WEBサイトを立ち上げたときにかかってくるSEO・LPO関連の営業電話の断り方

ランニングのパーソナルトレーニング事業を立ち上げるために、いろいろと準備をしています。そのなかの1つにWEBサイトの立ち上げがあります。今回は自分で作るのではなく、清水の舞台から飛び降りる気持ちでお金をかけてWEBページの制作会社に作ってもらいました。

自分では絶対に作れないクオリティのサイトを作ってもらい、かなり満足しているのですが、サイトを公開した途端に「集客のサポート」という営業電話が何件も立て続けにかかってきました。

最初はいい話なのかと思いましたが、アップしたばかりのWEBサイトを見て電話をかけてくるのはどう考えても怪しいということで、いろいろと調べたら全体像がぼんやりと見えてきたので、その情報共有と営業電話の断り方をまとめました。

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目次

電話をかけてくるのはWEBサイトの制作会社

最初は電話をかけてきているのが詐欺会社なのかと疑いましたが、わたしの対応した限りでは、実態のあるWEBサイトの制作会社というのがほとんどでした。WEBサイト制作会社は競争が激しく、普通の集客では儲からない時代になったので、集客に特化した商品を開発し、それを売るために営業電話をしています。

ただし、この集客に特化した商品というのが曲者で、ほとんど集客効果のないものも多く、詐欺会社ではないものの詐欺同然の商品を売っています。調べてみると集団訴訟を起こされそうになっている会社もありますし、社内の人が「違法すれすれ」と告発していることもあります。

要するに、インターネットに疎い人に対して「このツールを使えば集客できます」と商品を売りつけるわけです。そのツールを使うのに1ヶ月に3万〜5万円かかりますが、2〜3年縛りになるような契約になっているので、集客できなくてもお金を払い続けることになります。

断言しておきますが、WEBサイトでの集客に裏技はありません。以前は裏技のようなものもありましたが、現在は「質の良いコンテンツ」と「質の良い外部リンク」くらいしか集客する方法はありません。

わたしはサングローブという会社にサイトを作ってもらいました。ここも調べると「詐欺」みたいな書き込みも見つかりますが、説明を聞いたときに「コンテンツは自分で作るしかない」という話を正直にされたので、信用できるかなということで依頼しています。

迷惑な営業電話をかけてくる仕組み

迷惑な営業電話がかかってきたときに、これはネタになると思い、いろいろと取材させてもらいました。それに加えて自分で調査もした結果、わかったのはWEBサイト制作会社が顧客リストを作って、それを社内で共有して電話しているということです。

どうやってサイトを見つけ出すかは会社によって違いますが、基本的にはGoogleを活用して、新しく出来たサイトをリストアップしていきます。専門の部署が行うこともあれば、営業担当が自分で探し出すこともあります。

これを社内のデータベースで共有して、サイトの持ち主に電話をかけてくるという仕組みです。面倒なのは実際の会社名ではなく、複数の会社名を使ってくるいうことです。どれくらいの会社名を持っているのかはわかりませんが、おそらく数十はあり、定期的に名前の入れ替えも行われています。

「この会社の営業電話は注意」というような情報が出回ったら、その会社名を切り捨てるわけです。本当の会社名は捨てられないので、いくらでも切り捨てできるようにいくつもの名前を持っているというわけです。

そして、リストアップされたサイトは、そのすべての会社名から営業電話がかかってきます。普通の人なら気が狂いそうになります。ただ、営業担当はそんなことは知ったことではなく、彼らも顧客を確保しないと給料が少なくなるので必死なわけです。

こっちにしてみれば、それこそ知ったことではないのですが。

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迷惑電話をかけてきた会社の実態

すでにお伝えしましたように、最初は実際の会社名は名乗りませんが「住所を教えて下さい」「WEB検索にかかりませんが」と言うと、相手は「会社名は◯◯なんです」と正直に教えてくれます。そこでわたしが把握したのは2つの会社です。

SK通信(https://sk-t.com
ファインズ(https://www.e-tenki.co.jp

この2つ以外にもあるはずですが、ネタにしようと考える前に下手な追い込み方をしてしまい「社内で情報共有して、もう電話しないようにさせます」と言わせてしまったので、その会社がどこなのかはわかりません。

SK通信もファインズも業界ではそこそこ大手です。ちゃんと就活サイトなどでも紹介されています。この2社には少し違いがあり、SK通信は自社で作ったツールを販売する代理店を募っており、その代理店が電話をかけてきます。このため、代理店がきちんとサイトを持っています。

一方でファインズは営業グループごとに名前があり、それぞれのグループが営業電話をしてきます。ただ、どちらにも共通しているのは、電話をする相手の情報が共有されているという点です。

SK通信グループ内でのリスト、ファインズ内でのリストがあって、そのリストを見た代理店や営業グループが電話をかけてくるというわけです。

もしかしたらSK通信とファインズでリストの共有をしている可能性もあります。探しても共通点がほとんどないのですが、いずれも福岡に営業所があり、それが同じビルに入っています。偶然かもしれませんが、偶然でない可能性もあります。

迷惑な営業電話の断り方

「集客のお手伝い」「SEOの強化」「LPOによる集客」「SNSを使った集客」という電話がかかってきたら、それには絶対に乗らないようにしてください。とにかく会おうとしてきますが、まずは「会う気はない」とはっきり伝えてください。

集客できていないと興味が出るかもしれませんが、どうしても話を聞きたいなら、無駄な出費になる可能性もあることをきちんと理解しておきましょう。ほぼ集客効果はありませんが、もしかしたら多少はプラスになるかもしれません。一応はそれなりの会社が作ったツールですから。

ただ、迷惑な営業電話は次々にかかってきます。1番やってはいけないのが、電話を放置することです。相手は電話に出るまで何度もかけてきます。ですので、電話には出てください。

正攻法は「集客には困ってないので会うつもりはない」と伝えることですが、これでは電話は鳴り止みません。他の代理店や営業グループがリストを見て、営業電話をかけてくるためです。

わたしは意図せずに営業電話を止めさせてしまったので、その方法について説明します。

  1. 相手の社名をメモする
  2. 会社の住所を聞き出す
  3. 会社名と住所で検索する
  4. 検索して出てこない場合には「出てきません」と伝える
  5. 相手のサービスを使うつもりがないことを伝える
  6. 迷惑な営業電話が続いてるので記事にして公開するつもりだと伝える
  7. どのような仕組みでリストアップされたのかを聞く
  8. サービスの内容を電話で確認する
  9. それを自分でするのと何が違うのかを聞く
  10. 相手が電話を切ろうとしても切らさない
  11. 会社名と電話番号、担当者の名前を公開すると伝える
  12. あまりいい情報は得られなかったと伝えて電話を切る

こうやって書き出すと、自分がかなり嫌な人間のように思えてきました。でも、本当はもっと追い込むつもりだったんですよ。ちょっとここでは書けないような言葉とテクニックを使って……

ポイントは相手の情報を可能な限り引き出すことです。そのうえで、相手が嫌がることをする。わたしは情報発信媒体があるので、それに書くと伝えました。これは実際に持ってなくてもそう伝えればいいと思います。「親が警察でいろいと聞いておけと言われた」と伝えるのでもいいかもしれません。

自分が優位に立って、相手を不安にさせたら営業電話は止まります。これは心理戦のようなものです。相手はいつも自分有利で話をしているので、受けに回るとどうしていいかわからなくなります。あるところまでいくと、相手が電話を切りたがりますが、ここで切らせてはいけません。

「いやいや、ちょっと待って。まだ質問は終わってない」と続けてください。おそらく相手は自分から電話を切ってはいけないという教育を受けていますので、「待って」と言われると、話を続けるしかできなくなります。そしてうんざりするくらい質問をして、最後に相手を不安にさせて切るのがベストです。

なぜそこまでするのか。そうしないと電話が止まらないからです。相手のブラックリストに載るようなことをして、電話をかけても無駄だと思わせればいいんです。こうやって、実際に公開するかどうかは人によるかと思いますが、きっと困っている人もいると思って記事化しました。

問題は1件ずつに手間がかかるということですが、そこから電話がかかってこなくなるならトータル時間の損失は少なくなります。

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かかってきた迷惑営業電話の一覧

おそらく同じように迷惑な営業電話がかかってきて不審に感じたり、着信履歴から調べようとしている人もいると思うので、わたしのところにかかってきた電話番号をリストアップしておきます。

すでにお伝えしましたように、1社が複数の名前で電話をかけてくるので、同じ電話番号でも違う会社名を名乗ることもあります。また電話の持ち主もどんどん変わるので名前も違います。このため、どの会社の誰からなのかはあえて掲載していません。

ポイントは「相手にする必要がない」ということです。

0120-999-466(0120999466)
0120-989-468(0120989468)
080-4641-7874(08046417874)
080-7239-6111(08072396111)
080-4092-1135(08040921135)
080-9688-4182(08096884182)
080-4092-0548(08040920548)
080-9695-7906(08096957906)
070-1688-1197(07016881197)
090-5580-9282(09055809282)
080-7008-7303(08070087303)
080-7400-5962(08074005962)

これらは営業電話の一部でしかありません。迷惑な営業電話をかける電話番号はどれだけあるか把握できないほどあり、すぐに契約と解約を繰り返すのでこれ以外の電話番号からかかってくることもあるので、そのことも頭に入れておきましょう。

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