無印良品の「ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツ」を着る

無印良品の「ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツ」を昨年から愛用しています。愛用しているといっても白と紺の2色をそれぞれ1着ずつしか持っていないので、2着のヘビーローテション。1年経ってさすがにくたびれてきたので買い替えました。

実はもう廃盤だと思っていたら、いつもと違う無印良品に行ったら山積みになっており、色違いで4着購入。きっと来年の夏までなんとかなるでしょう。わたしは基本的に同じ服ばかり買います。選ぶのが面倒というのと、自分の好みのものは意外と多くないためです。

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ファッションには詳しくないけど好きなものを選びたい

わたしはファッションに関しては完全に疎いタイプです。オシャレでもありませんし、基本的にシンプルなものしか選びません。さすがに若い頃はそうでもなかったのですが、結局のところシンプル・イズ・ベストだと30代後半から気づき、ウェアもシンプルなものに統一しています。

SOUSOUのウェアを愛用していたときも、奇抜になりすぎないようには気をつけました。それでも十分に個性的でしたが、あまり柄物を選ばないようにしてきました。それが1番自分に似合っていると思うし、組み合わせを迷う時間がもったいない。

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが同じ服を着ることで知られていますが、彼らは選ぶ時間が無駄だと考えているのだとか。天才たちの本心はわかりませんし、彼らを真似しているようでダサいので、まったく同じことはしたくないのですが、わたしも基本的には同じ考えです。

ただ着るものは何でもいいわけではありません。ユニクロのTシャツは縫製が好きではありません。無印良品でも他のTシャツで着たいと思えるものはほとんどありません。オシャレでありたいとは思わないのですが、「着たい」と思えるものでないと身につけたくない。

そこで出会ったのが、無印良品の「ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツ」ですが、実はこれはレディースラインです。わたしは男性としては小柄なので、Sサイズでも少しダボッとします。このダボッとした感じが苦手なので、あえてレディースのシャツを選んでいます。

ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツは楽

ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツの特長は凹凸のある糸を使っているところにあり、肌に当たる面積が少なくなっています。肌が弱いわたしにとって、この着心地の良さというのはとても重要で、オーガニックコットンというのも気に入っています。

もっともオーガニックコットンと普通のコットンの違いが分かるわけもないので、そこは気分の問題。なんとなく地球に優しいほうがいいという程度で、実際に地球に優しいのかどうかも知りません。そういうのをミーハーと呼ぶのでしょうか。

わたしだってなんでも追求していくわけではありません。気になることはどんどん調べていきますが、こだわっていないことまで調べるほど時間もありません。ファッション関係はまさにこだわりのない部分で、選ぶものは完全にフィーリングです。

ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツはデザインにひとめぼれです。ノースリーブではないけど袖がない。ノースリーブも嫌いじゃないんですが、あれは腕に筋肉がある人かスタイルのいい人じゃないと似合わない。なのでこれくらいがちょうどいい。

袖がないからデザインもよりシンプルになるわけです。二の腕が丸出しになりますが、そこが気にならないくらいは鍛えています。

他の人の目は気にしない自分でありたい

ヘビーローテションすることはわかっていましたので、今回は4枚購入しました。悩んだのは、全部同じ色にするか色を分けるか。全部同じ色にするとそれこそスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグみたいになります。それも悪くないのですが、わたしもまだ人の目が気になるようでして。

仲間と旅にいったとすると、毎日同じ服を着ていることになる。そう思ったときに違った色の4色で揃えていました。なんたる未熟な精神。周りがどう思おうと関係なく、自分が自分らしくある服でいればいいのに。それも同じ種類のTシャツという中途半端。

まぁそういう部分は自分の伸び代だと思っておきます。来年も「ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツ」が売られていたら、同じ色ばかり買うかもしれません。しばらく誰かと旅行に行くなんてことはなさそうですし。

でもそうなると、今度は自分の色で悩むのでしょう。黒で揃えたら本当に天才たちの真似をしている痛い子みたいです(痛いおっさんか)。誰もそうは思わないのかもしれません。でも結局人の目が気になっているわけです。やはり未熟ですね。

しかし変なところにこだわりを持つようになったものです。

「普通は嫌」で「個性的でありたい」けど「シンプルなものしか愛せない」。こうやって書き出すと狂気すら感じます。クラスにいたらできるだけ距離をとっておいたほうがよさそうな奴ですが、そういえば高校時代はクラスメートとの距離が……おかしいな、毎日制服だったのに(制服のない学校でしたが)。

選択肢はできるだけ増やさないという生き方

わたしは自ら選択肢を狭めるタイプです。例えばカメラはオリンパスと決めています。オリンパスが撤退することになり困っていますが、オリンパスと決めておけば買うときに迷いがありません。しかも自分の感性に合っているので使い続けるときに違和感もありません。

食事もほぼ同じものばかりを食べています。気づきがあったときに、スタイルを変えることはあっても、レパートリーを増やすことはしません。今は1日2食ですから2食×3日を1セットにして、6つのレパートリーをローテーションします。

「今日はハンバーグを食べよう」とか「パスタにしよう」なんて考えることもありません。決まったものを決まった時間に食べる。

そんな食事は退屈ではないかと思うかもしれません。でも、なぜかわたしはそこに退屈さを感じることはありません。同じものばかりを食べていても「今日も美味しい」が続きます。もしかしたら記憶力に問題を抱えているのかもしれません。ただ選択肢はいつも少なめです。

ランニングでもトレーニングメニューは固定されています。あれこれ手を出すことはありません。やると決めたトレーニングをローテーションする。そういうタイプなのでしょう。なぜそうなったのかはいずれ考えるとします。

ただそういう生き方もあるんだと、知っておいてもらえればいいかなと。少なくともわたしのように低収入ならファッションにかけられる予算も少ないわけです。だから選択肢を減らして同じものを着ればいい。やってみると案外と楽しいものです。毎日お気に入りを着ているわけですから。

まとめ

ファッションは自分がどういう人間なのかを示すことができるアイテムのひとつです。同じものを揃えたくなるのは、自分らしさを統一させたいという心理が働くためだとも言われています。自分自身に一貫性を持たせるために揃える。

それは自己表現のひとつであり、すべてが揃うことで心地よさも感じるのが人間です。一方で「同じものばかり着ているのは恥ずかしい」という心理も働きます。わたしはこの恥ずかしいという心理を取り除こうとしています。だって何も恥ずかしいことなんてありませんから。

ただ「ムラ糸天竺編みフレンチスリーブTシャツ」ばかり着ていたら、これが廃盤になったら困るなという不安はあります。このシャツを知ってしまうと、もうほかのTシャツに戻れません。似たような「フレンチスリーブTシャツ」を他で買えばいいのですが、無印良品という一貫性が失われます。

もっともそんなことは、来年になってから考えればいいのかな。この夏は4色のTシャツをヘビーローテションして、自分のスタイルを確立できればそれでよし。問題はそれを見せるタイミングがないということですが。

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