台湾が恋しくて【国の思惑に振り回される未来と旅をしにくい空気感】

いろいろあって、台湾を意識する1週間でした。台湾の友人たちに「台湾に行きたい」というニュアンスのことを話すと、ほぼみんな「2022年以降ね」と返してきます。細かくは分かりませんが、台湾では年内は海外からの受け入れも海外に行くこともないのが共通認識で、2022年以降には以前と同じように戻ると考えているようです。

この認識が台湾だけなのか、それとも他の国もそうなのかは分かりません。ただ、お隣の国(あえて国と書きます)では、それが定着しているのは事実。だとしたら、私たちの知らない何かが動いているということなのでしょう。台湾は情報収集が上手く、そしてその情報を上手く活用しながら大陸に対抗してきました。今回の新型コロナウイルスも、いち早く国境を閉じましたし。

いつになったら台湾や中国に行けるのかは分かりませんが、少なくとも中国は北京の冬季オリンピックまでにはと考えているはずです。台湾はここに来て感染者が増えたので、どういう流れになるのかは見えなくなりましたが、観光も外貨獲得のためにとても重要なので、出来るだけ早めにオープンしたいところでしょう。

ただ、安易には再開しないのは間違いありません。少なくとも台湾は。日本と違って2大政党がしのぎを削っているので、失策は政権を失う要因となります。政権を失う以上に、国民の信頼を失うことが1番避けたいことなはずなので、無理はしないことは容易に想像できます。もちろん手を打たないのもマイナスなので、そのあたりはバランスの問題でしょうが。

台湾や中国がオープンになっても、日本がどう出るかによって、未来はまったく違ったものになります。とりあえずオリンピックを乗り切ることが、日本政府の第一の目標でしょうから、それが終わった後にどのような方向に舵を切るのかはまったく分かりません(私ごときがわかるようなレベルの話ではない)。

どれだけ国民から叩かれようと基本的なスタンスは「自分たちからはオリンピックの開催放棄しない」なのでしょう。そうしなくてはいけない理由はなんとなく推定できますが、あまり大事なことではないのでここでは書きません。大事なのは夏が終われば舵が切られるということです。しっかり手すりを掴んでおくか、海に落ちる心の準備をしておいた方がいいでしょう。

私が避けたいのが、日本だけが市民レベルの国際交流再開に乗り遅れるということ。それについて個人でできることはありませんが、他の国がオープンになっても日本はしばらく動かない可能性があります。「日本が動かなければ、日本のレア度が上がる」そう考える人がいるかもしれないので。

日本が行きたいけど行けない場所になると、日本が「特別」になります。そうなってから、国境を開けばより多くの外国人が日本を目指してやってきます。それを意図的に作り出せる状況にあり、そういうことをするのが国を運営することですから。転んでもただで起きるようでは国を運営するなんてことはできません。

国全体で考えたとき、それはとてもいいことかもしれませんが、個人レベルで考えると、これから数年間も台湾や中国に行けないのは嬉しいことではありません。国が決めたことなら従うしかありませんが。個人の移動が制限されている。世の中がこういうときだから仕方ないことですが、自由に生きている身としては窮屈です。

今秋のいわて盛岡シティマラソンにエントリーしました。開催されるかどうかは分かりませんが、私が気にしているのは中止になったけど盛岡に行って、どのお店でも関東からやってきた人はお断り状態になること。これは大いにあり得ることです。マラソン大会が中止になるくらいの状況なのですから。

同じくずっと岡山に行きたいモードなのに、やはり空気を読むと行けません。法的にも物理的にも移動を止められているわけではありませんが、世の中の空気は「今じゃないだろう」なわけです。空気なんて読まないという考え方もありますが、歓迎されない旅行ほど虚しいものはありません。

どこか「うちらは大歓迎です」という地域があるといいんですけどね。本音ではそう思っているところはそれなりにあるはずです。観光客が来ず収入が激減している離島とかは、本当に厳しくてそろそろ人が戻ってきて欲しいところもあるはずなのですが、本音で語れる時ではなく。こういう時こそマッチングアプリが役立つのになと思ったり。思うだけですけどね。

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