わたしが見ている未来【最悪のシナリオに備える】

この数ヶ月、わたしの中では激動の日々でした。東京マラソンの一般枠が中止になったくらいから「ヤバいことになる」と感じ始め、このブログにそれらに関する投稿をして「考えすぎ」「煽るな」と言われたこともありますが、とにかく考え続けました。これからどうすべきかを。

そしてようやく収まりどころが決まった気がします。考え続けた結果、自分の立ち位置を見つけたという感じで、ここなら少しは粘れるような気がしています。これから足場を固めていくことになりますが、現時点でわたしが何を考えているのか、わたしが見ている未来の話をしておきます。

もちろんわたしに予知能力なんてものはありません。論理的に考えて「こうなるだろう」を推定し、その結果見えている未来なので間違うことはあります。あくまでも参考程度に。

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この状況における最悪のシナリオ

世の中にはこの状況が数ヶ月で終わると期待している人もいると思います。わたしもそうであって欲しいという思いはありますが、それと同時に「1〜2年でも済まない可能性」についても考えています。むしろ最善のシナリオが1〜2年での収束だと思っています。

最悪のシナリオとしては、このまま日本から出られなくなって人生を終えるということ。それが新型コロナウイルスの影響なのか、それともそれが引き起こす世界の歪によるものなのかはわかりません。ただ、残りの人生で台湾も中国も行けない可能性を考えてはいます。

それはすなわち、自分の生き方そのものを変えることになります。海外に行けないような状況でマラソン業界がどうなるかを考えると、間違いなく縮小します。一方で健康のための意識は高まりますので、ランニングの需要は増えます。

そうなったとき、自分はなにを喜びとするのか。何をして生活をしていくのかをずっと考えています。

ランニングの世界に留まるのであれば、それをどうやって収益化するのか。それは稼ぐということでもあり、世の中のニーズに応えるということでもあります。どんなニーズが生まれそうで、わたしならそれにどう応えることができるのか。ずっと考えています。

このさきの人生をこの閉ざされた島国で過ごさなくてはいけなくなったとき、自分がどうあるべきか。もちろん答えは出ていませんが、なんとなく方向性は見えつつありますが。伝えたいのは、そういう未来も見ているという話です。

非常事態宣言が解除される可能性

この話をするときに、まず考えなければいけないのが、どのタイミングで非常事態宣言が解除されるのかということです。政府が非常事態宣言をだすのをためらったのは、間違いなく宣言すると簡単には解除できないからです。

もし確実な安全が必要なら、新規感染者が0人になってから2週間ほど待つ。これが正しい解除のシナリオになります。ただ、これでは経済が持たないと判断してもっと前倒しする可能性はあります。この場合、当然のことながら本当の収束は先延ばしになります。

少なくとも他の国に行けることはなく、マラソン大会などのイベントも開催されないでしょう。経済を回復させるために働くことだけが認められる状態。段階的な解除と言ってもいいかもしれません。いずれにしても、できるのは新規感染者が大幅に減ってからです。

その傾向が見られてから2週間ほど様子を見る。5月6日がちょうど2週間後ですが、現時点では新規感染者が減っているようにも見えますが、誤差の範囲内です。集団感染が発生すればすぐにまた増えてしまいますので、とてもじゃないですが5月6日に解除はできないように思えます。

ただ解除しないと学校のカリキュラムがまったく進みません。倒産する会社も増えていきます。だから政府がどう判断するからまったく見えません。はっきりしているのは、今の人の動きからすれば5月6日以降も自粛は続くということです。5月7日から普通の生活が戻ることはないと想定しています。

がんばらなくてもいい脱力状態を作り出す

現状においてはとにかく「わからない」としか言えません。だから最悪を想定しておく。これはわたしのやり方なので、すべての人が同じでなくてもかまいません。「考えても仕方がないから適当に」という人もいると思います。

最悪のシナリオを考えたとき、わたしがまずやらなくてはいけないと思ったのがイライラしていたり、不安が渦巻いている世の中と距離を置くこと。乱戦になったとき、まずしなくてはいけないのが全体の把握するために高い場所に上がること。

乱戦で生き残れるだけの力がある人は、そこで戦うという選択肢もありますが、非力な私は頭を使うことしかできません。だからまず乱戦から抜け出して冷静になり、どんな手を打つべきかを考えることにしました。そして気づきました。

これは無理だと。

わたしの手に追えるような状況ではなく、乱戦に戻れば無駄死にするだけ。だからわたしは逃げることを選びました。戦いの場には戻らないこと。わたしのようなタイプがこの状況で生き残るには逃げる。恥かもしれませんが討ち死にはしたくありません。

ただ逃げたところで世の中がこれほど荒れていては、わたしの心の中がザワザワします。わたしの部隊の中で戦いたがっている兵士がいたのでしょう。これでは逃げた意味がないので、意思統一をするために試行錯誤しました。

そしてたどり着いたのが自律神経の安定だったわけです。戦いたがっている兵士をなだめるのではなく、戦いたくなくなる環境を与える。そのときに意識したのが脱力でした。とにかく心も身体も力を抜く。しっかり睡眠を取る。神経系に悪い影響を与えるものをできるだけ口にしない。

晩酌のお酒もやめています。甘いお菓子もスナック菓子もコーヒーも。

なぜそこまでするのか。理由は簡単です。何もせずに乗り切れるとは思えないからです。少し前に危機感についての話をしましたが、わたしの中でずっと警報機が鳴りっぱなしなんです。これからやってくる未来に備えよって。その最初のステップとして脱力し、自分の心身を安定させる。

それに必要なことを片っ端から取り入れているだけです。そして、ようやくその準備が整ったといったところです。

立ち止まっている場合ではない

実はずっと働き続けています。仕事があるからというのもありますし、ランイベントがないというのもあります。でも本当の理由は備えなくてはいけないからです。ランニングのトレーナーを始めるときに、まとまった額の投資が必要だったのでその返済もあります。

いまわたしが恐れているのは、収入がなくなること。

これまでわたしはキリギリスだったので、貯蓄なんてまったくないわけです。新型コロナウイルスの影響で経済が崩壊したら、貯蓄のないわたしなんて一瞬で吹っ飛んでしまいます。だから1円でも多く稼いでおく必要があります(脱力しながら)。

そして最悪のシナリオが待っていた未来に、新しいことを始めるための資金も必要です。1分1秒も無駄にできないので、ライティングの仕事がなければ都内で自転車を漕ぐわけです。働きすぎと思うかもしれませんが、ここでやらなきゃいつやるというのか。

会社員の人はまた違うとは思います。会社が倒産しても失業保険がありますし。少なくともわたしよりは守られています。それが会社員として働く人の権利ですし、それだけのお金を払ってきたのですから個人事業主と違うのは当然。

だけど職を失ったときのことは、考えておくほうがいいかなとは思います。いや、考えておくだけでなく種も蒔いておいたほうがいいです。人によっては蒔く種を探すところからかもしれません。いずれにしても休んでいる場合ではない。

あっという間に収束して、蒔いた種を収穫できないかもしれませんけど、それをムダと思うか、次につなげるかは人それぞれ。少なくとも蒔いて損することはないとは思います。いや、損をしないように考えて蒔いておきましょう。

まとめ

この話をすると暗くなるので、しばらくは書きません。ただ、このブログを読んでいる人くらいには「備えておいたほうがいい」と伝えておきたいので、また忘れたことに書くかもしれません。状況は刻々と変わっているので、備え方も違うかとは思いますが。

まずは、自分の立ち位置を確保してください。乱戦の中で活躍して名を挙げるのもいいでしょう。わたしのように逃げ出すのだって悪くありません。ただ、そのときは自分の中の兵士の意思統一のために自律神経の安定を心がけてください。

備えあれば憂いなし。反対に備えがなければ憂いしかありません。わずかですがまだ残された時間はあります。それぞれの思う最悪のシナリオに向けての備えを始めてください。砂時計の砂はもう動き出しています。

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