迷いが作業を遅くする【頭で考えているうちは初心者】

宿の仕事も10日目が過ぎました。仕事のメインは夜の宿直なのですが、自動チェックイン機の操作サポートや館内説明、遅くに予約してきた人のために部屋を作り直したりと、それはもう多岐にわたるわけですが、こちらはそれほど問題ありません。

仮眠中のトラブルで起こされるとちょっと大変ですが、それが宿直の仕事なので仕方ありません。基本的には目の前の状況に合わせて動くだけなので、そこは私の得意分野。最初は戸惑うこともありましたが、臨機応変に動けるようにはなってきました。

私が苦手としていたのが部屋の清掃。宿の部屋の清掃は、髪の毛1本でも落ちていたらアウトなわけで、徹底してきれいに仕上げなくてはいけないうえに、1部屋あたりに与えられた時間が短い。なのに私はとにかく時間がかかります。

ただ、今回最初の朝になぜ遅くなるのかを自分なりに考察しながら作業をした結果、ほんの少しだけ手早く仕上げられるようになりました。それが今回のブログのテーマで、結論は「迷い」をなくすことが大事というお話。

これまでも何回か宿直の仕事と部屋の清掃もしていますが、いつもは連休中だけとか、1週間だけとかだったので、とにかく掃除が遅いなりにも「がんばって」終わらせるようにしていました。言葉だと伝わりにくいのですが、パワーで押し切る感じです。

でも、それって数日ならなんとかなるのですが、消耗が激しいので10日以上になるとどこかで破綻します。もっと技術の部分でなんとかしなくてはいけないと、試行錯誤をしてみた結果、私がたどり着いたのが「迷わない」ということ。

とにかく迷いなく、決められた方法で淡々と作業を進める。ちょっと思考停止みたいな伝わり方になりそうで嫌なのですが、でも実際に深く考えることはしないかもしれません。決められた場所を決められた手順でひとつずつ終わらせていく。

これまでも決められた通りに作業をしていましたが、ちゃんとできたのか気になってしまって、何度も同じ場所を見直したりしていましたが、その行為を完全に取り除きました。何度もチェックし直さなくてもいいくらい、1発で正しく終わらせるわけです。

もちろん、それができないから初心者なのであり、経験値がないのに迷いを取り除くなんてことはできません。でも迷っているうちは、どうしたって時間がかかります。料理でも頭の中にあるものは手早くできますが、レシピを見て作ると、倍くらい時間がかかるのと同じことです。

これって部屋の清掃に限ったことではなく、あらゆることに通じることなのかなと。機械設計もライティングも、ランニングも同じで、まずは頭で理解しようとするけど、ある程度のところまできたら手足が勝手に動き出す。自転車を漕ぐのに、慣れてしまえばあれこれ考えないのと同じで。

ランニングのドリル系トレーニングも同じですよね。頭で考えているうちは無駄が多くて、効率よく体を鍛えることができません。だから最初に目指すのは、頭で考えなくても正しく動けるようにすること。その意識がとても大事な気がします。

いずれにしても、掃除のスピードはほんの少しだけアップ。ここからもうワンステップ上げたいところ。そして昨日はいつもと違うベッドのある部屋の掃除をしたら、やっぱり迷いが……迷わないようになるというのは、ある意味、永遠のテーマなのかもしれません。

RUNWAY練習会開催中

効率のいい体の使い方を中心とした練習会を毎週水曜日に日比谷で開催しています。記録が伸び悩んでいる人や、ケガをしにくい走り方を身に着けたいという人のための筋トレ&走り方講座中心のトレーニングを行っています。

日時:毎週水曜日19時〜20時30分
場所:国立競技場外周
参加費:2,000円(第1・3水曜日は無料)
申込:こちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次