裸足チャレンジ第一弾『第3回飯能ベアフットマラソン・全日本裸足ラン選手権』

裸足チャレンジ第一弾『第3回飯能ベアフットマラソン・全日本裸足ラン選手権』

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5月6月に設定した裸足チャレンジ。来週は裸足でフルマラソン、来月は24時間裸足チャレンジ。そして今日は1年に1度の裸足の祭典、飯能ベアフットマラソンです。しかも、今年から裸足経験者対象に全日本裸足ラン選手権(18キロ)という部門が開設され、全国から裸足の猛者が集ってきます。わたしも裸足ランナーの端くれではあるものの、裸足のトップランナーにはシューズを履いてもかなわない。そういう人たちと競えるわけです。

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とは言うものの、勝ちに行ける大会ではありません。いつもどおり全力は尽くすのですが、それだけじゃこの大会に参加する意味が半減します。この大会の最大の魅力はランナー同士のつながりです。裸足でトレイルを走るのでとにかく足裏が痛い。でも痛いのは自分だけじゃない。みんな痛い。だからみんなで声を掛け合います。

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1人では絶対に走り切れない。でも他のランナーがいるから前に進める。万里の長城マラソンとおんなじですね。トップランナー同士ですら声を掛け合います。同じような速度で走る人たちはライバルではなく仲間なのです。一緒にゴールを目指す仲間。こんな大会は国内で飯能ベアフットマラソンだけじゃないでしょうか。

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わたしはそんな大会を多くの人に知ってもらいたい。そういう想いで今回走ることにしました。何が出来るかと考えた結果、GoProで撮影しながら走ることにしました。ランナーという立場だからこそ撮れる画があるのです。ランナー同士だから見せてくれる表情があるのです。

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とはいえ、走りは手を抜くわけにはいきません。ただ前日の懇親会でビールを飲み過ぎたせいか、身体が軽く脱水症状です。スタートしてすぐにノドが渇き出します。それは給水ポイントまで我慢すればいいことなのですが、最大のトラブルはスタートして1キロでやってきました。練習でケガしてできた親指の傷をもろにぶつけ、傷が開いていきなり流血。流血はともかく、痛みがひどい。とはいえこんなところで走るのをやめられません。

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痛みを抱えながら走り始めたのですが、全体的にリズムは悪くありません。1週間前から取り入れた推進力を生み出す走り方もかなりフィットしています。これはもしかしたらベスト10に入れるか…なんて思っていたのですが、そんなに甘くはありません。足裏はどんどん敏感になっていきます。そして徐々に足に疲労が溜まっていきます。

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10キロまでなら勢いで何とかなっていたものが、18キロという距離は決して甘くありません。ガレ場を通過する際は、本当にキツイ。でも、サポートしてくれているスタッフの顔を見ると弱音は吐けません。強烈な日差しの下、コース誘導をしてくれるスタッフがいます。走れないなんて言えるわけないじゃないですか。同じように痛みを抱えている仲間たちがそばにいるのです。ただひたすらにゴールを目指します。

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2時間47分06秒、総合19位、クラス17位

なんとかゴールすることができました。ひそかに目標としていた20位以内にも入れました。でも、納得はできません。もっとできたはずという思いはどんどん大きくなっていきます。はっきり言って18キロをなめてました。これはまぎれもなく全日本選手権です。後悔をしてもはじまらないので、この悔しさは来年返すしかないのでしょう。来年こそはベスト10を狙って挑みます。

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今回は奥武蔵ベースや裸足ランニングクラブの人たちとの再会だけでなく、本当に多くの人に声をかけてもらえました。このブログを見てエントリーしたと言ってくれる人も何人かいました。人と人とが繋がれる、それがこの大会の最大の魅力です。もうこの大会に出ないなんて考えられません。『飯能ベアフットマラソン』日本で最も魅力的なマラソン大会です。

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