鹿児島マラソンについての記事は前回で終了のつもりですが、裸足で走ったことに対する考察はまだだったので、鹿児島マラソンを裸足で走ったことに対する記事を書いておきます。
鹿児島マラソンの路面は「えげつない」という表現がぴったりきます。誇張も何にもなしで、身の危険を感じるレベルで荒れているのですが、鹿児島の車はあっという間にタイヤがすり減るのではないかと思うほど。
昨年はかなりしっかりと裸足練習をしていたのと、当日に雨が降ったこともあり、痛みはあっても最終的にはしっかり走り切れました。
今年は愛媛マラソンのサブ3.5だけに照準を合わせていたのと、冬が寒すぎて裸足どころではなかったので、愛媛マラソンが終わるまで、今年に入って5kmしか裸足で走っていませんでした。
完走記で書きましたが、ウレタン舗装のきれいな路面で裸足ランニングはしていましたが、裸足でアスファルトを走ったのが大会3日前です。
その結果、走るまでもなく「今日はダメだ」と感じたわけですが、結局のところ裸足でフルマラソンを完走できるかどうかなんて、いかに痛みに耐えられるかというだけだと確信しました。
もちろん、いきなり普通の人が裸足になって大丈夫かというとそうでもありません。いくらガマン強くても、裸足に合った走りができていないと、血豆ができますし、それをかばって別の箇所を傷めます。
あくまでも裸足の走りが身についていれば、あとは痛みをどうするかだけの問題です。
そして、痛みの半分は慣れで解消できます。裸足で走っている人は気づいていると思いますが、1日目に痛くて歩くことも出来なかった路面でも、2日目、3日目と続けると、気がつけば痛みを感じることなく走れるようになります。
理由は2つあります。ひとつは、先程から言っているように「痛みに慣れる」ためで、もうひとつは柔らかい関節の動きを体が勝手に覚えて、痛みを上手に逃してくれるようになります。
柔らかく着地できれば足裏へのダメージは少なくなりますが、多くの人が「柔らかい着地ってどうするの?」と疑問に感じていると思います。柔らかい着地は裸足で走っていれば勝手に身につきます。
ただし、初めはゆっくりのスピードで何時間も走り続けます。そう、フルマラソンを1本ゆっくりのスピードで走れば、柔らかな接地ができるようになります。これは膝や足全体の関節の機能をフルで使えるようになるためだと、わたしは考えています。
いつも言っていることですが、裸足は走れば走るほど体が整います。
それに反比例して足裏が痛くなり、その結果、首周りや肩甲骨周りの筋肉が硬直してしまうため知覚過敏になり、走れなくなってしまうだけです。
過去20レースを裸足で走っていますが、翌日に筋肉の痛みなどで絶望的な気分になったのは、万里の長城マラソン以外ありません。基本的にはどのレースでも、すぐに練習を再開できます。
足裏の痛みとどう向き合っていくか。裸足ランニングは突き詰めていくと、結局そこにたどり着きます。正しい走り方なんて簡単に身につきます。でもそれをレースの間ずっと継続できるかどうかが問題です。
とりあえず痛みを回避するには、毎日裸足でアスファルトの上を走る必要があります。2〜3ヶ月継続できれば、そこそこの路面に対応できるかと思いますが、きれいなアスファルトの上ばかり走っていたのではいけません。
「これ無理じゃないか?」そういう路面でも積極的に向かっていく。
ただ、それが必要だと分かってはいるものの、わたしの当面の目標は秋の万里の長城マラソンとハルカススカイランですので、これからしばらくはアスファルトよりも山に入る機会が増えるような気がします。
人間に与えられた時間は有限ですので、階段対応とアスファルト対応の両方を同時進行するのは無理があります。
足裏が回復してもう少し気温が上がってきたら、朝練は裸足にして、夕方練習は心拍数と筋力を高めるものという感じになるでしょうか。当面は裸足2階段8くらいの比率で練習を組んでいこうとは思います。
足裏がある程度できあがれば、裸足ランニングをリカバリーにも使えるようになります。そう思うと、1年を通じていつでも裸足対応できる自分でいたいところです。
今回は足裏が完全に弱っていたのが、苦しいレースになった唯一の理由です。ハダシストを名乗るなら、いつ何時でも足裏が出来ている状態。いつでもフルマラソンくらいの距離を裸足で走れるようにしておこうと思います。
ちなみに、今週の土曜日は14時から片瀬海岸で裸足練習会開催予定です。雨の予報ですので、会場を変更するかもしれませんが、参加したいという人は下記フォームもしくは直接連絡で申込みお願いします。
3月10日(土):小田急片瀬江ノ島駅
3月25日(日):小田急鶴巻温泉駅北口
4月1日(日):未定
4月8日(日):未定
時間:14時集合
参加費:無料
もし申し込みをして返信がなかったら、メールアドレスの入力ミスなどが考えられます。その場合はお問い合せフォームからご連絡ください。
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