縁というのは不思議なもので北海道を撤退したら別の仕事が入ってきた

壁に耳あり障子に目ありということで、正式な発表は9月以降にしますが、想像していなかった方向から仕事のオファーがあり、来年の1月までの期間限定ですが新しい仕事を始めます。新しいというか、既存の仕事を拡張するといった方が正しいのですが、情報解禁前なのでとりあえずこれくらいに。

捨てる神あれば拾う神ありと言いますが、本当に仕事というのは巡り合わせのようにやってくるものです。会社員を辞めたときも、派遣切りにあったときも、1日も途切れることなく働けています。きっと仕事の神様にだけ愛されているのでしょう。

本当は8月をゆっくりと過ごすつもりでしたし、年内も新しいことへの準備期間と位置付けていましたが全部白紙。別に大きな夢があるわけではないですし、一応は期間限定ということなのでまぁいいかなと。ただ、予定通りには抜けられない可能性もあります。

正直なところ、私は自己評価がそれほど高くありません。同じ高校に通った姉のほうが賢くて、どの職場に行っても私よりもできる人がいましたので。ただ、どういうわけか40代に入った頃から、私のことを高く評価してくれる人が増えてきました。

なぜそうなったのかは分かりません。私自身はこれまでと同じように働いてきただけですし。いや、どこでもそこそこ評価はされてきました。最初に入ったアルプス技研では、あっという間にそれなりの立場になっていましたから。でも自分が抜きん出ている意識はありませんでした。

自分の強みというものが正直なところわからないんです。だからそれを活かそうなんてことも考えたこともなく、いつも目先のことに一生懸命なだけ。人と違うところがあるとすれば私利私欲が薄いというくらいでしょうか。薄いというかほとんどありません。

欲がないわけではありません。47歳にもなって、まだモテたいなんて思うこともありますし、やりたいことは無数にあります。でも、褒められるとこそばゆいですし、地位とか名誉とかはまったく興味がありません。子どもの頃の愛読書が三国志だったくせに。

どうしてこうなったのかはわかりませんが、きっと親の育て方とか、読んできた本とか、これまで出会ってきた人とかの影響なのでしょう。そういうものが導くように今の私を作っています。私が努力してこうなったわけではないので、自ら語ることができませんが。

とにかく、ありがたいことに評価してくれる人がいて、仕事が尽きることがないわけです。人として生きてきて、こんなに嬉しいことはありません。もっとも、今回の件は評価されたから引き受けたわけでなく、引き受けないと進まないことがあったから。

私が引き受けることで進むことがある。それが誰かのためになるならやるしかありません。だってそんな素敵なことって人生に何度もあることじゃないんですよ。それも別に自分が損をするわけでもありません。やるかやらないかで言えばやるしかありません。

さらに私には経験値が入ってきますし、何よりもそこからまた未来が開かれて行くわけです。もちろん明るい未来かどうかはわかりませんが、自分で選んだ道なら後悔することもないわけです。誰かのためであっても、選んだのは自分なら、あとはやり切るだけ。

それにしても不思議な人生です。やりたいことだけを選んできたら、知らないうちに見たこともない景色が目の前に広がる。苦労を買う生き方もありですが、好きなように生きるのもあり。ただ、楽しようとしてはいけませんけどね。楽してうまくいくことは何もありませんから。

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