ゼロから言葉を綴る力【ライターに求められるものとその先の景色】

OLYMPUS E-M10 M.45mm F1.8
ISO400 45mm(換算90mm) f1.8 1/100

私はワークマンのアンバサダーということもあり、3月19日より東京ソラマチにオープンするワークマン女子のショップの内覧会に招かれて行ってきました。RUNNING STREET 365にも広告代理店経由で依頼が来ましたが、ラフな格好で行きたかったのでアンバサダーとして。ワークマン女子といっても半分はメンズで、仕事着以外を取り扱ってるお店です。

いつも行くような広いお店ではなくて、コンパクトサイズですがワクワクが詰まったいいお店です。お店についてはRUNNING STREET 365の記事にするのでそちらをチェックしてください。ここでは関連するけど別の話です。ワークマンの方はRUNNING STREET 365の記事を褒めてくれるのですが、私の場合は書く対象がないことにはいい文章を書けません。

ワークマンがバズりやすいアイテムを出してくれるから、私が文章で後押しできるだけで、商品がないところから何かを生み出せるわけではありません。そして商品が優れているから、目の前で起きていることがみんなの共感を得られるから、私の記事が時々バズるわけです。それはそのまま自分の弱点でもあります。

Instagramで小さな物語を書いていますが、書き出すのにすごく時間がかかります。小さな物語は何もないところから作り出すので、苦手克服になると思って続けていますが、とにかく時間がかかります。最初のフレーズが決まると、そこからは比較的スムーズにかけますが、とにかくその一文を書くのに悩みます。産みの苦しみというやつです(産んだことはないのでわかりませんが)。

何もないところから文章を作るといっても、本当に何もないと流石にどうにもなりません。だから実際には自分自身の中にある引っ掛かりを言葉にするわけですが、そのための経験や語彙力、感性がないと言葉を綴ることはできません。いずれも自分には足りないものですが、努力でどこまで伸ばせるかをいま試しているところです。

対象が明確になってればすらすらと書ける。これもひとつの才能もしくは努力の結果だとは思います。ただ、目の前に大きな壁があり、向こう側の世界と隔たりがあるのが嫌。想像力をフルに使って、言葉を思うがままに操って表現する。そういう人たちの世界に片足でもいいから踏み入れてみたい。それが物書きとしての正直な思いです。

それは45歳からの努力では、なんともならないものなのかもしれません。でも才能がある人との違いがわかるということは、これからでも伸びる可能性はあります。自分の力不足は自覚しているわけで、何が足りないのかを自分なりに考え、才能に溢れた人たちとどこが違うのかを明確にし、後はその差を埋めて行くだけ。言葉にするのは簡単ですが、いざ実行するとなると簡単ではありませんが。

まずは経験を増やすこと。コロナ禍ではこれが1番難しいことかもしれませんが、どんどん前に出て行くことが必要です。失敗を恐れず、ときには失敗するつもりで前に出る。そうやって経験を増やして、あとは語彙力や表現力を意識してみる。あとは妄想することでしょうか。自分じゃない誰かになったつもりで。

言葉を自由にコントロールできる。これはライターとしての私が永遠に追い求めることになる課題です。ちなみに語彙力というのは60歳まで増え続けるそうです。まだ15年間は言葉を詰め込むことができるので、こちらは時間をかけて増やしていくとしましょう。それをしながらも、上手な組み合わせ方、表現方法を身につけること。

私の強みはシンプルでわかりやすい言葉でポイントを抑えた説明すること。この武器だけで、ライターとして食べていくことはできます。むしろライターとしてはそれ以上を求められることはほとんどありません。だから、その先の世界は自己満足なのかもしれません。でも、人生は自己満足を楽しむためにあります。無駄なことをどれだけ楽しめるか。

ゼロから言葉を綴るのは、生きてくために必要な能力ではなく、人生を楽しむために必要なこと。優先順位は低いことかもしれませんが、その道を進むことが私の毎日に彩りを与えてくれるはずです。その道の先が行き止まりであっても、何かを失うわけでもありません。むしろこれまで見たことのない世界が開ける可能性があります。

それは私が見たかった景色とは限りませんが、同じ場所に留まって安心するというのは私らしくない。次のステップに進むためにも、新しいことに挑戦しなきゃなと思った春の1日でした。たまには自宅を出て脳に刺激を与えなきゃいけませんね。緊急事態宣言がどうなるかはわかりませんが、ここからは経験を積むためにも、もっと活動的にいくとしましょう。

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