。3日目にもう少し走れるようにこれから鍛えていきたいところです。
ただ、長く感じたかというとそういうこともなく、いつもどおりの淡々とした走りを続けていました。
わたしの超長距離の基本は絶対に無理をしないこと。最後まで同じペースで走りきることです。痛みがあっても上手に誤魔化しながら最後まで走りきることを重視しています。
特に連日走る超長距離の場合は、距離に焦ってスピードを出してしまうのが1番NGです。
最後まで淡々と、それでも苦しさはきちんとやってきます。最後は気合と根性の世界になってしまうのが超長距離の旅ランです。もちろん今回も最後は苦しみました。
日が沈んで気温が下がってからが苦しみでした。ダウンコートを持って行かなかったことが最大のミスですが、MacBook Airを持って行ったので、荷物を少しでも減らしたかったので仕方ありません。
あまりに冷えるため、貼るホッカイロを購入して貼り付けます。それでもほとんど効果はなく、動いていないと凍えてしまいそうです。
冬の旅ランは邪魔でも防寒対策はしっかりしておく必要があります。東西対抗東海道53次ウルトラマラソンで痛感していたのに、それを活かせなかったのが大きなミスです。
それでも大きく崩れることなく、目標の19時を30分近く過ぎたところでようやく日本橋にゴールしました。
ゴールの瞬間に思ったことは「あと二街道か」ということだけ。
安堵感も達成感もなく、気持ちは五街道制覇に向けてすでに次のステップに向いていました。きっと五街道を制覇しても次に走る場所に向けてのスタートとしか感じないかもしれません。
まだ甲州街道も中山道も残っていますし、日本橋からの伊勢参りも終わっていません。
水戸街道のようにまだまだ走ってみたい街道もいっぱいあります。とてもじゃないですが195kmで満足している場合ではありません。ここはまだ通過点。
詳細についてはまた紹介しますが、次は今年の夏に甲州街道です。早いところ五街道くらいは終わらせておきたいところです。わたしの目指すところはずっと先にありますので。
これからももっと多くの人が注目してくれるように、チャレンジは続けていきます。そしていつかわたしを見て走り出す人が増えてくれると最高ですよね。
そうなるまでは歴史街道ランはやめられそうにもありません。
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