本来なら2年前に無借金経営がスタートしていたはずなのに、ランニングインストラクターを始めるためにWEBサイトの作成に投資して、そしてコロナ禍に突入。万里の長城マラソン絡みでお金を借りるなど、借金はそこそこの額になっていました。
売れない芸人さんのような、とんでもない金額のマイナスではありませんが、そもそもの収入も非課税所得帯に入るか入らないかのギリギリのところ。収支を考えたら、そう簡単に返せる金額ではありませんでした。
ただ、ここにきてようやく完済です。会社を辞めてから借金がまったくないのは初めてのことかもしれません。会社を辞めたばかりはまだなんとかプラスだったような気がしますが、お金もないのに全国各地のマラソン大会に足を運んだり、取材に行ったり。
そういうことをしてきたから今の自分があるわけですが、なかなか厳しい6年ちょっとだったのは間違いありません。借金がゼロになってそれを強く実感しています。今はずいぶんと気持ちが楽になっていますので。
先に言っておきますが、フリーランスになったすべての人が借金をするわけではありません。そして私のような働き方でも無借金で継続することは難しくありません。私には私なりのビジョンがあり、そこにお金をかける必要がありました。
もしかしたら投資額を取り戻せないのではないかという不安ももちろんありましたが、幸いにも働けば返せるという状況にあり、それもコロナ禍に突入してUberEatsが稼げるようになったことで、なんとか未来が見えてきました。
コロナ禍になって、誰かと遊ぶということがなかったので、ただひたすらに働くことができました。ライティングも単価の高いもの増えてきて1ヶ月の収益が30万円を超える月もありました。昨年はフリーランスになってから最大収益。
稼げるから返済に追われるということがなかったというのが不幸中の幸いというか、なんとか乗り切れた理由のひとつ。昔からお金に困るということがあまりなく、そこに関しては根拠もなく楽観的な自分がいます。今回もそうでした。
運がいいのは間違いありません。くじ運とかプラスの運勢を引くことはほとんどありませんが、それでいてマイナスの運を引くこともありません。ハズレくじはよく引きますが、それはプラスに進まないというだけで、損をしているわけでもなく。
きっと私はそういう星の下に生まれているのでしょう。大金持ちになることもなければ、貧困で苦しめられることもない。収入は明らかに貧困層ですが、独身ですし物欲もそこまで高くありません。ランニングシューズのなる木も持っています。
何を持って幸せとするかは人それぞれ考え方が違いますが、私はきっとこれで十分。きっとまたどこかで投資をしてマイナスになって、それを取り戻すために全力で働く。そうやって歳を重ねていくんだと思います。
年金をもらうくらいになって、プラスマイナスゼロになっていればいいなと。もちろんマイナスにならないための努力もしますけど、男には勝負をすべきときがあるんです。そのときが来たらまた勝負すると思いますよ。ただとりあえずは無借金に乾杯。
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