膝の感じはいまいちですが、強い痛みがあるわけではないので、2日に1回だけ大山方向に走りに行っています。ロードで参道のちょっと手前まで。1番きつい場所はまだ走っていません。
坂道を走るのは楽しいなと思いながら、やっぱりオーバートレーニングの傾向が。
昨日は気温と湿度がやや高かったのもありますが、かなりいい感じで走ったつもりだったのに、その2日前に走ったときと比べ物にならないほどタイムが遅いという結果に。
基本的にはスピードを出すつもりではないのですが、速く走れているつもりでもそうでなかったというのは、明らかに体が疲れているからです。もちろん理由はわかっています。
ジョグの10kmを12kmにしたり、朝ランは以前よりも2km多くなっています。
わずかなことなのですが、こういうことが疲労として蓄積されるわけです。それに合わせて睡眠時間も6時間を切る日が続いています。なるべくしてなったというか、体は本当に正直です。
最近わたしがRUNNING STREET 365などでしきりに話しているのが、睡眠の重要性です。日本を代表するトレイルランナーの吉住さんが「とにかく寝てる」と言っていましたが、それが正解なんだと思います。
いろいろな文献や論文を漁りましたが、睡眠がきちんとしていないとどうにもならないというのが、わたしなりの結論です。
サプリメントや寝具などなど、リカバリーに効くとされているものはいろいろありますが、寝ないことにはどうしても回復しません。10分でも20分でも多く寝ること。
最近、眠りに関するセミナーに取材に行き、そこで眠りに関する書籍をいただいたので、それも読まなきゃと思いつつ、積ん読が山のように。
少し生活に余裕が出ているので、ライティングの仕事を減らして、新しいことに挑戦していますが、新しいことをするのにも時間が必要です。本を読む時間をなかなか確保できません。
でも、本を読むというのも睡眠と同じで、物書きにとってはとても重要なことです。情報を得ることだけでなく、質の高い文章に触れることで、自分の文章力も上がってきます。
結局、どんなことでも1番簡単なことが1番重要で、そしてそれらは軽視されがちです。「これくらいしなくても大丈夫」という思いがあるからか、人間とは本来そういう生き物なのか。
当たり前のことコツコツ積み重ねることが実は1番難しい。他の国はどうだか知りませんが、日本人は心のどこかで一発逆転が起きることを願いつつ生きている人が多いように感じます。
神様が特別な才能を授けてくれるとか、宝くじに当たるとか。
そして50歳60歳になって、そんなことが起きないことを悟るわけです。もっと地道に積み重ねてくれば良かったと。この国ではそれを「後悔」と呼びます。
はっきり分かっているのは、人生は有限であり、元気に走り続ける日々も永遠ではないということ。そして、人生もランニングも結局はコツコツ積み重ねるしかないということ。
異論はあるかもしれませんし、10年後にはわたしも違うことを言っている可能性もあります。でも、いまはそれを信じてあたり前のことを積み重ねていくだけ。
走る距離を伸ばしたいなら睡眠をしっかりとる。いい文章を書けるようになりたかったら、多くの文章を読む。仕事も大事ですが、それをするほうがもっと大事です。
寝てない自慢がかっこいいのは中学生まで。努力しなくても結果を出せるなんて思ってていいのは20歳まで。自分で決めたルールを守る。やるべきことをきちんとやるのが大人です。
著者:ひすいこたろう、滝本 洋平
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