雪の上を5kmほど走ってみた【裸足ランニングは雪道ランに通じるものがある】

一昨日、駅までの1kmの距離をブーツで走ってみたところ、これなら普通に走れるような気がして、昨日は仕事で頭が混乱しかけていたのもあって、気分転換にランニングシューズを履いて雪の上を走ってみました。

選んだ相棒はAdizero Japan 5。ハーフマラソンで自己ベスト更新した薄底シューズです。もちろん雪の上を走る想定なんてしておらず。ただAdizero Japan 5はコンチネンタルラバーでなんとかしのげるかなと。他にシューズがありませんし。

でもジョグをするならまったく問題ありませんね。少しだけ慎重に走る必要がありますので、オードリーのオールナイトニッポンやタイムちゃんを聞きながら走るのは、雪解けする春までやめておきます。間違いなく不注意で転んでしまうから。

なんでこんなにも普通に走れるのか、自分なりに考えてみたのですが、走りながら「これは裸足ランニングと同じ」ということに気づきました。私は地面を蹴らずに走るタイプで、足は地面に置いて体重移動させるだけなので、路面が滑ろうとあまり影響がないわけです。

実際にRunmetrixで計測してみても、力強さが圧倒的に不足しています。それは裸足で走ってもシューズを履いても同じで、私の走り方の特徴なのでしょう。私の裸足は24時間マラソンで育てたことも影響しているのかもしれません。

多分、他の裸足ランナーと大きく違うのが、ずっと裸足で走り続けることを想定しているということで、そのためには地面を蹴ることは絶対にNG。「足は置いてくるだけ」スラムダンクにでも出てきそうな名言ですが、これが雪道でも活きるわけです。

本当ならランニングを教えるときに、雪道を走って教えたいところですが、これは関東ではできません。もっとも似たようなことは砂浜でもできるんですけどね。地面を蹴ると砂が舞い上がりますが、置いてくるだけなら足跡も小さくしか残りません。

勘違いしてほしくないのですが、別にその走り方がいいと言うわけではありません。地面を蹴ったほうが速く走れますし、裸足で走るにしても24時間チャレンジする人なんて限られていますから。私の環境で最適化されたのが「足を置いてくる」走りなだけです。

大事なのはそれぞれが自分の走り方を見つけること。ランニングの面白さはそこにあると信じているので。誰かの模倣ではなく、自分にとって最適な走り方を模索すると、どんどんランニングの深さを感じられるようになります。そして自分の言葉で語れるようにも。

いろいろな走り方があっていいと思います。もちろん速く走るための走り方もありますし、今どきはランニングシューズに合わせなくてはいけなかったりもします。でも、本来は自分の走りがまずあって、そこに合うシューズを選ぶべき。

無理にランニングフォームをいじったら、それが原因でケガすることもありますから。人間の体はみんなそれぞれ違うわけです。筋肉の付き方も骨の長さも違うのに、理想の走り方がひとつなわけがありません。もっと個性的でいこうじゃないですか。好きで走っているわけですから。

私も別に雪の上を走ろうと思って今の走り方にたどり着いたわけではありません。でも、客観的に考えて効率のいいロスの少ない走りなんだとは思います。どう走ればいいのか?雪が残っている間に北海道に来てくれれば実践してみせますよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次