北京マラソン2014の旅〜やっぱり北京が好き!〜(1日目)

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きっかけは万里の長城マラソン仲間によるfacebookでの北京マラソンエントリー報告。昨年は出たいと思いながら年に何度も北京に行くならと台北にしたのだが、今年は北京を走りたいという誘惑に負け今年2回目の北京行きを決めた。ところが北京マラソンエントリー後に万里の長城マラソンのプロモーションビデオ撮影のため北京を訪れたため、なんと1年に3回の北京行きとなった。どれだけ北京が好きなんだと言われそうだが、好きなんだよ北京の街が。好きなんだよ北京の人が。

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北京に行くのはいつもの羽田発のANAのNH1255便。もっと安い便がないか、もっといい時間がないかとかいろいろと試しては見たが、NH1255便がわたしにとってのベストだ。もう悩むのがめんどくさいというのもある。北京行きのLCCがないのだからどれも値段はどんぐりの背比べ。近くて便利な羽田発がやっぱり便利だ。機内でまだ上映中じゃないかと思えるような日本の映画も楽しめるし、水曜どうでしょうも見れる。機内食が無難すぎてちょっとさみしいが、それは贅沢な悩みというもの。

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北京の上空が混雑しているとのことで搭乗時間が10分遅れたけどフライトには特に影響なし。9月1日以降電波を発信しない状態の電子機器は飛行機内でずっと使えることにちょっとびっくり。いままでは利用可能になるまで用に本を持って行ってたりしてたけど、これからは電子書籍だけで十分ということだ。荷物が減るのは本当に助かる。

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北京到着後、特に問題なく入国完了。入国審査官の笑顔が行くたびにいい顔になっているのが嬉しい。10年前のしかめっ面は一体どこにいったのだろう。今回はSIMカードを買わない予定だったが、電波をつかんでいない状態はやはりなにかと不安なので到着出口を出てすぐのところで150元で購入。空港の自販機前のお姉さんから買うとパスポートの提示すら必要ない。本当にこれでいいのかと不安になるほど簡単にSIMを手に入れられる。iPad miniはnano-SIMなのでお姉さんがSIMカッターで切ってくれる。

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まず向かうは北京マラソンの受付がある中国国際展覧センター。地下鉄空港線の三元桥から徒歩20分ぐらい。はじめて降りる駅で右も左も分からないが、iPad miniのマップを頼りに難なく到着。やはり海外ではSIMカードは必須だ。ガイドブックと地図があればいいのだろうけど、もはや時代はスマホとタブレットなのだ。

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受付のある中国国際展覧センターでは入口で入場券を発行してもらう必要がある。なんとなく雰囲気と中国語の張り紙ででそれを察したが、言葉の通じない白人のランナーが困っている姿を目にした。来年も同じ会場で受付とは限らないけど、覚えておいたほうがいい。中国では大きな建物のすんなり入れないことが多々ある。そういうときはまわりの人の流れをしっかり観察して真似ておけばだいたいなんとかなる。

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受付は日本のマラソンとさほど変わらない。日本からプリントアウトして持っていった「参赛物品领取单」とパスポートのコピーを見せれば参加グッズを渡してくれる。本当にトラブルなく…というのは嘘で、実はホテルに戻って気づいたのだが参加賞のTシャツをSサイズと書いたのにMサイズを渡されていた。その場で着てサイズチェックする中国人を面白がって見ていたが、どうやら彼らのほうが正しかったようだ。まぁTシャツはどうせ手放すものリストに入るのだから気にしない。

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北京マラソンEXPOはうん、まぁ特に見るものなし。地方都市のマラソン大会のEXPOぐらいの規模。現地の人たちはスマホを使ってQRコードを読んだりなんかして景品みたいなのゲットしていたけど、日本人のわたしにはきっと関係ない…と自分に言い聞かせておいた(本当は興味津々)。メインスポンサーのアディダスが大きなブースになっていたが、シューズを試したいわけでもないし、ウェアも必要ない。中国の人だって間違ってもそこでは買わないだろう。街で買うほうが圧倒的に安いのだから。

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受付を済ませて、そのままホテルにチェックイン。ホテルは神舟国際飯店。万里の長城マラソンの受付にもなっているホテルで万里の長城マラソン代表の朱さんに部屋をとってもらった。2部屋もある豪華な部屋。1Kのアパートで暮らすわたしには大きすぎて結果的にひと部屋はまったく使わず。何度も神舟国際飯店に泊まっているけどこれまでで一番いい部屋。PM2.5がなければ景色もきっといいものだったかもしれない。いい忘れていたが、この日ですでに大気汚染指数が200を超えて中度汚染の状態。

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どういう状態かというと「心臓・肺疾患患者、高齢者及び子供は、すべての屋外活動を中止。すべての者は、長時間又は激しい屋外活動を中止」という健康アドバイスが中国環境保護局から出されている。慣れというのはおそろしいもので、わたしは北京に到着して「少し空気が悪いな」と感じる程度だった。

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ホテルにチェックイン後は万里の長城事務局の朱さんと打ち合わせ。万里の長城のことProject Mのことで情報交換と方向性の調整。これも今回北京に来た理由のひとつだ。万里の長城マラソン期間中は朱さんとゆっくり話すことができない。プロモーションビデオ撮影の時もゆっくりは話せなかったので、やりとりがほとんどメールになっていたから、こうやって顔を合わしながら話をすることが重要になってくる。いい方向が見えてきたので収穫あり。

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夕食は朱さんと、今年の万里の長城マラソンに出場し翌日の北京マラソンも走る中国在住のアメリカ人ダニエル、そして来年以降、万里の長城の北京事務局になることを予定している王さん。中国語と英語と日本語が行き交うなんとも国際的な前夜祭となった。ただし、ダニエルがマラソン前日だからお酒は飲まないと言ったため、全員ノンアルコール。それでも大学で英語を勉強中で、日本が好きな王さんのおかげでどんどん会話が盛り上がる。もちろん中華料理もかなり美味しい。これいビールさえあれば…なんて絶対に言えない小心者のわたし。

このまま走らずに帰ってもかなり充実してたと思える北京初日となった。眠りについてからマッサージ勧誘の電話で叩き起こされた以外は完璧な1日と言っていいだろう。これがアウェイの洗礼ってやつかとつぶやきながらわたしは再び夢の世界に落ちていった。

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