すごい人はどこにでもいる。日本人だけが優れているなんてことはあり得ないし、中国人が劣っているというのは幻想。日本人は優しくて、中国人は冷たい。そんなこという人はよっぽど偏ったタイプの中国人しか知らないのだろう。少なくとも今回の撮影に集まった中国人は最高のメンバーと言い切っていい。
日本人の出演者もプロ。万里の長城を10キロ近く歩いたのに弱音を吐かない。それどころか撮影のタイミングになると表情が完全にプロの顔になる。このメンバーで唯一の素人はわたしだ。そしてこのプロモーションビデオの主役だそうだ。インタビューで噛み噛みでも許してくれる中国人の懐の深さに助けられる。決して日本語を理解していないからではない。
基本的には撮影は順調すぎるほど順調にすすみます。まさにプロの仕事。ただ、暑さが敵です。人間にとっても、撮影にとっても。とにかく消耗していきます。体から水分がどんどん抜けていきます。合間合間に自分用に動画撮影のために走っていたから余計に汗が…
それでも誰もギブアップしません。頑張ります。いや頑張っているのはわたしだけで、他のプロフェッショナルは楽しんでいたかもしれない。いや、そうだろ絶対。みんな力を残していたのかと思うほど元気。ランナーのわたしだけがキツイなんて言えるわけがない。
撮影を重ねながら撮影隊はチームになっていきます。日中の言葉の壁すら話のネタにできるほどたくさんの言葉を交わし続けました。やっぱり中国人はいい人が多い。少なくともわたしが接する中国人は親切で優しい。実際に目にしないとわからないことはたくさんある。
コメント