UberEatsの配達を1日6時間×1週間をやってみた

ちょっとした実験で、UberEatsの配達を7日間連続でやってみました。正確には11日連続なのですが、1日6時間制限でやり始めたのが7日間です。これまでは2日働いて1日休むのペースでしたが、これは疲労感が高すぎて1日の休みが仕事にならないということで1日の負荷を減らして休みをなしに。

いろいろ考察していきたいのですが、いきなり売上の画像をアップしたのでネタバレになっていますが、自分の想定していた1日1万円の稼ぎになっています。なぜ1日6時間なのか、なぜ1日1万円でよしとしているのかについて書いていきます。

目次

1日8時間労働を6時間労働に変えた理由

そもそもはランチタイムに4時間働いて、2時間の休憩後のディナータイムに4時間働くというペースでずっとやってきました。冬場はそれで1日1.2万円程度、配達員が増えた3月頃は1日1万円くらいの売上でした。この売上には満足していましたが、毎日くたくたになって帰ってきます。

帰りの電車では寝落ちすることもたびたび。帰ってきてから文章を書くなんて余裕もありません。下手するとシャワーも浴びずに寝てしまうこともありました。2時間の休憩も食事をして文章を書いてとあっという間ですし、文章を書くためにお店を探してと慌ただしく。

これは長く続けられないと、わたしは自分の体力に見切りをつけました。少なくともわたしの体はUberEatsでの8時間労働には耐えられません。8時間労働そのものは乗り切ることができますが、それによる消耗が激しくて自宅仕事もはかどりません。

だとすれば時間を短くするしかないわけです。マラソン大会の多くは6時間制限で、それくらいなら毎日でも走れるかなと思ったので、とりあえず6時間の稼働にしてみました。そうなると2時間の休憩がもったいない。

15時から17時はそもそも注文の少ない時間でしたが、新型コロナウイルス感染拡大以降はその時間でも注文が入りやすく、しかも現金対応もしているので今はほぼ休みなく働けます。じゃあ11時から17時までの6時間働いてみようかなと。

7日間連続稼働で7万円の売上達成

すでに最初の画像で結論は出ていますが、7日連続稼働で売上は72,038円でした。雨の日が続いたので稼ぎやすかった可能性もありますが、実質の稼働時間が約36時間で売上が約7.2万円ということで時給換算で2,000円です。始めたばかりの頃は時給換算で1,600円とかだったので、レベルアップしてますね。

もちろんタイミングの問題もあります。昨日は1.3倍のブーストもついていましたので、1回の配達が800円を超えることもありました。反対に火曜日はなかなか鳴らずに銀座から新宿までただ自転車を漕いでいるだけの1時間という日もありました。

ただトータルで均すと1日1万円と計算通りになります。会社勤めが8時間労働だとすると、4.5日分の労働ということになります。同年代でそれなりの仕事をしている人よりは稼いでいません。でも東京で年収200万円なんて働き方をしている人よりは余裕があります。

誰でもできる仕事なのに。

UberEatsの配達に特別なスキルはいりません。体力は必要ですが、1日50km程度電動自転車を漕げればいい。42.195kmを走るよりも簡単です。それで独身なら生活していくだけ稼げるのに、現実にはお金に困って命を断つ人がいるわけです。

何億円という借金があっても、自己破産してUberEatsで配達すれば人生のやり直しが効きます。これって何気にすごいことだと思いませんか?アルバイトのように面接もありません。タワーマンションで暮らす人のように贅沢はできませんが無理なく生きていけるんです。

目標は1日1万円で30日働けば30万円の売上

6時間と決めたのはもうひとつ理由があります。6時間でも15配達くらいできれば、インセンティブも含めて1日1万円くらいの売上になると予想していました。疲労がそれほど残らないなら、30日連続で働くこともできます。わたしは休みが欲しいタイプではないので、きっと30日配達し続けることもできます。

ただ、現実にはライティングのお仕事もランニングトレーナーのお仕事もあるので、実際には30日連続デリバリーをするということはありません。ただ、ライティングがない日も1日1万円の売上があるならかなり助かります。昨年末にちょっとまとまった額の投資をしたので。

UberEatsの配達をしていなかった昨年は、ライティングがないときには1ヶ月ほとんど稼いでいない月もありました。投資をした結果、返済があるのでなんとか稼がなくてはとなり、UberEatsの配達を始めたというのもあります。その結果が、身を助けてくれているのですから不思議なものです。

売上が30万円なので、実際の手取りはまた変わってきます。さすがに今年度は余裕で非課税所得帯を脱出しますので所得税も住民税も発生します。国民年金も国民健康保険もかかりますので、手取りで25万円くらいでしょうか。

投資した額の支払いはあるものの、遠征がまったくないので出費がかなり抑えられています。無理なく返済もできており、それどころか自宅にある古いガジェット類も徐々に新しいものに切り替える余裕もあります。

収入よりも書くことに集中できる環境が嬉しい

収入が安定したというのは、生活をする上でとても重要なことですが、それよりもありがたいのが、疲労困憊での帰宅ではなく、脳も身体も余裕がある状態での帰宅なので、帰ってから書く仕事ができます。体力を消耗したくないので朝ランはしていませんが、朝5時30分に起きてすぐにライティングをしています。

それでいて睡眠時間は7時間を確保しています。起きている時間で働いていないのは電車の中と食事とお風呂タイムだけ。こういう環境は嫌いじゃない。むしろ好きかもしれません。やることを一つひとつやっていけば1日が終わる。

その中でもやりたいことがあり、新しいアイデアも浮かんできます。1日を消費しているのではなく、確実に前に向かっている。体力も十分にあり、収入も不安にならなくていいくらいはある。文章を書く時間があと1時間あればいいなとは思いますが、それはこれからの課題。

わたしは「書くこと」で未来を切り開いていますが、人によってはスポーツでもいいわけです。マラソンでもサッカーでもいいんです。20代でUberEatsをしながら夢を追うなんてことだってできる。欲を出さずに1日6時間の配達で終わらせておけば。

もちろん、6時間でどれくらい疲労するか、どれくらい稼げるかは個人差があります。でもわたしの稼ぎが特別というわけではありません。これ以上稼いでいる配達員はいくらでもいます。もう貧乏しながら夢を追う時代ではなくなっている。逆に東京で低賃金で働く必要もないわけです。

まとめ

1日6時間の配達で1週間働き続ければ7万円の売上になるUberEats。これをどう解釈するかは人によって違いますが、大げさに言えば生きる希望になるんじゃないかなと思っています。誰にでもできる仕事だとは言いませんが、東京で十分に稼ぐことができます。

それも疲労感もあまりなく、自分の好きなことに時間も使える。ランナーなんて1日の練習時間はどれだけ多くても3時間くらいがいいところ。だったら、空いた時間にUberEatsの配達をして生活費を稼ぎ、台湾の大会に出場して賞金を得るなんてこともできます。

ただ地位は労働者の最下層みたいなところがあり、様々なところから蔑んで見られます。それと同じくらい感謝もしてもらえるので、わたしにしてみればプラスマイナスゼロだと思っていますが、地位や名声が欲しい人には向いてないかもしれません。でもそれはUberEats以外で得ればいいもの。

生活のための仕事だと割り切ることができれば、これは面白い働き方です。もし明日会社が倒産しても、UberEatsをすれば生活は続けられます。次の仕事が見つかるまでの社会のセーフティネットにはなるわけです。そういう意味で知っておいたり、経験しておいたりするのはいいことだとは思います。

正直同業者は増えすぎて欲しくはないのですが……

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