練習する時間が取れないため、昨夜は短時間で効果があると言われているGYM&RUNのスクワットのトレーニングをしました。どんなスクワットなのかは、下記動画を見てください。
結論からいえば、ものすごい効いてます。笑ってしまうくらいの筋肉痛です。本来は20分で600回のスクワットをするのですが、10分で200回しかできませんでした。なんて軟弱な体……
20分で600回のスクワットをすれば、ハーフマラソンを走ったのと同じくらいの負荷になります。200回でそれに近い負荷を感じています。特にお尻の下の部分の筋肉がバキバキです。
ちょうどそこだけ、みっともない状態になっているなと思っていた箇所だけに、弱いところに負荷がかかるように出来ているのかもしれません。心肺機能を追い込む効果がどれくらいあるのかはわかりませんが、忙しくて練習できないのであれば、この練習方法が悪くなさそうです。
今日は少し走れそうだったので、外に出てジョグをしたのですが、ここで左足のアキレス腱がピキッとなったので、今日は結局2kmしか走れず。わたしは自分に甘い人間ですので、こういう危険信号にはかなり敏感です。
本当は何でもないのかもしれませんが、瞬間的な判断でこれはNGだと決めて帰宅しました。
この痛みがスクワットによるものなのか、大山登山マラソンの影響か、それとも疲労が溜まっているのかはわかりません。ただ、痛みの信号を感知したら走らない。これがわたしがケガをせずに走れている要因のひとつでもあります。
日本人は無理をして頑張ることに美徳を感じる傾向にあります。スポ根マンガの影響かと思います。もちろん無理して頑張るから超えられる壁もあります。故障を怖がる人はきっとトップアスリートにはなれません。
ケガのリスクも承知で前に進む人が、アスリートとして成功します。いや、無理を承知で前に進んで、運よくケガをしなかった人が成功します。体のケアをすることは当然ですが、無理をしてケガをするかしないかは、ほとんど運がいいか悪いかのどちらかです。
例えばプロ野球選手やプロサッカー選手は、いつもどこかに故障を抱えているか、そのリスクを抱えています。そのレベルまで自分を追い込むからトップレベルで戦えます。危険信号を感じて立ち止まった人は凡人のレベルを超えられません。
何も凡人のレベルを超えていけなんてことを言っているわけではありません。凡人と壁を超えた人たちの違いがそこにあるということを言っているだけです。
わたしは我が身が可愛いのでケガはしたくありません。できれば毎日山に行って走りたいので、ケガなんてしている場合ではありません。もしケガをして数ヶ月走れないと言われたら、わたしは絶望の淵に立つことになります。
トップアスリートにとって最高レベルのパフォーマンスを継続できないことが死活問題になるように、わたしも毎日走れるかどうかは死活問題なのです。トップアスリートとは次元が違うようですが、自分の目的に向かって最善を尽くすという意味では変わりはありません。
というわけで異変を感じたから走れないわけですが、これは少し経過を見つつとなるのでしょう。明日はラン仲間と都内を走る予定ですが、走ってみて無理そうなら早期離脱して美味しいビールをお先にと……
ただ、明後日はウルトラマラソン練習会です。これにはなんとかして調整したいところ。スピードは出さないのでおそらく大丈夫かと思いますが。
結果的に今日は走れなかったので、お風呂に入る前にピラティスをして体幹強化です。こうやって、練習の幅が広くなっているのも年の功というやつでしょうか。11年前、がむしゃらに走っていた自分とはえらい違いです。
わたしは男というのもあるのですが、歳を重ねることを嫌なことだとは考えていません。間違ってもいま20歳に戻りたいとは思いませんし、いま20歳に戻って人生をやり直せても、今の場所以上に行ける気がしません。
1日1日を積み重ねてきて今があるわけです。今の自分はいつだって自分史上最高の状態にあるわけです。昨日の自分より今日の自分が劣っているわけがありません。筋力などはもちろん年齢とともに弱っていくかもしれませんが、総合的に考えて、過去の自分が今の自分を上回るなんてことはありえません。
イチローも確か同じようなことを言っていたような気がします。
わたしの中では若いということで発生するアドバンテージは、可能性が広いということだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。可能性があるだけで、実があるわけではありません。
ですので若い人を「これから大変だな」と思うことはあっても、年齢だけで羨ましいと感じることはありません。「これから大変」な思いができることは少しだけ羨ましく思えますが。
とはいえ大変な思いは年齢に関係なくいつでも可能です。わたしの周りのえげつなくすごい人たちにとって、年齢というのはただの数字でしかないように見えます。そういう人たちはもれなく苦しくて大変な方を向いて進んでいます。
楽しようと思えばいくらでもできる年齢なのに、まるで修行僧のように険しい道を進んでいます。
そういう人たちに接していれば、自然とわたしも影響を受けます。わたしがやっていることを見て、すごいと言ってくれる人がいますが、だいたいそう言ってくれる人のほうがよっぽどすごくて、わたしにいい影響を与えてくれています。
アキレス腱はやや心配ですが、しっかりケアをしつつ次のステップに向けて体づくり。走れる体を整えるようにします。その過程で新しい気付きがあればお伝えしていきますので、しばしお待ち下さい。
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