ジョグはいつも裸足です【消耗しないランニングシューズたち】

今年の富士登山はFLOPEEZE

最近裸足ランニングについて、ほとんどつぶやいていませんが、普段のジョグはほぼ100%裸足です。ジョグでシューズを履くのは大都会の本厚木駅まで買い物に行くときくらい。ジョグのために公園まで走るときもシューズやサンダルを履いていますが、公園内ではずっと裸足です。

このブログで裸足ランニングについて書かないのは、もはや新しい発見がないから。裸足というのはとてもシンプルです。シンプルがゆえにアレンジをしにくく、自分の型が決まればそれを追求してくだけ。追求というのは外に向かってオープンなものではなく自分の内側に向くものであり、削ぎ落とす作業でもあるので新しいことは起きません。

もちろん本気で取り組めば、きっと何らかの発見はあるはずですが、今はそういう情熱もなく。裸足ランニングを始めた頃は「裸足でフルマラソン!」みたいな意欲もありましたが、さすがにもうフルマラソンくらいでビビるようなことはありません。100kmを超える距離だって時間さえあれば問題ありません。

裸足で速く走りたいという意欲は最初から1ミリもないので、そこにモチベーションを持ってくることもありません。上手に体を使えるようになればスピードは自然と付いてきますし、でも裸足でマラソン大会を走るとき、1秒でも長くコース上に立っていたいじゃないですか。あれだけの声援をもらえるわけですから。

では何で裸足ランニングについて書こうとしているのか。別に深い意味はありません。シンプルに裸足で走るのが気持ちいいなと思ったので、その感覚を忘れないように書いておこうとしているだけです。愛媛マラソンに向けてのトレーニングではシューズを履く機会が増えますし、冬は裸足をしないので楽しさを忘れてしまいますし。

私はランニングシューズが好きですが、ベアフット系のシューズはほとんど履きません。そんなもの履くくらいなら、裸足になったらいいと思うから。ワラーチもそうですね。裸足感覚が欲しいなら裸足になればいいし、そうでないならシューズを履けばいいというのが私のスタンス。

もっとも私の場合はランニングシューズを買わなくてもいいという、ちょっと特殊な環境にいるというのも影響しています。普通はどのシューズを買おうかといろいろ迷うものですが、私はその必要がありません。それでも記事を書くために年間2足くらいは買いますが勝負シューズを買うことはほぼありません。

そしてレビュー用にいただいたシューズは出番がないまま……これが1番心苦しい。裸足ランニングについてあまり書かないのはそれも関係しています。履けていないランニングシューズが山ほどある。ランニングシューズに対して後ろめたい気持ちがあるなかでは、なかなか裸足について書こうとは思えないものです。

そもそも私は誰かに裸足ランニングを勧めたことはほとんどありません。人に教えられることもありませんし、勧めた人に対して責任を取ることもできませんので。このブログで自分が感じたことを書き綴っているだけ。でも旗色はしっかりとしておきます。私は裸足で走るのが1番好き。裸足ランナーと馴れ合うのは嫌い。

裸足ランナーでも個人として好きな人はもちろんいて、それは個人としての付き合いですし、そこに馴れ合いはないと思っていますが、マイノリティが集まって傷を舐めあったり、狭い世界で持ち上げたり、持ち上げられたりするのが嫌い。これは裸足ランニングだけでなく、あらゆることにおいてのスタンスです。

裸足で走らないことは考えられませんが、これは個人的なこと。趣味嗜好のようなもので、自分の内側で満足できればいい。誰かに認めてもらう必要もなければ、否定されようと肯定されようと、自分の裸足ランニングとの向き合い方は1ミリも変わりません。必要であり楽しいから続けている。それだけのことです。

ただサボリ筋トレーニングを始めてから、裸足でもまだ使えていない筋肉があることに気づき、自分もまだレベルアップできるという手応えを強く感じています。そういった感覚が鋭くなるのは、裸足ランニングをしているからこそ。裸足で走り続けるのを止めなければ、私はずっとランニングを好きでいられるような気がします。

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