新型コロナウイルスが1年で終息しないケースに備えてウェブライターはどうするべきか

昨年からライティングの仕事が減って、1月からUberEatsの配達員をしていますが、こんな状況なのにライティングの仕事をいただけて、今月の中旬から4月末まではほぼ自宅仕事です(勘が鈍らないように、2回くらい配達に行きたいのですが)。

年度末には少し大きな仕事もいただけましたし、単価のいい仕事ばかりしているような状態でありがたい。ただこの状況が続くとは思っていません。もし非常事態宣言が7月まで続いたら、発注してくれる会社が耐えられなくなることも考えられます。そうなればわたしに限らずウェブライターは路頭に迷います。

だから新しいことをしなくてはいけない。これはかなり強い危機感を持って考えていることです。今日はウェブライターの仕事がなくなるということについて話をしていきたいと思います。

目次

フリーランスの仕事はいきなりなくなる

昨年あたりから実感している人もいると思いますが、ライティングの仕事がかなり厳しい状況にあります。副業で始める人も多くて単価が一気に下がってしまいました。その低単価の仕事を奪い合う魑魅魍魎の世界。

ただ、単価のいいの仕事はそれほど減っているわけではありません。むしろ単価のいいの案件に見合ったライティングができる人が不足しているような状況にあるように感じています。わたしに依頼が来るくらいですからよっぽどです。

謙遜ではなく自分の文章力を冷静に評価したら、中の下くらいだと思っています。一般人ではなくプロのライターの世界での評価ですよ。基本ができてないので下の上くらいかもしれません。でもウェブライターの90%くらいが下の下にいて、文字単価0.5円の仕事を奪い合っています。

でもこの状況が続けば、まずその文字単価0.5円の仕事がなくなります。なぜなら広告費が稼げないから。広告費のひとつにGoogle AdSenseというものがありますが、広告を出す余裕のある会社が減ったので、単価が新型コロナウイルスが広がる前の半分以下になっています。

1クリックで30円くらいあったのが10円台ちょっとになったと思ってください。うちのサイトでも自宅勤務の人が増えたのもあって、アクセス数はそれほど極端には落ちていませんが、広告収入は半分以下です。

広告で稼いでいる会社にしてみれば、儲からないわけです。文字単価0.5円で出している仕事を0.2円くらいにしないと割に合わない。割に合わないくらいならまだいいほうで、稼げないので廃業するケースも増えてくるはずです。

わたしはウェブライターの仕事はあと1〜2ヶ月で激減すると考えています。単価のいい仕事を除いて。その単価のいい仕事ももっても夏過ぎくらいまでかと思います。そうなるとフリーランスの仕事はある日突然なくなります。

次の一手を打つためのヒント

ライティングの仕事はいきなりなくなりますが、今回のわたしのようにいきなり入ってくることもあります。実はこれが心理的に厄介だったりします。仕事が入ってくると安心してしまって、次の一手を打とうとしなくなります。そうして、気がつけばタイミングを逸してしまう。

完全に仕事がなくなったらジリ貧ですので、何かをしようとするわけですが、仕事があると何も始めない(正社員もそうですよね)。でも、ここからライティングの仕事が減ってくるのは間違いないわけです。5年後くらいにまた盛り上がるかもしれませんが、しばらくは落ち込みます。

だからもう次の一手が必要です。

問題は何をするかですよね。ここはもう自分で考えるしかありません。ただ、なにもないと考えられないかと思いますので、わたしがどういうことを考えているのかを少しだけお話しておきます。

まず世の中から仕事はなくなりません。人間が生きているわけですから。ただみんなの収入は減るはずです。またデフレ状態に入るかもしれません。それはまだわかりませんが、この状況で稼ごうと思ったら方法は2つしかありません。

  • 日常生活と密接な関係の仕事をする
  • お金を持った人をターゲットにした仕事をする

この状況でも生活に必要な仕事はなくなりません。具体的には「衣食住」と「健康」です。みんな外出を控えた結果、暮らしの見直しを行います。衣食住を少しでも良くなるためにお金を使うようになり、次に自分の健康に投資します。このあたりをフィールドにすることです。

そしてお金を持っている人をターゲットにすることです。これは卑しい話になるので自分で想像してください。この国で誰がお金を持っているのかを。そしてその人たちにサービスを提供することで、自分の生活を維持することです。

この両方を備えているサービスがUberEatsです。配達員ではないですよ、UberEats本体です。彼らは「食」を「裕福な人」に「デリバリー」という形で提供しています。この「食」と「デリバリー」を自分なりに工夫するわけです。

具体的に何をするかは、自分で考えてください。わたしはあなたが何を得意とするのかを知りません。大事なのは儲かることをするのではなく、自分が得意なこと、楽しめることを提供するということとだけ言っておきます。

新しいことに挑戦するしか道はない

ライティングの仕事が完全になくなることはありません。でもかなりの人数が淘汰されます。文章力が高くても運が悪ければ続けていくことはできません。どれくらい淘汰されるかは、非常事態宣言がいつまで続くか、すべてがいつ終息するかにもよります。

1年続いたらフリーランスのウェブライターは10%くらいしか生き残らないかもしれません。だからやるべきことは新しいことへの挑戦です。それがどのフィールドなのかはわかりません。人によってはYouTubeかもしれません。せどりをする人も出てくるかもしれません。

いずれにしても大きな挑戦になります。これまでと違うフィールドに行くわけですから勇気がいります(わたしは勇気を出すことなく飛び込むタイプですが)。でもここにいたら茹でガエルになるだけです。今はまだなんとかなっていても、気がついた頃には茹で上がっていてもう逃げられなくなります。

会社員もその点は同じですけどね。先手を打って中心を取らないと勝てないのがビジネスの世界。そういう意味では出遅れてしまう会社員のほうが危険な気はしますが、リスクの大きさが会社員とフリーランスとでは2桁くらい違いますので、ここでは追求しません。

いま考えなくてはいけないのがフリーランスのウェブライター。

すでに仕事がないという人もいるかと思いますが、待っていても仕事がやってくることはありません。細々とライティングをしながら飯の種を急いで探してください。そして種を蒔いて水をやる。夏までに芽が出るくらいのスピード感で新しいことに取り組む。

それがわたしたちウェブライターが生き残れる、数少ない道のひとつです。

まとめ

この状況下では、みんな自分のことで精一杯です。誰かが助けてくれるなんてことは期待してはいけません。友人や知人はもちろん、政府だって助けてくれません。10万円がどうとか言ってますが、10万円なんて1ヶ月の生活費にもなりません(ならないこともないけど)。

何もできない時間が1ヶ月続いて、そこは10万円で耐えても、また次の何もできない1ヶ月がやってきます。今度は10万円はありません。さてどうするか?違う手段で稼ぐしかないですよね。これからも生きていきたいなら。

必死のパッチでやってください。懐かしのドラマを見ている場合でも、どうぶつの森をしている場合でもありません。まずは考えること。周りを見渡して情報収集をすること。そして自分が入り込める隙間を諦めずに探してください。

神様に祈るのは、わたしたちウェブライターのすることではありません。

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