最初に大事なことを書いておこう。おそらく明日が最終日になる。土曜日の夜には帰ると約束をしたので、これだけはどうしても守らなくてはいけない。おいらにとって約束は血と同じぐらい大切なものだ。生きていくために絶対に譲れないもの。一度約束したなら全力で守る。たとえ口約束でも。もちろん、常に守れるわけじゃない。大事なのはその姿勢だ。というわけで、おそらく明日が最終日だ。
ゴールは熱田神宮に設定した。次に始めるのに熱田神宮から伊勢神宮というのも悪くない。日本の神社では伊勢神宮が一番格式が高い。その次が熱田神宮ということらしい。格という意味でもじゅうぶんだろう。どうもおいらはずっと伊勢神宮に呼ばれていない。あれやこれやと阻止される。神様なりに理由があるんだと思う。神も仏も信じてないけど。
残りは40キロぐらいなので問題はないように思える。ところがそんなに甘くない。特に今日はそのまま新幹線に乗ろうと思ったほど、危機的状況だった。午前中走っていて足裏がおかしい。いや、おかしいのは足裏だけじゃなくて、体の軸がないというか、手足がバラバラで、体と心も一致しない。体が全力で走るのを拒否していた。とにかく休憩しようと豊橋の公園で寝ることにした。
もし起きてまだおかしいようならそのまま新幹線に乗るつもりだった。もうわけが分からない。昨日はあんなにも快適に走れるようになったのに。理由としては足裏の腫れなんだろう。見たことないぐらいにパンパンになってた。1時間ほど寝て起きても回復していなかったけど、再度寝てたら知らない男女の2人組に起こされた。「体の調子の悪いところはないか?」と聞いてくる。おいらは警戒して、特に問題はないと答えたけど、なんやかんやで腕に気を送られることになった。
おそらく気功の一種なんだろうね。直接足にやったわけじゃないけど、足は足で悪くない。それが原因かはわからないけど、少なくとも足の腫れはひいた。そこでおいらは思い出した。大事なのは気の流れであり、気の流れは呼吸で決まるということを。呼吸に気をつけて走り始めたら何とかなりそうな感じ。結局藤川宿までぎりぎり走れました。
ちょっと不思議な経験です。あの2人組はなんだったんでしょう?神様の使い?とにかく伊勢神宮には呼ばれていないけど、ここで終わらせてはくれない。少なくとも熱田神宮には呼ばれている。というわけで、明日は熱田神宮で区切りにしたいと思います。ただし、それだけの足が残っていれば…ですが。
コメント