体脂肪と食欲の不思議な関係

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体脂肪の役割はエネルギー源、体温を保つ、ホルモンを作り出す、クッションなど言われているけど、本当のところはどうなんでしょう?それらを間違いだとは言いませんが、当たり前に思われていることが必ずしも正しいとは限らないわけです。

というわけで、減量のための勉強を兼ねて「体脂肪とは何なのか」をテーマに学びながら書いてみようかなと。

まず、体脂肪が人間にとって必要なものだというのは間違いありません。人間の体に不要なものなど、ひとつもないわけですから。以前は盲腸はいらないものとされてましたが、今は役に立つものだという考えになっています。

体脂肪は脂肪細胞という細胞の集まりだそうで、生まれつき脂肪細胞がない人もいるそうです。数百万人に1人という割合ですので、なんらかの異常によって脂肪細胞がないのでしょう。

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脂肪萎縮症と呼びます。脂肪萎縮症になると、摂取した糖分などを脂肪細胞に蓄積できないので、血液中に貯まっていきます。これによって糖尿病を引き起こします。

それとは別に、脂肪萎縮症になると食欲をコントロールするホルモンのレプチンが体内に存在しないため、食欲が止まらないようになるとのこと。

ということは、体脂肪は太るのを防止する効果があるわけです。通常は体脂肪が増えるとそれだけレプチンが増えるので、人間は太らないようになっています。

でも、肥満になるとレプチン抵抗性というものが作られて、今度はレプチンが効きにくくなります。そうなると食欲を抑えられなくなって太っていく。

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きっとどこかに正常と肥満のボーダーラインがあり、そこを超えないうちは痩せやすく、超えてしまうと食欲を抑えられなくなって体脂肪が増えていくわけです。

反対に体脂肪が減っていくとレプチンが少なくなるので、食欲を抑えられなくなります。痩せの大食いと言いますが、生理学的にも合っているわけです。

要するに、人間の体脂肪はある程度のところで保たれるように出来ています。ある研究によるとBMIが35を超えると、レプチンの効果がなくなるのだとか。

わたしの身長161cmでいうなら90kg……いやいや、そこまでいくと肥満とかそういうレベルの話ではないような気がします。実際にはもっと前からレプチンが効いていない状態にあるはずです。

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いずれにしても大事なのは、人間にとって体脂肪は必要なものだということ。

農耕を始めるまでは狩猟をしていたわけで、何日も食事ができないこともあったはずです。だから体内に脂肪を溜め込む。でもですよ、体脂肪1kgで7200kcalもあります。わたしの身長なら3日耐えられます。

わたしの体脂肪率が17%として、体重が55kgですので約9kgの脂肪がついています。ということは、単純計算で27日は食べずに生きていけるということになります。実際にはそんなに甘くはありませんが。

さすがに27日耐えられるというのは多すぎるような気がします。ライオンの体脂肪率が5%程度、ニホンザルで9%程度。ライオンはマッチョ系なのでちょっと違うかと思いますが、ニホンザルで9%ならそこらあたりが程よいところでしょうか。

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野ブタでも約13%ですから、わたしは豚よりも太っていることになります。「この豚野郎!」と言われたら「痩せてるね」と褒められて……

もう、何の話だか分からなくなりました。

結局のところ、体脂肪率の必要性とかまだまだ勉強しなくちゃいけないことだらけだと分かりました。あと、わたしの体脂肪率はまだ下げても全然問題ないということ。

以前も書きましたが、体脂肪率が下がっても免疫力は下がりません。というわけで、目指せニホンザルの体脂肪率。体重は51kgくらいでしょうか。大事なのは減ったレプチンとどう向き合うのか。

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でも、食欲が落ちないのはレプチンが原因だと分かっているだけでも、向き合い方に余裕が出ます。

1番やってはいけないのが、レプチンのサプリを飲んだり、レプチンを作りやすい食べ物を選ぶということ。そんなことしても食生活が乱れればあっという間に体重が戻ります。

「これはお腹が空いているのではなく、レプチンが効いていないだけ」と思うだけで効果はあるはずです。


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著者:田中 啓之
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