男らしさが失われていく時代だからこそ男らしく走りたい

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なぜいつも無理をしてしまうのか。わたしがケガをしながらも走るのを見て、そう思う人もいるのでしょう。ラン仲間でクレイジーランナーの三州ツバ吉さんを見ながら、わたしはいつも同じことを思っています。

わたしの場合は、無理を無理だと思っていないというのがひとつの理由です。無理なのは達成できなかったときであって、やる前に決めるものではないという考え方があります。

人間の限界は思ったよりも先にあり、自分で思った以上に頑張れるのが人間です。

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それとは別に「やると決めたことは最後までやり抜くのが男」だと、父から教えられたということも大きな影響のひとつです。これはわたしが小学生の時、やる前から「無理」と決めつけたときに教えられ、決めたことをやり抜くことの大切さを身をもって教えてくれました。

そのことは、30年以上経った今でもわたしを支配しています。走ると決めたら最後まで走り抜く。理由はただひとつ「それが男だから」です。きっと他の人もこのような、何があっても貫き通す言葉というものを持っているのだと思います。

わたしはこのブログでもよく「男なら」というような言葉を使います。わたしの中で男と女というものは同じであるとは考えていません。男は男らしく、女は女らしくというおそろしく古い考え方が頭にあります。

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ただ、それは「男は強くたくましく」や「女性はおしとやかで従順」といったステレオタイプのものではなく、それぞれの魅力を活かした男らしさや女らしさを好みます。

女性もどんどん社会進出している今の時代は、昔と比べればとてもいい時代だと思います。でも、社会において、女性が男性のように振る舞うというのはもったいないなと思うわけです。

もちろん女性でも男性でも、いろいろなタイプの人がいるわけで、すべての人が同じように振る舞う必要はないのですが、自分が男であること、女であることをもっと意識してもいいのでと感じています。

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男女平等という言葉があまりにもあたり前になっていますが、男女はそれぞれに特性が違い、それぞれが補い合うことでより良い形になれるのに、社会においてはそれぞれの差をなくそうとするのは無理があります。

そんなことを書くと、色んなところか苦情がきそうですが、もっとそれぞれの「らしさ」を発揮しやすい世の中のほうが楽なのにと思うのはわたしだけでしょうか。

そういう考え方が男女差別につながると言われると「ごもっとも」なのですが。ですので他の人がどう生きようと、個人的にとやかく言うつもりは毛頭もありません。ただ、わたしはそういう生き方をしている人を素敵だと思うというだけのこと。

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男として絶対に引けないところを持っている人をカッコイイと思いますし、女として譲れないものがある人を美しいと感じます。わたしにはそれを同列で語ることはできません。

少なくともわたしは、男だから頑張るわけです。男だから見栄を張ります。

バカバカしいと思われるかもしれませんが、そうやって意地を張って歯を食いしばる。そこに美学があり、それこそが生きることだと感じています。だから、痛くてもつらくてもスタートラインに立ったらゴールを目指します。

そのことを誰かに褒めてもらいたいわけではなく、ただ自分のためだけに無理をします。そこで立ち止まることは、自分の生き方が否定することです。

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もっとも、走っているときにそんな難しいことは考えません。「やると決めたことは最後までやり抜くのが男」という言葉は、わたしの思考に刷り込まれていますので、何も考えなくても勝手にそれに応じた行動をとります。

振り返ったときに、その言葉をふと思い出すだけです。

そして自分に問います。「男として胸を張れる走りをしたのか」と。そういうとき「人として胸を張れる走りをしたのか」ではやはりしっくりきません。人は意地を張るべきではありませんが、男は意地を張る生き物ですから。


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